やっと俺のLボアが戻ってきた

俺のYTR-739Tがようやく退院してくれた。

3番シリンダーの戻りが悪くなりすぎて、演奏中に音を外すことが頻繁になって、ただでさえ音を外すのに、それに輪をかけて音を外すし、さらに1stパートで音を外すと結構目立つ!

仕方なしに、3番は特に入念に、1番と2番もついでの調整し直してもらおうと、入院を決意した。

2週間くらいかと思いきや、3週間ちょっと時間をくださいとのことで、了承したわけだが、3週間ともなると、練習日に楽器が無い状態になってしまうので、今回YTR-6320Sを買ったのだが、違いはLボアとMLボアだけでは無く、各パーツの拘りが違うのだ。

まず、フィンガーボタンの厚みが739Tは厚いが6320は薄いので、ちょっと安っぽく見えてしまう。

ここは、なんだかボタンがくっついてると言うのと、ボタン!と言うのでこれだけで、楽器のランクが分かってしまう。

それと、右小指をかけるフックの形が違う。

739Tはフックが小さく、土台の上にフックを溶接しているのだが、6320は、フックそのものを直に、管に溶接している。

この辺が音へのこだわりだと思う部分なのだが、指などが触れる部分で振動を止めない様にすると言う配慮だと思っている。

他にも、ウォーターキーの指で押す部分の加工が、6320はつるつるだが、739Tはざらざらの滑り止め加工になっている。

マウスピース側のベルとマウスパイプの接合部分も739Tはマウスピース側のちょっと手前で、6320は少し離れている。

この接合部分は結構重要で、手前にあるとハイノートが多少出しやすくなるようで、カスタムでわざわざ手前に移動させる人もいるのだが、この辺は楽器のバランスにもよるので、なかなか調整が難しいと思う。

あくまでも素人の50の手習い的には、見た目重視で、退院してきた739Tがやはり俺のメイン楽器になるのだが、LボアとMLボアの違いを思う存分確認する事が出来た。

ボアの確認はYAMAHAの場合はシリンダーを抜くと、番号の下に書いてあるので確認出来る。

今まではLボアしか無かったので違いを知ることがなかなか無かったのだが、Lボアは確かにコントロールが難しい気がしてきた。

同じ曲を吹いてみたのだが、MLボアは譜面通り指を押させていけば、譜面通りの音がだせるって当たり前なんだが、Lボアの場合はさらに意識してその音をイメージしないと、音が外れる事がしばしば...

倍音と言うのだろうが詳しいことはよく分からないが、気合いを抜くと、倍音によって音がずれてしまい、シェイクをするつもりも無いのにシェイクがちゅうと半端にかかってしまう感じになる。

この辺がコントロールが難しいと言われる所以なのかどうかは分からないが、Lボアしか吹いたことしか無かった俺にとって、なるほど、ボアの違いってたったコンマ2mm程度の差なんだが、全く違う個性を感じた。

さらに、6310ZとかになるとMボアなんで、これもちょっと吹いてみたいと思っていて、3本目、良い中古を探している。

どうせなら8310Zかとも思うのだが、まぁ予算的にも6310Zが良いだろうな。

他の違いはベルサイズと材質、構造なんだが、739Tはプロモデルでありながら2枚取りの量産型の部類にはいるのか、ゴールドブラス2枚取り123mmベルだ。

シルキーB3コピーと言われる所以なんだと思う。

対して6320Sはイエローブラス1枚取り、127mmベルだ。

1枚取りと2枚取りで大きなベルはジャズにはもってこいで、ソロなんかで近なりするので良いのだが、739Tはどちらかというと吹奏楽系なんだなぁと吹き比べて思った。

なので、実際、今はビックバンドジャズなんで、6320を持って行く方がベストなサウンドを奏でられると思うのだが、739Tがどうしてもしっくりしていて、迷いどころだ。

周りはスタンダードモデルばかりなので、そういう意味では739Tの方が音色が合っているので、それで良いのかなぁとは思っている。

まぁ昔はどれでもラッパは同じだと思っていたのだが、ちょっとした仕様の違いで異なる吹奏感になることを痛感しているところだ。

でも、ラッパを復帰する際に買った、今は姪っ子にあげたYTR-2335Sだが、これは支柱がある、スタンダードモデルでMLボアで支柱ありのタイプを吹いたときの息の抵抗はすごかった。

なんか、詰まるというか抜けないというか、力を抜いて軽く息をいれて優しく吹かないと響かない感じだ。

同じMLボアの6320は739Tとどちらかと言えば近くて、思いっきり息を入れても鳴るし、軽くもふける結構自在な吹奏感なので、これは支柱のあるなしが影響している様に思える。

やっぱり、支柱無しの方が俺にはしっくりくるようだ。