プラスチックトラペットについて

俺の持っているのはこのHyTechと言うプラスチックトランペットなんだが、他にもTigerとかZeffや俺の好きなPlaytechからも発売されている。

これはPlaytechのプラスチックトランペットなんだが、形は大変いいのだが、バルブが特殊過ぎる。

このバルブはちょっとどうかと思うのだが、独特の形状で金属で出来ているのでそれなりに動きはちゃんとしていそうな気もする。

バルブ内部もほぼ金属製なので、耐久性などは確保されていそうなきもする。

しかし、普通のメタルトランペットとは異なる独自設計なので、それなりに音色を合わせるのは難しい様にも思う。

Tigerのプラスチックトランペットは実際に楽器屋で手に取って見る事ができたので色々と観察してきたのだが、ベルを接続している溝とか色々とだいぶ細かく部品を作って組み合わせたような形状で見た目がちょっとおもちゃっぽい感じは否めない。

Zeffのプラスチックトランペットはかなり良さそうだがベルトマウスパイプをつなぐ支柱は平たく幅2cm位の板で繋がっていて、裏は格子状のプラスチックそのまんまの見た目にちょっと安っぽさも感じてしまう。

バルブ内部のやはり金属製でこれは、スプリングも内蔵するタイプでしっかりしているかんじがする。

見た目などはどれも一長一短だが、一番高いHyTechは何も言わなければまず、プラスチックだと気づかれないほどメタル感を出しているのはちょっと良い感じかなぁと思う。

それに、マウスパイプとバルブに金属が使われており、バルブの上下のキャップもアルミ製でボタンもアルミ製と肝心な部分で耐久性が求められる箇所は金属が使われている。

ウォーターキーの耐久性も良さそうで、HyTechが初めてのプラスチックトランペットなのだが、新進気鋭のプラスチックトランペットの最前線と言ううたい文句も頷けた。

それと、HyTechの場合、音色などを周波数分析してメタルトランペットと比較してピッチの正確性に気を使って製造されている事からプラスチックでありながら4万円近くの価格設定をする強気振りも納得出来る音色だと思っている。

実際、どのプラスチックトランペットも一般的なメタルトランペットと遜色無く、見た目のインパクトもあり、プラスチックと言う素材の反応の良さもあってどれも吹きやすいのではないかと思う。

唯一、マウスパイプにも金属を使っているHyTechはもはやプラスチックだけのトランペットとは立ち位置が違う気もする。

トランペットの歴史を紐解くと、そもそも動物の角や骨、その前は土などで作られていた時代も長く、金属製でバルブ搭載で今の形に落ち着いたのは20世紀と言う事らしいのでそう考えると、今、トラペットを選んでみたら素材がプラスチックだったと言う考えに落ち着く。

ネット上でプラスチックトランペットってどうなんですかなんて質問も多く、また、その回答には吹きもしないで「所詮プラスチック」で知りもしないで適当な回答をしている連中も多く、少々憤る。

また、吹奏楽にも使えない、コンテストにも使えないだの適当に言われているが、合奏で使っても、飛び出す事も無くちゃんとメタルトランペットの中で演奏してもなんら問題を感じたことはない。

吹きやすいトランペットを探して辿りついたら材質はプラスチックだったと言うだけの事で、別に真鍮で出来てなければトランペットじゃないなんて事は全く無い。

例えば、クラリネットなんかアフリカン・ブラックウッドとか言う木製で作られている必要があるわけだが、プラスチック素材で作られているものを指してプラスチッククラリネットってあまり言わない様に思うし、フルートだって木製フルートもある訳で、フルートなんか特に種類の多い楽器で材質もまちまちだ。

そんな中トランペットに本物のクソもなくメタルだから本物、プラスチックだから偽物と言う定義はない。

飽くまでもトランペットと言う種類の楽器で華やかに輝かしい音色を持つ楽器であって、その素材が真鍮なのかプラスチックなのかは演奏した人の自由ではないかと想う。

過去に色々とおもちゃのトランペットが多く作られていたのでおもちゃ感覚が強く先入観もあるだろうが、もはやトランペットを作る素材にプラスチックを堂々と選択出来るレベルに到達していると言っても過言では無い。

実際にハイトーンもプラスチックトランペットはことのほか当てやすく抜群の反応の良さもあってかなりしっかり演奏出来る楽器に仕上がっている。

音色が薄っぺらなんて事も無く、普通にトランペットの求められる音色を奏でる事は出来る。

もはや、トランペットも素材で選ぶ時代になったって事ではないのだろうか。

プラスチックトランペット愛好家としては所詮プラスチックと言われることの無いような演奏を心がけ、どんどん使い込んでいこうと思っている。

勿論、メタルトランペットも好きでQUEEN BRASSのhinoモデルをこよなく愛しているわけだが、なんせ重くて...

その点プラスチックトランペットは軽くて持ち運びも便利で少々ぶつけてもヘコまないのも良いし、ABS樹脂性なので割れにくくて耐久性も良いし、錆びないしバルブオイルいらないし良いことだらけでデメリットはHyTechにおいてはあまり感じ無い。

操作性もメタルトランペットと同じYAMAHA純正のスプリングに交換しているので操作性は同じかそれ以上だ。

唯一チューニングスライドが落下したと言う経験を踏まえ、落下防止策をしたので欠点をほぼ解消出来た事もあって、今のところ自分である程度カスタマイズしないとここまでの事は言えないのかも知れないが、誰にでも出来る事だし、特殊な技術は必要無い。

手入れも簡単だし、吹きやすいので初心者にも是非買って欲しいと思うのだが、買ったままだとバルブの動きが渋いとか、スプリングが強すぎるとかあるのでその辺は調整しないとちゃんと使えない素材だと言う事を頭に入れて、買ったけどバルブの動きが悪すぎて使えねぇとか言わずに、ちゃんとメンテナンスして欲しいものだと強く思う。

わからない事があったらHyTechに関しては色々とメーカーと直接やりとりした経緯もあって結構わかったつもりでいるので聞いてくれ。