予算5万円で機械式時計

そろそろ、おもちゃみたいな時計を払拭して、まともな時計を買おうかと思って、予算5万円を捻出した。

元々ロレックスのデイトジャストをしてはいたのだが、いろいろとお金が入り用な時期に質屋に25万円で買い取ってもらったので、それ以降、良い時計をしたことがなかった。

当時買ったデイトジャストは60万円オーバーしていて16233Gホワイトローマンだ。

この記憶が払拭できず、買うならまたこの時計と思っているのだが、さすがに60万越えは今は無理だ。

しかし、クウォーツでは味わえない機械式のなめらかな秒針の動きは心地よく、予算5万円で機械式が買えるのか、ネットで検索してみたところ、5万円どころか、1万円程度で機械式が売っているではないか。

これは全く知らなくて、マジか!と思った。

とはいえ、ロレックスの機械式を知っているわけで、実際に店頭で確かめたくて、ヨドバシカメラの行ったことのない時計売り場に行ってみたのだ。

すると、そこそこ広い時計コーナーには、ソーラー時計やら電波時計やら、8割はクウォーツだったが、2割くらいは廉価版の自動巻きもそこそこの量、見つけることができた。

しかし、ネットで1万円程度の機械式はすぐに壊れるとか、時間の狂いが酷いとか、見受けるので、おそらく値段なりなんだろうなぁと思って、3万円位から5万円程度のもので、SEIKO製の機械式ならまだ信頼できるだろうと言うことで、SEIKOの機械式前提で、他のメーカーと比較しながら検討した。

まず、カシオは機械式を出してない、日本製でSEIKO、シチズン、オリエントと3社に絞り、SEIKO5と言うSEIKOの海外向けブランドも対象にした。

本命は、SBDC033のSEIKO プロスペックダイバーを基準に、これに対してアドバンテージのある時計を検討してみた。

すると、以外に、国内製のダイバーだとSEIKOが独擅場(どくせんじょう)だと言うことが分かったので、SBDC033に決めようと思い、価格は定価6万円で税込みの販売価格は45,300円でヨドバシポイントもつくので、実質4万円そこそこだった。

ダイバーと言えば、青サブと言いたいところだが、青サブは120万円もするので、一発Androidアプリを当てないと買えそうもない。

なので、妥協ポイントとして23石で機械式でダイバーで200m防水、ねじ込み式リューズで、リューズは4時位置になっていてこれはいい感じだ。

キャリパーは6R15で、機械式ファンにはなかなか評判が良くてマイスター公認高級時計師のお墨付きだそうだ。

まぁデイトジャストのキャリパーはCal.3135で31石なので6R15は23石と8石少ないので、なめらかさで言うと、スムーズさは微妙かもしれないが、実際の見た目ではあまり分からないので良し。

機械式の3万円程度のものと、5万円程度の違いは、リューズを引き出したときに、秒針が止まるかどうかで見分けがつく。

安い自動巻き時計は、リューズを引き出しても秒針が止まらないので、そのまま時刻合わせをすると、機械が損傷しやすくなってしまうので壊れやすいわけで、6R15は秒針ストップ機構が実装されているので、リューズを引き出せば、秒針が止まるので、ちょっと安心だ。

まぁINVICTAと言うアメリカ製の完璧な青サブもどきも定価3万6千円で実質3万円程度で手にはいるので、SEIKOのSBDC033も、どうせならここまで寄せてくれれば、青サブコピーで品質も良いので人気が出るとおもうのだが、さすがにSEIKOプライドが許さなかったのか、青でもちょっと控えめな青で、青っぽい黒と言う色味なのでちょっと寂しい感じがする。

オリエントも青サブもどきを出しているが、こちらはもっと安価で1万円以下で買える様だ。

とはいえ、今回ようやくまともな時計を探そうと思って久しぶりに腕時計をひもといて、昔ロレックスをいろいろと研究したもんだが、やっぱりデイトナが格好いいけど、俺は青サブかデイトジャストが欲しいなぁとは今でも思っている。

今回、予算5万円も出せば、かなりいい買い物ができる事が分かった。

1万円程度の時計を壊れるまで使うくらいなら、5万円の時計を大事に使う方が長持ちする事も分かったし、久しぶりに時計をいろいろと眺めてちょっとわくわくした。

時計って填まるアイテムだよなぁ...

で、結局SEIKOのプロスペックダイバー SBDC033に決定した。

しかし、実際に腕にはめてみたところ、バンドが安っぽくて見た目には分からないだろうが、それは、ロレックスのバンドとは比較にならないくらいの安っぽさだった。

そこで、バンドの交換をする事にしたわけだが、ヨドバシカメラには良いバンドが売ってない

のだ。

でいろいろと探して見つけたのがタイコノートと言うバンドのメーカーで20mm TAIKONAUT メタル時計バンド ステンレススチール エンドミル ブレスレット

と言うのを見つけた。

これが、SUMO 033対応と言うことで、SEIKOの輸出向けダイバーはSUMOと言う愛称がついているらしく、SUMOと言うキーワードで探すといろいろと見つけることができる。

しかし、このバンド、Amazonだと3万円超える価格で設定されていて、楽天で探すと13,500円だった。

一体この価格差は何なんだろうと思ったが、5万円程度の時計に3万円のバンドはちょっと高すぎると思うが、13,500円なら足しても時計の定価くらいになるわけで、時計を定価で買ったと思えば妥協できる。

このバンドに交換する事で、ワンランク上のSBDC029の定価12万円のプロスペックダイバーに匹敵する品質には見えるのではないかと思う。

SBDC029とSBDC033を直接比較すると、やはり定価が倍違うわけで、見た目の締りが全然違うのでちょっと悲しくなってしまう。

ベゼルが交換できればなんとかなるのかなぁとは思うがまぁしょうがない。

ただ、この画像はSBDC033の純正のバンドがついているのだが、SBDC029と比べてみると、真ん中のプレートが疑似3連で、駒ではなく板になっているのだ。

SBDC029のバンドは駒だろうから、それなりに質感もあって見た目もいい感じに高級感があるが、SBDC033のバンドは疑似3連なので、駒ではないためその分軽く質感も板っぽさが見て取れる。

ちなみにどちらもキャリパーは同じ6R15なので時計の基本性能は同じではあるが、SBDC029のケースはチタン製でちょっと軽いが、ベゼルのギザギザ感が高級感があって良い。

なので、こうして画像はSBDC001だがバンドを交換するとちょっと質感も上がってましに見えるのでいい感じになるのだ。

廉価に押さえるために、バンドの品質を落としていると思って良いのではないだろうか。

なので、いろいろと吟味した結果、廉価で妥協しなくてはならないのは、ズバリ、ベゼルの質感で、これはそうそう交換できそうもないし、SBDC029のベゼルがそのままつきそうな気はするのだが、色味が黒しかないのでせっかくネイビー色にしたのに意味がなくなってしまう。

まぁベゼルは追々ネットで探しまくってみようとは思うが、当面は満足できたかな。

ちなみに、今嵌めているのはミシェルジョルダンの1万円ちょっとの、MJ-7700だ。

これ、文字盤が超でかく、48mmもあるのですごく見やすくて気に入っている。

おもちゃの割には30m防水で、クウォーツなので時間も思ったほど狂わなくてまぁまぁ正確ではある。

2年ほど使っているが、壊れたこともなく、そういえば時間も修正した事がないなぁ...

あっ一回電池交換したからそのときに合わせた程度だが、まぁ良い時計だと覆う。

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