LANケーブル自作キット

これが、2980円程度で変えた自作LANケーブル作成キットだ。

早速爪の折れたケーブルを修復するため、練習がてら作ってみたのだが、思いの外簡単で、実際一番右のレンチ一つで全部問題なく作成できる事が解った。

それ以外は皮むきや切断用の道具なのだが、レンチにも切断や皮むき機能があるのだが、切断専用のはより扱いやすくなっていると言う感じだろう。

しかし、真ん中の白いのが意味不明

先を押し込むとカチッとなって先端のハサミみたいな部分が閉じるのだが一体なにに使うんだろう。

しかし、練習に作ったケーブルはCAT5のケーブルだったようで、買ったCAT6のケーブルはヨリ線で芯がある硬いタイプで全く仕様が違うのだ。

となると、ヨリ線戻しとニッパーが必要になってくるので、このキットでは足りなかった。

ニッパーは持っているのがちょと大きいものなので、小ぶりのマイクロニッパーを調達した。

もう一つの太めの千枚通しの様なのがヨリ線戻しに使うクジリと言う道具で、主な用途は穴開けや目印様にポイント傷を付ける道具でステンレス製の物で作りも良いものだ。

サンワサプライから「スパイキ」とか言う名前で出ているのだが、どうもオモチャのようで質感が悪そうなので、ホームセンターでちゃんとした工具として購入したが600円もする。

結局LANケーブルキットで使えたのは、メインのレンチと黄色いプラスチックの皮外しでこれは結構使い勝手良し。

後は、LANケーブルテスターだけで良くて、足りない物はヨリ線戻しとニッパーにメジャーかな。

本当に実践で必要なセットとするとこんな感じだろうか。

メジャーは金属製だと扱い難いので俺は布製のメジャーが使い勝手が良くて、LANの配線をおおよそ測るのには向いていると思う

それに、レンチのカッター部分もよく切れるのだが、CAT6の芯を切るすべが無く、この標準のキットではCAT6に対応してないと言えるので、別にニッパーが必要だ。

結局、レンチとLANテスターと皮むきとピルケースの4つしか残らない。

一杯入って使えそうかと思ったが、個別に買った方が良かったかもしれないが、忘れていた、これを全てチャック付きのケースに収めているわけで、持ち運びに便利なケース付きと言う事なので5点セットだと思った方が良いかもしれない。

まぁマイナスとブラスのドライバーは使えなくも無いが、系が小さいのでどうだろうか。

結局2500円のセットにマイクロニッパーとクジリで3千円かかるので5千円はかかるという事だ。

安かろう悪かろう、まぁ始めてのLAN工事、勉強になった。

その後、付属のLANケーブルテスターが故障!!

工事に必須だったので即ヨドバシカメラへ行ってエレコムのLANケーブルテスターを買うハメになってしまった。

買ったのは「LD-RCTEST3」で付属の形の物は700円代で売っていたけど同じ物なので止めた。

最初からスイッチ部分の決まりが悪くて安物だなぁとは思ったが、ケーブルの結線がわかれば良いと思って安物で十分だったはずなのに、それすら機能しなくなった。

最終的に使えたのはレンチ(これもちょっと不安だが)と黄色い皮むき器とドライバーだけだ。

真ん中の白いのはパンチダウン工具と言って壁にLANケーブルを設置する際に使う道具らしくて、俺が使う事はまずない。

初心者向けのセットとあるが、パンチダウン工具はそもそも不要だと思うので、これは単に初心者騙し用の不要品を集めたセットと言えた。

結局、レンチ以外、個別にそろえる事になってしまい、レンチ自体も個別に買った方が良さげな物が買えた気がするがしょうがない...

ヨドバシカメラでヨリ線戻しのスパイキも売っていたが800円もしていた。

中身は俺が買ったクジリと何が違うのかわからん。

LANケーブルの自作を甘く見ていた。

市販のケーブルのプラグの交換程度なら特に問題は無かったのだが、完全に1本自作しようと思うとこれが超難しい。

いまだに1本も作れていない

CATE6の場合、ロードバーが無いとほぼ失敗する

失敗するのは良いのだが、買ったプラグが爪が折れないプラグで一個100円近いので一回失敗する度に100円を失う高い授業料になっている。

後付けで買ったロードバーも100個入りで2500円程するので一個25円だが、これを使ってようやく1本作る事ができた。

折れないプラグを買ったけど心が折れた...

作れたのは良いのだが、結線のチェックが難しくて、まず片側を作ったところで、それが完璧なのかを判断する方法がないのだ。

なので、入り口を作って出口を作るわけだが、失敗していた場合、入り口が悪いのか出口が悪いのか両方ともやり直さないと検査出来ないのだ。

長いケーブルの場合、大元を言ったん完璧に作ってから切らずにプラグを付けてそこで検査してOKなら、長さを測って片方を作ると言うやり方をしないと検査しようがない。

最も、最初の完璧な一個が出来たかどうかが難しく、ロードバーを使わないと、ヨリ線の場合はほぼ素人では作成出来ないのではないだろうか。

ロードバーだけ別売りであったので良かったが、最初から付いている物を買わないと面倒な事になる。

それに結局自作LANケーブル作成キットは全く意味が無くなって、レンチとピルケース位を残して後は入れ換えた。

真ん中のLANケーブルチェッカーは重要でこれが無いとちゃんと作る事ができたか確認出来ないが、最初から入っていた700円程度のテスターは直に壊れて使い物にならなかった。

後は細々と入っていた黒いケーブルの皮むき器とかは使いづらくて黄色い皮むき器があれば十分でこれ単品で700円くらいしていた。

ニッパーは当初マイクロニッパーを入れていたのだが、CAT6の芯をを切るには口が狭すぎて普通サイズのニッパーにした。

それとメジャーはあえて布製の柔らかいタイプの物にした。

このセットが最終的に素人が自作でLANケーブルを作る場合に必要最低限の組合せではないかと思う。

ネットの情報などで自作LANケーブルが簡単に作れるなんて情報は嘘っぱちでおれはそこそこ器用だと思うが、それでも失敗を繰り返す事になった。

商売柄、俺には必要な道具となっているが、一般的には市販のケーブルを買った方が絶対安上がり間違い無い。

ここまで来るのに爪の折れないプラグ20個は失敗したと思う...2000円!

しかし、ロードバーを使い始めて未だ失敗してないので重要な部品だと言う事が良くわかる。

最初から付属しとけって思うが、失敗の原因はケーブルを突き刺すとき、ロードバーが無いと、cate6のケーブルはよじれているので、プラグに押し込んだ時によじれて、的を外してしまうので、ヨリ線を長めにしておけば上手くいくとは思うのだが、そうすると、今度はかしめたときにプラグに圧着出来ないので意味が無い。

ロードバーがあると押し込んでもまっすぐにしたヨリ線がその状態を維持してくれてまっすぐ突き刺さるので失敗しなくなったと言う理屈になるのだろう。

まぁ素人が手を出す様な仕事では無かったが、高い授業料だったが勉強になった。

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