PLAYTECH PTCR-200Sが届いた

プレイテックのコルネットが届いたので吹いてみた。

吹く前に、付属のマウスピースはものすごく鋭角でコルネットのマウスピースってちっちゃくてトランペットのマウスピースは入りもしない。

そこで、前に買っていたフリューゲルホルンのマウスピースが1cmくらい填まるのでかろうじて演奏に支障は無いのだが、これ、ピッチが取りづらいなぁと思う。

フリューゲルホルンのマウスピースだと出過ぎるのでそのぶんピッチを上げる必要があるのだが、調整の幅が無くなるので唇で調整する事になって面倒だな。

付属のマウスピースは鋭角過ぎて痛くなりそうだ。

写真でわかりにくいと思うが、右からトランペット、フリューゲルホルン×2,付属のコルネット用のマウスピースなんだが、内側の丸みがなさ過ぎて唇を痛めそうでイヤな感じだ。

右がYAMAHAの14E(S)で左が付属のマウスピースなんだが、付属のマウスピースは内側のカップにかかる部分にエッジがあるほど角張っているのが解るだろうか。

よくもまぁこんなマウスピースを付属させたものだと思うのだが、このコルネットを初めて買う人は他のマウスピースの事知らないわけで、そんな人に使わせようと言うのだから恐れ入るわけだ。

カップも深すぎるくらい深くて、YAMAHAの14Eよりさらに5mmくらい深い見た目でも解る深さだ。

しかしこんなフラットなリムを好む人もいるんだろうか。トランペットのマウスピースを何本か持っているけど、これほど平らでエッジがあるマウスピースなんか見たことが無いのだがありなんだろうか。

演奏出来ないことは無いけどなぁ.....

こんなマウスピースが付属と言うよりもおまけで付いてきたので急遽YAMAHAのマウスピースを買った。

しかし、マウスピースには拘りがあるのでトランペットもフリューゲルホルンもBest BrassでしかもGPでそろえている。

コルネットもBest BrassのCR-7XGPにしないとなんか落ち着かないのだが、高いので来月だな。

しかし、マウスピースの方が本体より高くなってしまう本末転倒な感じ。

で、本体なんだが、まず、ピストンは何の問題も無く快適に操作できるので良。

しかし、3番スライドが全く動かないし、ベルすれすれなのがとても気になる。

管の仕上がりかと思ったのだが、そうでは無くゆがんでいる感じで慎重に力をいれて上下左右に動かして、丁度良い感じに動かしながら調整してすんなり動くところで止めるしか無い。

本体から伸びているパイプが恐らく内側にまがっていて平行になってないのが原因だな。

本体側をまっすぐに調整してすんなり填まるようになると、今度は3番スライドのネジを目一杯閉めるとスライドに当たってしまいこれでまた動かなくなるので先をヤスリで削って短くするしかなかった。

少々時間を掛けて3番スライドをスムーズに動くように調整したのでかなりなめらかになったが、この調整はちょっと難しいので自分で調整するのはやらない方が良いかも。

少しやって動きが悪かったら、返品して交換してもらうのが無難だろうな。

バルブのボトムキャップは前に買っていたヘビータイプキャップが余っていて、手持ちの楽器全部に合わなかったが、同じ中国製だからか、この筐体にすんなりねじ込む事が出来たのではめてみた。

トップキャップのネジはこの筐体にも合わなかったのでボトムキャプだけ少し重くしてみた。

音色は抜群によくて、かなり吹きやすく、付属のマウスピースでも普通に演奏することは出来るがハードプレスする人だとこのマウスピースだと怪我するので注意が必要。

俺は、ハードプレスしない様にしているので大丈夫ではあるが、付属のマウスピースは使わない。

肝心のコルネットの機能としては音色も申し分ないし、コルネットを形容する柔らかく明るい響きと言うのはちゃんと表現出来ていると思う。

まだ、自宅なので全開でならしてないけど、ミュートなしで小さめに吹いた感じはとても吹きやすくて息も入りやすく重量バランスもかなり良い感じで気に入った。

作りは見た目は全く問題なくとても2万円そこそこの楽器には見えないのだが、調整しないと全く動かない3番スライドだけが気になる。

その他チューニングスライドは手前になるのだが、これはものすごくスムーズに動きすぎるくらいで2番の短いスライドも問題ない。

俺の好きなプロテクターは巻くことは出来るけど、下のマウスパイプと2番バルブも接続されているので、プロテクターをハサミで切って切れ込みを入れないと止められないので加工した。

全体的な吹き心地、吹奏感は申し分なくて早く合奏で使って見たいと思っている。
(後日合奏で使ったが、これはすごく良い。特にバラード系の曲なんかフリューゲルホルンに持ち換えるよりコルネットにした方が良いと思った。)

PTTR-300S程では無いが、このPTCR-200Sも立派な楽器で良くもまぁと言いたい。

信じられないと思うが、音色はかなり良い感じでトランペットより好きになりそう。

とにかく、トランペットもそうだが、このコルネットもピストンの動きはかなり良くて、スコンスコンと小気味良い。

出荷時にとにかくピストンだけは入念に検査しているのを感じるのだが、3番スライドが最初全く動かなくて抜けないのかと思ったくらい堅く、ベルすれすれでものすごく気になるのだがコルネットは初めてなのでみんなそんな感じなんだろうか。

とりあえず、コルネットとしては満足の一品で今後活躍しそうだし、こんなに吹きやすいとは思わなかった。

後は、ちゃんとしたマウスピースを買ったらバッチリ使える楽器になると思った。(なった)

結局マウスピースの方が楽器よりも高くなってしまいそうだ。

やっぱ、このデザイン格好いいね。

サイズはCR-7Xでベストブラスのマウスピースは同じ番手ならリムの形状は同じなので、単にカップの深さ違いとして利用することが出来るのがわかりやすくて良いのだ。

YAMAHAの場合、16か14を使っていたが、14でもABCとカップの深さ違いを用意したけど、全部リムのサイズが違っているので演奏中にへこうすると急に音が出なくなる事がある。

そして、フリューゲルホルンのマウスピースをトランペットで使う場合のアダプターもあるのだが、コルネット用のも別で用意する必要がある。

あえて必要ないかもしれないが、2万円もするマウスピースをコルネットだけで使うのは実にもったいないし、深いカップでトランペットを演奏するとトランペットの音色も変わるし、今のメインで使っているQUEEN BRASSのhinoモデルはどのマウスピースを付けても演奏しやすくてそれなりに音色の変化がわかりやすいので遊べるのだ。

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