BestBrassのマウスピースに換えてしばらく経ったが、もうYAMAHAとか普通のマウスピースに戻る気がしなくなってしまった。
俺が持っているのは7X、7E、7Cで7Xはフリューゲルホルン用でトランペット用だとトランペットにしか使えずもったいないのでフリューゲルホルンと兼用出来る様にした。
基本的には7Cを使っていて、ちょっとしんどくなってきたら演奏中に7Eに換えている。
7Cと7Eではだいぶ音の感触が変わってしまって表現としては7Eに換えるとスゴく乾いた感じの音になる。
この乾いた感じの音はペラペラな音とよく表現されている様だが、これも吹きこなしているとトランペットなりのパリッとした音として演奏できる用になってくる。
7Cの方は中低音では優しく吹けば優しい音、ガツンとあてようと思えばガツンと当たる様に、素人の俺でも思ったようにコントロール出来る様になってきた。
7C改なので、アクセラレータ付きのタイプでカップは2段カップになっていて、これが結構壺に嵌まると拭きやすい。
アクセラレータは、プレスした際により小さめのカップに変えた様な感覚で吹く事ができるのでは無いかと想像する様に、ちょっと強めにプレスするとカップが小さくなると言う感覚を覚えると特に音が出なくなると言う事もない。
最もハードにプレスする事は避けているし、プレスすると俺の場合は音が出にくくなるのであて方は低音も高音もほぼ同じ感覚であてる様に心がけている。
しかし、このマウスピースはかなりのくせ者の様でBachの5Cを使っている人が周りには多くて、5Cは俺にはどうしても合わず、YAMAHAのマウスピースもBestBrassのマウスピースに換えてしまった為、リムが丸すぎる様に感じてきた。
そうなのだ、リムがフラットだとしっかりと唇をホールド出来るので俺には拭きやすく、YAMAHAのマウスピースだと丸みを帯びた感じなので、プレスが弱いとバテやすいのでは無いかと思った。
BestBrassもフラットとはいえ、痛くならないギリギリのフラットでここはよく設計されている様にも思った。
そうなのだ、BestBrassのマウスピースが苦手な人というのは傾向的にプレスが強い人が嫌がる感じがして、俺の楽団でBestBrass使っているのは俺だけなのでちょっと寂しい。
カップの浅いマウスピースだとプレスが強いと唇がカップに当たって音がいきなり止まってしまうのである程度の深さは確保しているのでは無いかと思っている。
練習で出せるのに、曲中にならせないと言う人は、プレスの加減が練習の時と曲を演奏している時に違っているのではないかと思うので、曲っぽい練習フレーズでハイトーンを練習するのが重要だと思っていて「はぐれ刑事純情派」がダブルハイEまであるのでハイトーンの練習に使っている。
短い曲でこの曲が上手く鳴らせるとその日調子が良くて乗ってくるが、上手く行かないと疲れが溜まっているので唇のバロメーターを計るのにも役にたっている。
本来HINOモデルの狙いの音は重たさなんだろうが、BestBrassのマウスピースで演奏すると狙いを外してBachに混じっても音負けしないバリバリの音も出せるしまろやかな音も出せるし、マウスピース次第でどうにでもなるなぁと感じていて、自分に合ったマウスピースを見つけた気がして、これもBestBrass様々だ。
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