Queen Brass ZORRO レビュー

しばらく吹き込んでみたのだが、プラクティスミュート越しにもこの2つのチューニング菅の違いが、吹奏感の違いを感じるようになってきた。

まず丸まっている方は今までのHINOモデルと同じだし馴染んでいる。

しかし、他のYAMAHAやBACHのラッパはどちらも角張っているのしか知らないので折角QueenBrassにしたんだからと丸まっている方を使っていたのだが、わざわざ角張っているのも付いているので違いがあるに違いないと言う事で、違いを念頭にしばらく吹き込んでいた。

すると、抵抗が強いのは確かに角張っている方で、吹奏抵抗はプラクティスミュート越しにも相当なもので息圧が必要になってくるのだが、当然息圧があがると高音をあてやすくなる。

丸い方がハイトーン向きと思っていたのだが実際に吹いてみると、俺は角張っている方が音を当てやすいので、HINOモデルとの差別化の為にも角張っている方をZORROでは使ってみようかな。

まぁどちらか一方に決める必要はないのだが、楽器そのものの性質が変わるので、ある意味2種類の楽器を吹き比べている位の違いがあるので、主を決めておいた方が迷いが無くなり狙いの演奏ができるのでどちらかに決めておいた方がいいのでは無いかと言う発想だ。

そして、ZORROを朝から吹き込んでいたのだが、これは良い。

何というか、ピストンの感じはHINOの方が良いのだが、タイプが違うのでこれはヘビータイプとライトタイプの違いで致し方が無いし、HINOは使い込んでいるので馴染んでいるからだろう。

それよりも肝心なのは音域が広がって今まで出せなかった音域も音が当たる様になったのだが、それに釣られてHINOでも出せる様になってきた。

まだ、音になる限界がTuning B♭から上のW HighDくらいだがしっかり当たる様になってきた。

ヤカンが沸いたときのピー位はでるんだけどなぁ...あと一息か。

それに今まで最も近づけてくれるのがZORROだと確認した。

まだ全開の音色を確認する事は出来ないが、緊急事態宣言の延長で5月一杯は練習も無いし、カラオケボックスはやってなさそうだし、防音室は無いし、島村楽器の個室でも借りるしかなさそうだが、楽器屋も休業中だと思うしなぁ...

しかし、この俺のZORROはZORROであってZORROでは無いなぁ

1本支柱は鳴りが良いと言う事で評判は良いが、2本支柱のレビューはどこにもないわけで、ZORROのレビューと言う訳にはいかないかも知れないと今気付いた。

なので、ZORROでも2本支柱の場合はの話なので、もし間違って参考にするような人がいたら割り引いて読んで頂戴。

2本支柱はカスタマイズしての注文なので少なくとも半年はかかるぞ。

俺の場合、途中で1番スライドを追加したので8ヶ月かかったからね。

でも、工房で支柱を追加するより、製造段階でちゃんと追加しているので完成度は高い。

勿論、HINOの1番スライドもメーカーオーダーなので完璧な完成度なのは言うまでも無い。

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