今までトランペットを続けてきたがコルネットを吹いたことは一度も無い
吹奏楽の時代にでもコルネットパートは存在しない部だったのでトランペットしか知らなかった。
フリューゲルホルンはプレイテックの激安フリューゲルホルンを入手してバルブの手直しを随分とやったおかげでまともに使える楽器に仕上げる事が出来たのでまぁ満足した。
そして、トランペットは憧れの日野モデルを手にしたのでこれで大満足したものの、BACHのストラディバリウスの吹奏感に感動してプレイテックのこれも激安トランペットを入手して吹奏感に関してはほぼ満足の仕上がりにはなった。
そのとき、ふとコルネットって吹いたことが無いなぁと思って、トランペットパートでブックバンドの時はFLと書いてあってフリューゲルホルンで演奏する曲を見てきたが、CRと書いた楽譜は見たことが無いし、そもそもコルネットってトランペットの小さいのと言う認識でしかなかった。
調べてみるとロングコルネットやらソプラノコルネットやらと色々あって、トランペットの祖先と言うこともわかった。
そこで、コルネットをとても吹いてみたくなってしまったのだが、コルネットもトランペット並みにそうそう安くは無い。
なので、プレイテックのコルネットに白羽の矢を立てたわけだが、この銀メッキのコルネットがとても良さそうに思えて仕方が無いが情報がないのだ。
前に、PTFL-300とかPTTR-300Sとか300番台の楽器がよさそうだし、銀メッキのSが付く型番の楽器は出来がよさそうだ。
しかし、コルネットにはPTCR-200、200Sと200番台なのがちょっと気になるが、トランペットと同じ所なら信頼が出来そうだし、意外に銀メッキに関してはとても綺麗にメッキされていてかなり表面の仕上がりは良いと感じている。(トランペットをじっくり見た場合)
しかし、コルネットでしかも200Sの情報が見つからず、躊躇した。
キャロルブラスとかで7万円程度出せばきっちりしたコルネットはあるのだが、それでも7万円だすならプレイテックで買った方が安く済むし世間の評判は知らないが案外掘り出し物的な楽器が多そうで、今回買ったトランペットなんてものすごくお買い得だった。
ならば、コルネットもそうなのではと思いたくなるのもあって、ポチってしまった。
今週の練習に間に合いそうなので、このコルネットをじっくりと吹いてみてレビューを書いてみたいと思う。
まぁ格安楽器でピッチが合わないとか良く言われるが、じっくり観察すると原因がわかってフリューゲルホルンの場合、ボタン裏の綿が邪魔して押し込んでもハーフバルブ状態になっていてスプリングも強くこの辺をメンテナンスしてやると全く問題ない楽器に仕上げる事が出来ると言うことをやってきた。
PTTR-300Sのトランペットの場合はほぼ何もせずにまともに使えてこれは一番の衝撃的な驚きの激安トランペットだったわけだ。
まぁそんなに複雑な構造をしている楽器では無いので管の厚みと溶接箇所がしっかりしていればちゃんとした楽器になるわけで、肝心なピストン部の動きが良ければ演奏上の問題は無い事を証明してくれている。
なので、このコルネットも形をじっくりみているのだが、3番バルブに直角に管が接続されている形状のコルネットは少数派でほとんど湾曲して3番管に接続されている。
ほとんどのショートコルネットは画像の様に湾曲して3番管に接続されているが、このPTCR-200Sはストレートに刺さっている形状をしている。
YAMAHAのラインナップだと半々くらいで丸くなっていたりストレートに入っていたりとこのどちらかの形状になっている。
丸くなっているタイプのコルネットは巻きがキツい感じがして、まっすぐ入っているタイプのコルネットは緩やかに巻いている感じがする。
まっすぐのタイプの方が息の入りが良さそうで丸まっているのはほどよい吹奏抵抗がありそうな感じが見て取れる。
好きな日野モデルを販売しているメーカーのコルネットも丸まっているタイプだった。
Silkyのコルネットはまっすぐ刺さっているタイプになっていたので、まっすぐ入っているタイプの方がより息が入りやすいのかなぁとは思っている。
まぁネット販売なので試奏出来ない分不安はあるものの、今まで特に外れと思ったことも無く、普通に合奏で使えるので問題ないだろう。
激安楽器の購入で失敗しない見方が俺にはあって、激安の入門者様の楽器は買わない。
それは、3番スライドの指掛け位置を調整出来るタイプの楽器は買わない様にしている。
こういう、画像で解ると思うがピンクの枠で囲っている部分だが、これがエントリーマシンとして指かけ位置が調整出来るタイプのトランペットだ。
そもそも、このタイプの楽器はエントリーマシンとしての位置づけなのでYAMAHAの2330とかでも所々チープに作られていて、ピストンを外せば作りの安っぽさが解る。
なので、激安でさらにエントリーマシン的な要素のある楽器はまずどうにもならない。
ボタンは薄いしピストンの作りもしっとりせずにヒョコヒョコって感じだ。
プレイテックにもこのタイプの1万円程度のトランペットがあるが、それはおすすめしない。
なので、2万円程度の激安トランペットは激安の中でも高級機に位置づけされている訳なので、作りもそれなりにしっかりしていると思われる。
どうやったらPTTR-300Sが2万円程度で販売出来るのかのからくりは知らないが、人件費が安いだけではなしえない政治的な駆け引きもあるんだと思うわけで、そうそう作れるものではないと思う。
コルネットもPTCR-200は3番スライドの指掛けが調整出来るエントリーモデルで、200Sで普通のモデルになっているので楽器としての作りも良いだろうと想像出来る。
まぁ週末実際に手元に届いてからその辺りはじっくりと検証してみたいと思う。
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