前から気になっていてこの丸いパーツのキューブなんだけど一体どんな風に回るのか気になってしょうがないのでそういう時は買って見ることにしている。
一応ステッカーレスと言う選択になるのだが、そもそもステッカー版は出来そうに思わない。
送料込みで477円だとまぁコーヒー一杯分なので気にするほどの価格でもないので気になっている気分の方がいやなので買って見た。
これが手元に10日ほどで届いたのだが、箱を空けて回してみたら、ちゃんとしっかりしてるのにビックリして、なかなか品質も良く動きも滑らかではっきり言って普通に回せる良いキューブだった。
普通のステッカーレスのキューブのパーツを丸く作ったらこうなりましたと言わんばかりの回し心地でコーナーカットなんかもいっちょ前にオンザラインで出来たりするわけなのだ。
ただ、回しやすいと言っても実に扱い難い
ちょっとブレると直ぐにパーツ同士で絡んでしまって丁寧にゆっくりと球の芯をつきながらまわすと良いけどブレると球なので右左どっちに転がるか分からんと言う扱いにくさ...
まぁTパームなんか無理って感じで飾り決定だった。
で、机の一番見える位置にルービックスピードキューブエントリーと並べて飾っていたのだが、色も綺麗な発色だしマグネット化出来るかどうか分解してみる事にしたのだ。
なんか分解するとタコみたいな形状でちょっとだけ平らな部分があって、そこに一応磁石を貼り付けてみたのだ。
そして、磁石をぜんぶのキューブに貼り付けて組み立てて芯無しで自立させてみたのがこれで、ちょっとパーツの隙間があるがこれは押しつけが甘かったのでしっかりとくみ上げ直して完了。
磁石を貼り付ける際に平らな部分の面積はとても狭くドンピシャでその部分に貼り付けたので他のキューブの磁石化よりもほぼ正確にあたる位置に装着できているのかもしれない。
結果、Tパームをゆっくりだが普通に回せる様になってSolveが楽しめるレベルにまでなった。
キューブ自体は問題無くしっかりしているので、球の芯を突けばなんら問題無く回せるので、sweet spotがとても狭いキューブと言う事になる。
四角いキューブの場合は四角の面を押すのである程度ずれても一定方向に直線で回す事ができるのに対し、パーツが球だとど真ん中を押さないとブレるのでベクトルが変な向きにかかってしまいちょっと慣れが必要だが、案外なれるのは早く、まぁぎこちない回し方だなぁレベルで回す事は出来た。
磁石の力恐るべしって感じで、想定しているよりも遙かに磁石の効き目が効いてくれて整った回し方が出来るので、9cmキューブ同様、四角いキューブを綺麗に回す練習用のSweet Spotの実に狭いキューブが出来上がった。
費用は余っていた磁石で2mm厚の5mm磁石で300個、1000円ほど磁力も丁度良い感じでキューブ自体の出来は実に素晴らしく、プラスチックの品質も固めで手触りも良く良いキューブに生まれ変わってしまった。
磁石化には48個使うので追加は約160円ほどの計算だな。
合計約630円なので、メーカーも800円くらいで磁石版を出したらもっと売れるのになぁと思う。
かわいらしくて、ネタ、プレゼントに丁度良いと思うのでマニア推薦にしたいところだが、マグネット化したら推薦するけど、ノーマルのままだとちょっと回すのに難ありと言った所だ。
それにしても磁石化するとこんなゲテモノ系のキューブでも驚くほど回しやすくなるのは整うとは思っていたが、これほど効果を実感したキューブもないな。
面白いのはこの丸キューブを回した後、普通のキューブに持ち替えると四角!!ってなる。
スッゲー真四角に見えてGANキューブが如何にフラットに真四角なのか実感できるのと、やっぱり四角い方は回しやすいわぁと実感出来るのは言うまでも無いな。
ちなみにこのキューブでソルぶっても1分そこそこのタイムはちっとも変わらない...
ただ、このキューブはマグネット化しなければ飾りでしか無かったが、命を吹き込めたな。
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