ブラッディーシーザーって知ってる?

最近は行きつけのショットバーが無くなってしまいショットバーには通うことが無くなってしまったのだが、以前はとにかくショットバーに通っていた。

それも祇園にガスライトと言うショットバーがあってここがとにかく好きで良く通っていた。

そして、酒は弱くないので基本的にはマティーニや今の時期だとギムレットを好んで飲むのだが味変でブラッディーシーザーを良く頼んでいた。

ただブラッディーシーザーにはクラマトと言うトマトジュースが必須なので、普通のトマトジュースを使った場合はブラッディーマリーになってしまう。

クラマトはカナダのトマトジュースで牡蠣のエキスが入っているトマトスープの素になるトマトジュースで普通にのでもかなり旨いトマトジュースだ。

これは、大黒屋に売っていて、流石世界の缶詰を用意している店だけ有って何でもそろえる事ができたが、今もあるのかは未チェック

大抵のショットバーにはクラマトを用意してないので馴染のショットバーになると俺がブラッディーシーザーを飲みたいと言ってもクラマトが無いと言うのでいつも行く前に5本くらい持参して余りを店に寄付すると言う事が出来ていた。

まぁとにかくブラッディーシーザーは旨い

今振り返ると、俺、結構トマトジュースが好きだったみたいでブラッディーシーザーを始め、ブラッディーマリーにレッドアイと好んで飲んでいたなぁと思い出した。

なんか最近はハイボールがメジャーになって一時期レッドアイが流行ったこともあり、気の利いたショットバーだとレッドアイを作るときに最初にシェイクしたトマトジュースを入れて、その上からビールを注ぐとピンク色の泡になると言う事を知らない店が多い。

更に、トマトジュースをシェイクすると言う事を知らないバーテンも多い。

可能なら、トマトジュースをシェイクしたレッドアイ、ブラッディーマリーとトマトジュースをシェイクしないで作ったレッドアイやブラッディーマリーを飲むと解るが、濃度の濃いトマトジュースなんかでカクテルを作る場合はシェイクするのが一流のバーテンダーなので何も言わずにブラッディーマリーかレッドアイを頼んでトマトジュースをシェイクしなかったらその店のカクテルは全般マズイだろうと思う。

それに思い出すと、今時期はフローズンカクテルも良く作ってくれて、その際、スイカやメロンなどフルーツカクテルを作る際、ちゃんとそのフルーツで氷を作って用意していてそれをフローズンカクテルにしてくれるので凄く手が込んでいる。

その際、ジントニックとか良くあるカクテルを頼む際、冬に頼むレシピと夏に頼むレシピを変えていて1年中同じ味だと思っていたらそういう細かい気遣いで柑橘系の量を調整していて、夏は少しだけ多め、冬は少しだけ少なめで作るそうだ。

そうすると1年を通して飲み客としては同じ味わいで飲めるのだが気づかなかった...

まぁそういうカクテル談義が出来る店が今は無いのでショットバーには余り行かなくなったと言うことだ。

今は、先斗町にあるドーリーと言うショットバーがあって唯一話のわかるバーテンがいて、昔、ジェームスボンドマティーニを冗談で注文したら、なんとリラブランがちゃんと用意してあってしっかりとジェムスボンドマティーニを飲むことが出来てちょっと感動した。

リラブランはフランス産でなんでもフランスに友人がいるそうでたまたま用意していた様で、そこに俺がジェームスボンドマティーニを頼んだのでお互いにテンション上がって話が出来たと言うことだ。

トマトジュースの話でカクテルの話になってしまったが、1つカクテルで注意する必要があるのはトムコリンズでトムコリンズというカクテルはウィスキーを炭酸でわるいわゆるハイボールだ。

ところが一般的に飲めるのは「コリンズ」で「トム」は付けてはいけないカクテルを飲んでいる。

トムコリンズというカクテルはラッフルズホテルのレシピではオールドトムジンを使う必要があって、オールドトムジンを使わないトムコリンズは単なるジンコリンズと言う事になる。

グラスもコリンズグラスというのがあってちょっと細長いグラスでこれに入れないとそのカクテルにはなわないので、普通のグラスに入れた場合は単にハイボールとかそういう名前にしなければならない。

カクテルというのは以外に奥が深くて知れば知るほど面白いのだが、この拘り、酒飲みのうんちく遊びが出来るショットバーが今は見つからないなぁと思っている。

またショットバー探ししようかな。

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