安い手袋と高い手袋の差

最初の2枚は1600円の安いフェイクレザーの革手袋

次の2枚は1万6千円のラム革、内部カシミアの革手袋

見た目は殆ど変わらず、非常に安い方のコストパフォーマンスの良さは凄いのだが、あくまでも見た目の話。

実際にはめて見るとまるで違うのだ。

外観からはわかりにくいが親指の腹の辺りにうっすらと膨らみの筋が見て取れると思うが、これは、内側の生地部分の縫い合わせ部分がそこに出ていて、外装の縫い目と内部の縫い目のずれがあり、指先まできっちりはいらず、幾分内側の生地の手袋部分が小さいのでサイズ感が合ってない。

それと、作りの部分だと小指の仕上がりの違いが明白で、実は安い方は形的に指の根元が一律で生えているのだが、高い方は小指の根元部分はより下がっていて他の指と同じ位置になってない。

カットの型の違いだと思うが、より手の形状に合わせた型紙を使って作られている部分だ。

同じ型紙を使えばいいと思うし、内部の手袋のサイズ差が安物ははめていると気になる部分だ。

勿論、高い方は外側のサイズ感と内側のサイズ感は全く同じで違和感無く指先までホールドしているが、安い方は内側の手袋のサイズが小さく指先まではめていってもどうしても小指と薬指の付け根の辺りが浮いてしまう。

それと大きな差としては、安い方は外側と内側ではく離していてわかりやすく言うと内側だけを抜き出せる。

高い方は、一体化していて外も内も同じ1枚で仕上がるような縫製でずれない。

この外と内の差の縫製の仕方、サイズ感をピッタリに合わせると高くなるのだろうか。

まぁこれは型紙の差とサイズ感で安くするためにどのくらいの工程を削っているのかわからないが、相当削っている様に思える。

あくまでも外観での違いはほぼわからない、本人のみぞ知る違いで、手袋としての基本機能を妥協して見た目をとるか、何方もとるかの違いで、10倍の値差が確認出来た。

これは、高い方の高い理由と安い方の安く出来る理由を追及したくて比較して見たわけだが、安いのが悪いと言っているのでは無い。

無論、俺など何方も持っているわけで、何方もTPOで使い分けている。

ただ、使い分けする為にもその違いを明確に知らないと正確に使い分ける事ができないので知っておきたかったのだ。

親指の付け根の違和感を裏返してみて驚いた。

安い方の中身は親指とか指とかの付け根を後付けで組み合わせている形状だったが、高い方は一体型の作りで付け根部分は縫製ではなくそういう作りと言うか靴下の様にシームレスに仕上がっていた。

これが違和感の正体だ。

安い方は中のケバケバの手袋に革を被せた感じでの二重構造でこれはこれでその隙間があるので暖かい空気を貯められるという概念の手袋で、高い方は表裏一体で、その繊維の絡みで温めるカシミア特有の細い繊維が保つ暖められた空気で保護するタイプで暖かさの実感がじがう訳だ。

はめ心地の点で、中にも接続部分があるのはスッキリしないが、コストを抑えると言う点では良いのだろう。

比較して違いは把握できたが、この安物よく出来ていてコストパフォーマンスはかなり良い。

比較しなければマジで見た目では区別出来ないレベルの綺麗な丁寧な仕上がりに脱帽だ。

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