XPS8930 M.2 SSD熱対策

XPS8930にはSamsungの超高速M.2 SSDが装着されている。

この画像はネットから拾った画像なのでSamsungのM.2 SSDよりは遅いが、サーマルスロットリングが発生した際、どれだけ性能が落ちるのか知りたくて探してみた。

ざっと計算すると約60%の速度低下になっているのだが、それでも十分早い

なので、XPS8930のM.2 SSDに熱対策しなくても、サーマルスロットリングが発生したのかどうかは恐らく体感で解らないのでは無いかと思っている。

サーマルスロットリングが発生する条件としては70度を超えると発動して速度を制御すると言う事なのだが、その制御に任せていると、通常なら特に支障はないのだろうが、70度以上になっても動作する事に問題がある。

完全にシャットダウンでもしてくれれば問題は解消されるだろうが、システムドライブになっているので、止まる事は無くとにかく60%の性能で動作し続けるだろうから、70度以上でも動作する事が懸念される。

SSDは70度以上、HDDは50度以上で動作し続けると劣化が激しくなるのは調べられている事実なので、詳細は割愛するが、熱対策してない場合、当然ケース内の物理的温度の上昇はノーマルのままだと9cmファンの廃熱ファンだけなので前回で回っても効率は悪い。

それは、折角12cm用の穴が空いているのにわざわざ9cmファン用にステーで塞いでしまっているので、残念なケースにされてしまっていて、天板に12cmの穴があって、そこn9cmファンがあれば、隙間から自然に廃熱される空気もあるだろうが、ファン一個からの廃熱に限定しているのが気に入らないのだ。

なので、色々と熱対策を実施してエアフローを改善して夏でもエアコンなし、室温33度でも運用出来るかどうか使って見たのがだが、結構上がる。

廃熱ファンを12cmに換装して、余った9cmファンをサイドに吸気用として設置、更にフロント側に12cm吸気ファンを設置して熱対策を実施した俺のXPS8930でちょっとゲームのベンチマークとか色々と負荷のかかる作業をやってみたのだが、それでも温度上昇はMAX63度まで上がった。

通常は50度前後くらいで推移するのでその位なら装置の性能上仕方が無いわけで、ちゃんと熱対策の効き目が有った事を示していると思うのだが、それでも負荷を意図的にかけるとMAX63度になるのでサーマルスロットリングが発生する領域に踏み込みそうなレベルではある。

しかし、熱対策の効果でなんとか63度で収まっているのでM.2 SSDの性能は落ちる事無く使い続ける事が出来ている。

他に増設したM.2 SSDだが、こちらはまだデータを保存してないにもかかわらずPCIe×4に追加したボード上のM.2 SSDが何故か比例して温度が上がっている。

サイドに9cm吸気ファンを装備する前はMAX60度まで上昇したが、サイドに吸気ファンを装備することで55度程度まで下げる事は出来ている。

これは、PCIe×1でグラボで隠れてしまったレーンをPCIeの延長ケーブルで救済して、そこに挿したM.2 SSDでSSD自体はPCIeで使っているものと同じ格安SSDで1Tで1万2千円以下のもので、SamsungのCドライブで使っているものよりは低速で、最初の画像のベンチマーク程度のM.2 SSDなんだがケーブルで延長しているのでケース内どこにでも配置出来るので、フロントの吸気ファンの前にちょ度良い感じで填まったのでファンの目の前に置いていて非常に温度上昇を低く抑えることが出来ている。

そもそもPCIe×1につないで居るのでベンチマークのスコアも800Mb/s以下で3分の1程度の性能しか出せないがそれでも十分早く、VMwareのHDDを保存していて、これが物理PC以上に早く動作するので画面をフルスクリーンにして使うと勘違いする位普通に使えてしまうレベルではある。

なので、一般的なM.2 SSDの速度をあえて3分の1以下で使っても速度は十分でサーマルスロットリングが発生した所でなんの問題も無い様に思えるので熱対策をあえてしなくても販売されていると思うのだ。

ここが盲点で、俺はXPS8930を長く持たせたいので、そうそう開発環境というのは入れ替えたくないのが心情で、会社のPCなら必要最低限の環境で、いつ入れ替えても良いように属人的な要素を極力避けて構築するので良いのだが、自宅のPCは個人所有なので色々と思い入れのある使い方をしているので属人的そのものなので、その状態を新しいPCに以降するのは超面倒なのだ。

なので、10年レベルの長期間経てば、気合いを入れて再構築するのだが、せめて10年は現役で使い続けたいので防げる劣化は防ぎたいと言うのが本望だ。

メーカーPCは使い続けられるのは困るわけで、必要最低限の対策はしているが、おおよそ5年程度で買い換えサイクルを計算していると思う。

しかし、今のハードウェア性能など殆ど一般的に利用するには十分あり、それが単に事務所でエクセルやワードをつかうだけともなると、数万円のPCで十分賄えてしまう。

XPS8930を事務用のPCには採用しないだろうが、低価格高性能と言う製品なので、自宅のPC用には人気のある機種なのは間違い無いだろう。

しかし、普通に使うだけで熱対策しなければ5年の寿命は覚悟する必要があるわけで、わざわざ壊れやすい設計で有りながらそう見せない設計をやっているのが見えてくるので結構面白いのだが、その部分、解っているけどなぁと言う部分をちゃんと解って、理想の設計に戻してやることでPCはかなり長持ちする。

完璧な理想の設計は想像出来るので、今までDELLのPCを色々と使ってきたが、このXPS8930はかなり良いケースで、一般部品を普通に多用できるコンパクトATXケースとしては傑作だと思う。

まず、電源に市販のものが流用出来るのはDELLでもなかなか無くて、大抵は専用設計の細長い電源なので故障すると換えがない。

XPS8930は普通にATX用の電源が使えるので簡単に換装出来ると言うのはなかなか思い切ったなぁと思ったが、今の最新XPS8940では細長い独自設計の電源にもどってしまった。

それは、ケースサイズを変えずに高性能CPUを装備する為で、CPUファンを大きくする必要があった為で、XPS8930の場合、ロープロファイルCPUファンでトップファンのものしか設置出来ないので全長5cm如何にしなければならない。

その筐体に10世代目のCPUを搭載してしまうとCPUファンが収まらないので電源を逃がす必要があったので今の設計になっていると読んでいる。

XPS8930はその最終形で全高5cm以下で9cmファンのCPUクーラーだがこれを12cmファンのロープロファイルCPUクーラーでもなかなか冷却効率の良いのは探せばいくらでもあるので、どれがカスタマイズしやすそうなのかは日々チェックしているが、今のところCPUはMAX100度には抑えている様で頑張っている。

この辺の温度が110度とかマークする様になればちょっと考えないといけないかも知れないが、ケース内の配線の取り回しを綺麗にしてエアフローを邪魔しなければ、天板の12cmファンの効果は絶大で電源に被さっている狭い場所になるのだが対応出来ていると考えている。

なので、折角の低価格高性能PCであるXPS8930を更に長持ちさせる対策をしたい場合は天板のファンの交換、余った9cmファンをサイドパネルに移動させるか、フロントの吸気用に使えば良いし、フロントパネルにも12cmファンはピッタリ収まるので4pinのファン電源を分岐して取り回すか、3pinを追加するかで増設すると精神衛生上だいぶ心配する事はなくなる。

長年PCを使い続けていきなり熱暴走で落ちると言う経験がないとピンとこないかも知れないが、余りにもいきなりで結構ビックリする。

その熱暴走でいきなり落ちるダメージが続くとHDDやSSDに良い影響は無く、どんどん故障を誘発してしまう。

俺が使っているDELLのPCは今3台現役で稼働中で、Optiprex790にInspiron34xxでかなり古い機種だが普通に使う分には支障は無く、勿論メインPCが故障してこのXPS8930を導入するまでの間、十分活躍してくれて今でも快適に使っている。

そして、メインマシンにXPS8930を導入して完全にサブマシン化して、不要なアプリを全部整理したことで更に快適になっている。

この差はかなりあって、今メンテしているVB6のアプリケーションのコンパイル速度が10倍くらい速くなって、秒単位で作業が進むようになり自分自身が追いつかないくらい快適になっている。

なので、なにもしないでXPS8930を使うのはもったいないので、サーマルスロットリングが発動しない様にエアコンの効いた涼しい部屋で使う事を推奨する。

俺は単にエアコンがあまり好きじゃ無くて熱くても扇風機の風が好きで、なんかノスタルジックで蒸し暑い汗がしたたる状況で開発したりロジックを考えるとなんか良いアイデアが浮かぶのでそうしているだけだ。

とはいえ熱中症には気を付けないといけないのと嫁が暑がりなのでエアコンはガンガン入れる様にしているので計測した時の環境は室温も高い状況で耐えているのでエアコンで快適になった室温だと十分熱の問題を忘れさせてくれる。

それでも机の下にPC3台並べていて、うっすらと熱が膝元に来るくらい不快なかんじになるのだが、殆どがここまで改造しないで利用しているだろうし、何故かXPS8930の熱問題を取り上げているブログも見かけないのでノーマルでも十分問題ないのだろうなぁとは思うが心配性の俺には看過できなかった。

今CPUも高性能化でi9等のCPUも出てきているので、高性能と熱対策は比例する関係なので、これからは熱対策もPC購入の素養にくわえた方が良いと思う。

特にM.2 SSDの熱対策はしっかりと見た方が言い訳で、システムドライブがいきなり使えなくなるとSSDの場合はデータのサルベージはほぼ不可能だと思った方が良い。

HDDならなんとかデータのサルベージは出来なくもないが、SSDは故障すると完全にデータが取り出せないので諦めるしかない。

なので、SSD内にはシステム以外インストールせずにHDDにデータや追加するプログラム等をいれて運用する必要がある。

俺の場合、VMwareを同作用ドライブにSSDを使っているが、バックアップはHDDに置いてあるので、SSDはあくまでもワークドライブとして使っている。

まぁ一度システムドライブとして使っているSSDが故障した経験をすれば別る事なんだが、そうそう無いから意識しないだろうなぁ。

まぁSSDとHDDの使い分けは感覚的なものではあるが、SSDはいつでも別のものと交換出来るようなベーシックな部分を担当、HDDには大事なデータや稼働率の高いプログラムなどを入れておく運用がお勧めで俺も実践している方法だ。

なのでシステム用に使うSSDは256GBも有れば十分だろう。