今の楽団が結構頑張ってクラッシックとかやってPOPS少なめな選曲をするので手持ちのトランペットがQween Brassしか無くて、今まで1人トランペットだったし、歌謡曲メインの楽団だったので特に問題は無かったのだが、ちょっと今の楽団だと音が浮いてしまい目立ってしまって、特に合奏から外れると言うわけではないが、音の色味がちょっと違っていて、ガンガン鳴らすときは良いのだが、和音とかユニゾンの時にいちいち合わせて吹くのが面倒臭くなってきた。
そこで、以前買っていたPlayTecvのBACHモドキを活用していたのだが、PTTR200だったかなぁこれ結構良いんだけど、ちょっとベルの作りが歪で息が入りにくくて、概ね良いんだが、音の抜けがちょっと気になっていた。
そこで、どうせ180MLモドキなら、きっちりとフェイクでも良いかと思って、アリエクで一番安いフェイクBACHを探したら、セールで結構安く出ていて、ケースもしっかりしているので買ってみた。
これ、かなり良い感じにFAKEってて、まぁぱっと見3番スライドにウォーターキーがあるのでわかる人が見れば直ぐにフェイクだと気づくのだが、まぁ殆ど解らんだろうと言う事で気にしなければ良いだろう。
そんな事より、吹き心地なんだが、180MLは何回か試奏していてどんな感じなのかは解っているのだが、なかなか悪く無い。
肝心のベルの歪みも無く、ちゃんと作っているので、B&Sの流用楽器かもしれないがかなりちゃんとしていて、これなら問題無い音色だった。
ちょっと、ピストンの動きがいまいちだったので、ピストンは一旦ばらして仕上げをやって組み直したら動きも良くなって穴の位置も確認してさほどずれてもないしまぁ完璧なFAKEだったのは驚き。
ケースもかなりしっかりしていて、本物のケースと遜色なく使えるし、ちゃんと巾着袋もついていて、気に入ってしまった。
本物はこないだ見に行ったら43万とかなのでおおよそ15分の1程度の金額で本物BACHと同じなら十分だな。
ただ、自分でリストアとか出来ないと、色々調整したり最後の仕上げは自分でやらないと、そういうのすっ飛ばして安く出しているので最後の仕上げが自分で出来るならこれはかなり良い楽器に変身する。
買ったばかりだとこの個体は2番ピストンが戻らなくなったりする仕上げの悪さはあったので、バリ取りとかちょっと一手間必要だった。
まぁそもそも、金属製品なので、設計が同じなら基本的には同じ物が出来るが、最後の仕上げが値段の差に大いに反映されるので、そこが出来ればわざわざ15倍もの価格で買わなくても良いと言う訳だ。
ちなみに、バックではなくバッハと言う事なのでオマージュと言う事にしておこう。
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