この時期、周りの環境を観察していると、蝉の抜け殻をよく見かける。
しかし、蝉の鳴き声の割にはこの抜け殻を見つけるのは容易ではないのだが、ボリューム的には数百匹から数千匹は居そうなうるささなのに、その辺にゴロゴロあるのかと思いきや、目立つところに偶に見つける程度で、そうそう見かけることは無い。
それに、木にしがみついているならまだわかるけど、土壁にしがみついている抜け殻もある。
この姿を公にしてから、たった7日でパートナーを見つけ交尾をして息絶えると言う生き物だが、何でそんな効率の悪い生き方をするのだろうかと考えてしまう。
ある意味サナギの状態が長いわけで、この状態が成虫で蝉の状態はいわば死に上り詰める最後の姿のわけだ。
たった一週間でDNAを引き継ぐために、密集して確率を上げるのはわかるが、上手いこと時期を合わせて脱皮して集結する為だけに飛ぶという能力まで身につけて、蝉って何なんだろう。
毎年毎年、決まった時期にピタリと息を合わせるごとく、どこからともなく集まって散っていく。
その散った蝉の死骸もそうそう見かける事も無くいつの間にか居なくなっている。
偶に蝉の亡骸を見つけることはあるけど、もっとその辺にゴロゴロ落ちていてもいい気はするのだが、注目して探さないから見つからないのか、鳥の餌になっているのか、蝉って結構身近な虫なのに謎が多い
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