チラシから見る世の中の動向

自宅のポストに寿司やのチラシが入っていた。

出前が夕方の4時半から深夜の3時までと言うチラシだ。

この配達時間は繁華街の中の寿司屋では当然の時間帯で、祇園で飲んでいる最中、腹が減ったら纏巻きを注文すると言う定番のスタイルになっている。

勿論、一昔前の祇園で遊んでいる時の話ではあるが、今は直接食べには行くが飲み屋から出前を取るという事はほぼやらないし、祇園に飲みにすら行ける金がない。

と、そんな事がいいたいのでは無くて、祇園の中にある寿司屋のチラシ、それも、老舗の寿司屋のチラシが俺の自宅のエリアまで入っていると言う事にビックリしている。

まぁ歩いて10分ほどの場所にある寿司屋だが、まさか纏の寿司を自宅から注文出来るとは思いもよらなかった。

この寿司屋は俺が祇園で商売やってた頃からすると20年程になるが、今は極たまに、回ってない寿司を食べに行きたいときに行く程度で、殆ど回る寿司で十分

回らない寿司屋でも河原町まで行けばあじびるの一階のぶっちぎり寿司で十分

祇園に飲みに行くから、同伴に使うかなぁと言う感じだが、俺の住んでいるエリアまでこのチラシをまいたと行く事は、当然、売上が上がってないとみるのがすじだろう。

場所は祇園の入り口的な場所で一銭洋食が有名だと思うが、その先の辻を東に入ってすぐのところ、いわゆる大和大路富永東入ると言う場所だ。

チラシの住所だと四条縄手一筋目東入るとなっているが四条通の北に併走している路地に有る老舗の寿司屋で祇園の中に、寿司屋は何軒かあるが、一番有名な寿司屋になるだろう。

俺が好きな寿司は纏巻きで、海苔巻きの逆巻きで飯が外側になる巻き方の寿司で、中身は豪勢で食べ応えあって、二貫も食べれば腹の虫が納まる。

お土産にも重宝して一本3000円するが、割とお手頃な感じでよく食べていた。

そんな寿司屋の出前が自宅から出来ると言うのはある意味もの悲しい感じがする。

あの寿司屋がウチのところまで配達エリアを延ばし、それも普通のマンションにまで配達しなければならない状態なんだと言うご時世だ。

今までなら、名前を言って店の名前を言えば直ぐに出前が届いたし、飲み屋のあそびで、電話して「いつもの店」でも通用する。

店に行けば、ケースを見ながら「右から左まで全部握って」なんて注文する時代もあったなぁ…