なんで俺TR-9C4買わなかったんだ!

マウスピース探しで今更ながらTR-9C4がスゴくあっているのが解った。

YAMAHAのマウスピース結構買ったのに何で9C4だけ買わなかったんだろう。

これを最初に手にしていたらBestBrassのマウスピース買わなくても良かったと思える程、俺の唇に合う。

そのYAMAHAのおかげで迷走に陥ってしまって、最初に附属していた11から6A4aを買って、これは高校時代の時には使いこなせずお蔵入りだったが、今は結構自由に使うことが出来る様になってはいるが、音のコントロールが難しいのでYAMAHAのXenoに附属のマウスピースが14B4と言う事をしり、それを入手、その後14C4、14A4a、16C4、7A4など買いあさったのだがどれもしっくりこない。

そして、BACH3C、5C、7C、1 1/2Cどれも合わない。

そしてBestBrass7Eを思い切って購入して「おっ」と思って、7C改でマウスピースの迷走から脱出出来た。

その後は、7X、フリューゲルホルン用7X、コルネットの7E、7XとBestBrassの7シリーズに拘った。

それは、リムサイズ、内径がこれ全部同じなのだ。

トラペット、コルネット、フリューゲルホルンのマウスピースでさへリム内径は同じでシャンクがちゃんと楽器に対応しているわけだ。

当初はフリューゲルホルンの7Xをトランペットシャンクのアダプターを使っていたが、どうせならとトランペット用の7Xを追加したと言うことなのだが、結局BestBrassのマウスピースは合計で6本買った。

全部GPでYAMAHAのマウスピースもGPと言う事で金メッキのマウスピースが格好いいのでそれが9C4へ辿りつけなかった理由でもある。

今回、マウスピースの迷走から脱出してそもそもマウスピース選びで誰も内径の事に言及していなくて、とにかく試奏してみてと言う明確な選定基準が無く自分で見つけるしかなかったのだが、俺の場合は内径16.25mmのマウスピースなら大抵どれでも合う事がわかったので、YAMAHAでその内径のマウスピースを探して始めて9C4にたどり着いたと言う訳なのだ。

まぁピッタリ16.25では無く16.28なんだが0.03の差なので計測時の誤差と判断したわけだが、0.1は唇にとって結構大きい差なので0.05範囲なら対応出来ると思う。

それに、9C4はGPが無く銀メッキだけと言うのも購入に至らなかった要因でもあるのだが、銀メッキと金メッキと言うよりも、YAMAHAの場合、カスタムマウスピースの重量バランスが良くて、俺の持っているヘビータイプのHINOの場合は楽器の重量バランスが良いとしても普通のYAMAHAのマウスピースでは軽くてベル側に荷重がかかりベルが下がってしまう。

所が、YAMAHAのカスタムマウスピースは少し重量が重いので並行に構えるのが苦では無く、どちらかと言うと手前荷重の方が俺は吹きやすいので必然的に重いマウスピースで、その設定が全部GPだったと言うわけだ。

そのカスタムマウスピース内に9C4は無く迷走中には辿りつけなかったのだ。

改めてマウスピース選びを精査したときに合理性を追求して行くと、内径が重要な事に気づき、内径重視でカップサイズが選べるのはBestBrassしか無かった。

BestBrassのマウスピースが何故良いかと言うと、その重量、それぞれのカップの深さに合わせたシャンクの長さ違い、それとどれを選んでも内径とリムは同じと言う点で、カップ違いの吹き分けが楽しめるマウスピースなのだ。

今回、もう一つのアイテムとしてYAMAHAのTR-9C4を追加したのだが、ちょっとBestBrassのマウスピースと比べてリムが細いのでバテやすいが、YAMAHAのマウスピースらしい音を出せるので、吹奏楽感覚では合わせやすそうだ。

それと、BestBrassのマウスピースとYAMAHAのマウスピースではシャンクの細さが若干違い、数ミリYAMAHAの方が深く刺さってしまう。

なので、BestBrassのマウスピースに合わせてギャップ調整をしたため、YAMAHAのマウスピースがHINOとZORROで使えなくなってしまい、どうした物かと思ってシャンクを削ったところピッタリはまって使える様になったのも9C4を使う切っ掛けになった。

後は今問いあわせているのが、マウスピースの金メッキ加工で、これは結構何処でもやっているのだが、サテン仕上げと言うのもあって、普通は外観の見た目に対して仕上げをつや無し加工するみたいだが、俺の場合はカップの内側のみサテン加工出来ないかを問いあわせている。

BestBrassのマウスピースはカップの内側はザラザラの加工でこれが吹奏抵抗に影響がある様で更に吹きやすくなっている。

それと同じ効果が出るか解らないが、カップの内側をメッキで疑似的にザラザラ加工にする事で同じ効果がさせるのでは無いかと思ったわけだ。

金メッキ加工はさほど高く無く数千円~1万円以内なのでリムとカップの内側のサテン加工のみで安く加工出来るならやって見るつもりだ。

マウスピースのお勧めはBestBrassが断然良いのだが、何れにしても「内径」の重要性をもっと意識して選ぶと迷走に陥る事はないかも知れない。

買ったマウスピースの金額だけで新品のトランペットが普通に買えるよなぁ...

俺がBestBrassのマウスピースがスゴいと思うのはこれで、左の2本は左からYAMAHAのTR-9C4とコルネットのCR-14E、そしてBestBurassの7C改、フリューゲルホルンの7X、コルネットの7B

見て解るとおり、YAMAHAはトランペットとコルネットで明らかにマウスピースは別物の設計になっている。

所がBestBrassのマウスピースはトランペット、フリューゲルホルン、コルネットと全く同じなのだ。

これは実に合理的な設計と奏者の事を良く解っている証しで、トランペットパートとしてはフリューゲルホルンに、コルネットも持ち替えで演奏する事があるわけだが、その際、マウスピースのアンブシュアが違うと、プロならまだしも俺みたいな素人にはいきなりアンブシュアが変わると音すら出なくなるしパフォーマンスが発揮出来ない。

YAMAHAのマウスピースしか持っていなければ恐らくそうなるだろうが、BestBrassのマウスピースがあると持ち替えでも何ら問題が発生しない。

コルネットのアンブシュアにフリューゲルホルンのアンブシュアは素人の俺には必要無く、トランペットのアンブシュアで良い。

これが、マウスピースの迷走から救ってくれたリムと内径で、YAMAHAも14なら14シリーズとして攻めて同じ番手くらいはリムの形状を同じにしてくれれば良いのに、14A4α、14B4、14C4と3本持っているが全部内径が違う。

YAMAHAが公表しているマウスピースの仕様だが、14A4aと14B4で0.2もサイズが違う。

BとCでは0.03なのでまぁ誤差の範囲だが、14が良いと思って3本そろえて見た物の、全部、演奏中に切り替えると音が出せなくなる。

最初は何でなんだか良くわかって無くて、同じ14のシリーズなんだから同じ物だと思っていたが、実際に吹いてみるとそれぞれ個性がある。

これが最初は良く解らなくて、微妙な違いがアンブシュアの作り方の違いに俺の場合は影響するようで、この違いを見て最初はそんなもんなんだなぁと受け入れている。

が、BestBrassのマウスピースの仕様をみて、考えを訂正したわけだ。

そりゃぁ実際にYAMAHAのマウスピースで色々やってたんだから、随分鍛錬したわけで、意識もしたことがなく、単に練習不足と言う4文字で片付けていた。

それに、マウスピースは一つに決めてそれを徹底的に使い込むと言う情報に踊らされ、その根拠を導き出すまでも無く使っていた。

しかし、それはよく考えるとマウスピースを換えることでなにが問題になるのかを合理的に考察するとアンブシュアが変わるから駄目なのだ。

その考えは同感なんだが、それを「マウスピースを換える」と言うから素人の俺は勘違いするんであって、「マウスピースの内径」と「リムの厚み」が変わると必然的にアンブシュアが変わるので素人にはコントロールが難しいから辞めろと言ってくれれば理解出来たわけだ。

であれば、それが変わらなければアンブシュアは変わらない。

厳密にはカップの浅い、深で息の入れ方や心構えなどは変わるわけだが、唇に当たっている部分は動かす必要が無いので、息の入れ方の練習をすれば、カップ違いの吹奏感を楽しめると言うわけだ。

この答えを見つけるのに何本マウスピースを買った事か。

マウスピース選びに迷っていたら、とにかく内径に拘って色々試してみると良いと俺は率直に思うし、内径だけではないが、リムは厚い方が楽だな。

そう考えると、BestBrassのマウスピースの設計ってよく考えられていて、ありがとうの一言しか思い浮かばない。

高い理由の一つだな。納得出来る。

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