ルービックスピードキューブエントリー改

分解してパーツの中の出っ張りを削り取って別の磁石を貼り付けられるように加工して貼った。

左が交換した磁石(いくつか混ざっているが6mm×2mmの磁石で結構強力な磁石で右が元々入っている恐らく2mm×1mmの磁石

かなり分解は無理矢理な事をやらないと駄目で、コーナーキューブは足がネジ止めでネジを外して隙間にピンセットを差し込んで簡単に分解出来るので楽だが、エッジキューブの分解はかなり面倒で3個、破壊してしまって最終的にボンドで補修したがお勧め出来ないのでやり方は内緒

分解すると内部に磁石のポケットが成形されていて、これが出っ張りになって、別の磁石に交換することを阻んでいて、以前分解したときはインオペしたわけだが、今回、追加でSPを買って来たので壊す前提で思いきって分解して中の磁石ポケットを削り取って改造した。

どうしても、磁石が弱いと感じたのでRubik’s Cube マニアとしては強化した物を回してみたかったのだが、結論としては、ノーマルのままバネ交換でOKだったな。

バネは右の様な円錐形の大きいバネが仕込まれていて、これがちょっと強すぎて磁石の効き目をスポイルしてしまっている。

色々改造してきて、磁石の効き目は強さはある程度必要だが、強さよりもバネの効き目がかなり重要でMaglev的な柔らかいテンションの方がキューブ自体の磁石の強さが発揮できて、Maglevにする場合も極性があって、Maglevの磁石の影響も重なり極性を換えると微妙に回転の感じも変わるのが面白い。

実はMaglev化するための穴あき磁石も色々吟味はしていて、いまいち良いのが無くてバネにこだわったわけで、Maglevよりもバネの方がコーナーカット性能は上げやすいのでRubik’s Cubeの場合はバネチューンと俺は言っているがバネの交換がベストな気がする。

円錐形のバネはAmazonで色々なサイズが簡単に入手出来るので線径0.4mmの4~8mm×10mmのバネをSPには装着している。

元々のバネはかなり強く、このバネの強さでポップ耐性を効かせているのだが子供向け玩具の縛りがあるだろうから大人が良い感じで使うテンションからは程遠く製品化するには回し心地よりも安全性を重視したわざと強めのバネにせざるを得ないんだろう。

ただ、分解すると解るが綺麗にネジ止めされてない時もあって、この円錐形のバネが中で綺麗に収縮されずちょっとずれてネジ止めされていると潰れてしまっていたりと余り品質はよく無い。

今回、小さめではあるが、テンション自体はさほど変わらない強さで小さくすることで綺麗に伸縮させて元々のバネのストロークを生かした構造にしてコーナーカット性能をより安定させている。

基本的にRubik’s Cubeシリーズはセンターキャップを外せない、若しくは外しにくい構造になっていて分解するのにコツが必要になってくるが、ネジは最後まで締め込んでいる。

ネジ調整は絶対にゆるめる調整はNGで回転する構造のしかも回転部分のネジをゆるめるのは自動車ではあり得ない事で、知っている人は少ないと思うが、自動車の車輪のネジは右と左で回転の向きが違う。

当然、回転方向に回すと締まる向きになっていて今どきの軽自動車とかにそういうネジやボルトを装備しているかどうか解らないが、少なくとも俺が自動車やバイクをいじっている時代はそうだった。

なので、回転軸にあたるRubik’s Cubeなどの製品のネジ部分をゆるめると言うのはネジ自体もさらに緩んで最後には外れてポップする。

ここは、バネの設置面とセンターキューブの部分が滑ってネジの回転に影響しない様にするのがベストでネジの間にワッシャーを挟むのはその際の回転をサポートする意味で重要で良くバネ無きすると言うのはここの滑りが悪いため、ネジが必要以上に締め込まれてしまう現象が発生していて直さないと何れ壊れる要因になってしまう。

この時のワッシャーの厚みもかなり重要で、材質がプラスチックか金属かなども影響してくるので簡単にその辺のワッシャーを噛ましたからと安心してはいけない。

今回、磁石交換したSPはワッシャーを噛まさずバネだけに留めていて、様子を見て問題はなさそうなのでしばらくこのまま使うが、他のSPにはプラスチックのワッシャーを設置面に置いていてネジは最後まで絞めきって調整してノーマルよりも更に良い感じ回せる様にしている。

この時、磁石を強化したSPとノーマルのバネ交換したSPを回し比べたのだが思った程磁力サポートは無く、構造上センターに配置するしか無く、効き目を感じる様にはなったが、分解するのに手間がかかるし壊すしとなんかいまいちで完璧主義なのでちょっと気に入らないのでやって見たと言う経験値を上げるだけだな。

ただ、折角苦労して磁力効果を上げたので、割れたパーツを元に戻し、設置面を面取りして滑らかにしてかなり回しやすくはして、ノーマルのバネ交換のみの物よりは磁石の効き目を感じる様にしたが、ノーマルのバネ交換だけの場合でも磁石の効き目を感じられる様になったので驚くほど差が無く、改造の手間を天秤にかけると大幅にバネ交換のみの方が良いのでルービックスピードキューブエントリーはバネ交換のみに留めた方が無難と言う結論に達した。

ただ、このエッジキューブは比較的遊べる設計なのでMaglev用の磁石が届いたらまた研究実験の対象に、改造SPは存在意義があるかとは思う。

なので、ルービックスピードキューブエントリーの磁力効果は苦労した程の効き目は得られなかったので目的は達成し、結論にたどり着いただけで、よい子は真似しない方が良いだろう。

どうせやるなら、GAN356RSの磁力化の方が断然効果有り。

これは、安くRSを入手できたら見っけ物で磁石無しで投げ売りで1500円程度で入手出来ると気があるのだが、その時に磁石無しのGANキューブに興味があったので手元にはGAN356RSとして磁石無しを堪能していた。

このGAN356RSは磁石無しではあるが、結構整って回せるのとコーナーカットの性能が良いのでとにかく回せないことは無いが慎重に回さないと思ってないところで勝手に回ってしまい、スピードキューブとしては使えない代物だった。

ただ分解が面倒だなぁと思いつつ、時間を見つけてGANキューブを分解してみた。

これも意外に磁化は面倒だったが、組み立てた状態で一つ一つ追加して磁石化したRSを作ってみたのだが、これはそもそもコーナーカット性能が良く回し心地はGANキューブそのものの回し心地で快適なので、ルービックスピードキューブエントリーとは違い超良くなる。

普通に356Mよりも良く、どちらかと言うと356Xレベルの回し心地で356Mと356Xの好いとこ取りをした様な回し心地になってこれはこれで有りだと思った。

GANキューブはかるくて良いのだがRS改の場合追加した磁石の重さが加わるので本来の軽さは無くなってGANキューブのヘビーウェイト仕様と言った所になる。

ただ、俺自身重たいキューブはRubik’s Cubeで慣れているし好みだしメインキューブはRubik’s Cubeなので重たいキューブには慣れているnodeより俺好みのGANキューブの出来上がりで本来ならメインキューブにしても良いくらいと言うか実質メインキューブには出来るが、Rubik’s Cubeマニアな俺はここは譲れないので控え選手の立位置で存在させている。

どうせ手間暇かけるならGAN356RSの磁力化が良いけどそもそもGAN11Mが2500円程で買えるのでそっちの方が断然良いとは思う。

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