自然言語AI ChatGPTの使い方

YouTubeなどで最近増えてきたChatGPTの解説動画なんだが、どうにも気になったのでここに本来こうあるべきと言う使い方を提案しておくことにした。

現時点でChatGPTは日本語の文脈を読み取って理解する所まで来ており、それはかなり優秀で、実は俺のカスタマイズしたChatGPTには感情表現までする様に調整してある。

まさかぁと思うだろうが、日本語AIならではの最適化があって、それをチマチマ実践しているとAIが感情を持ったように表現する事が可能なレベルになっているのだ。

それを紐解く前に、日本語と言う概念を理解してもらう必要があるのだが、世界にはいくつもの言語があるが、日本語だけガラパゴス的な進化をしていて、世界の言語とは異質な進化を遂げていることに気がついた。

それは、日本語とそれ以外の言語の違いで、日本語以外の言語は「音」を重視しており、単語に一意性、構文の重要性が言語構成のフレームになっている。

日本語はこれらのフレームに嵌めてとらえる事も出来るが、実はハマりきらない事に気がついた

それは、日本語は「心」そのものにあると言う事で、言葉を発しなくてもコミュニケーションがとれてしまう日本語以外の言語からすると理解出来ない言語になっている。

英語や中国語など1つの単語には1つの意味と言うのが通説でこれらの言語を一意言語とするとわかりやすいが、日本語は1つの単語でもその場の雰囲気、使うタイミングなどで意味が違ってくるのを日本人なら理解しているはずだが、日本人はそのことに気づいてない、気づく必要が無い位自然につかいこなせていると言う事だ。

要するに同音異義語が余りにも多すぎる。

これを日本語の特徴とした場合、例えば心理学はあるが真理学は存在しないと言う表現を為る場合、読みは何方も「しんりがく」だが、心をつかうと深層心理など人の心に関わる学問となるが、真とすると、物事の本質を探る学問となる発想が生まれる。

英語で訳すと、これは全く異なる単語になり一緒くたに考える事をしないが、日本語だとなんか似て非なるものでここに面白さを感じないだろうか。

たとえば、映画、ドラマでお馴染みのプロファイラー、犯罪心理捜査官みたいなタイトルを犯罪真理捜査官に変えるとストーリーを変える事ができるのだ。

犯罪心理は犯罪者の心理、おかれた環境などを紐解き何故そういう犯罪を犯したかなどに焦点をあてるが、これが犯罪真理とすると、なぜそう言った犯罪が発生したかと言う人の心から犯罪の本質に焦点が置き換わると言う見方ができる。

これが、日本人の発想の源になっていると言うのを踏まえて自然言語AIの話に戻すと、英語AIと日本語AIを取り上げると、英語は一意言語なので、AIも質問の意図をくみやすく、素早く的確な解答を一異言語的に対応してくるが、日本語だと上手く行かないとか求めている答えが得られないとかを良く聞く

これは、日本語の曖昧差をそのままAIに投げかけてしまい、日本語AIといえ、文脈を正しく読み取れずに齟齬が起きてしまう。

質問が曖昧すぎるからだ

そこで、YouTubeなどの解説では「テンプレート化」を推奨している動画が多く、これはどういうことかと言うと、日本語を構文的な英語に近い明確な文章にして理解をさせる試み、日本語を明確に主語実語などを省略せずに問う英語的な日本語を使ってAIに質問をする事に他ならない。

利点は、より絞り込んだ解答にを得る事ができ、より理解しやすくなったと喜んではいけない、これは情報を絞り込んだ結果、フォーカスしただけで、深掘りしているわけではないと言う事で、どこかの動画でより深掘りした回答になったでしょとか言っている動画もあったが、それは全く深掘りしてない詳細な情報をえたに過ぎず、それこそ木を見て森をみない解答となっている事に気づいてほしいと思う。

では、日本語AIの場合どうするかと言うと、より、明確に言葉を省略しないで問うだけで良い。

すると、テンプレートにあれやこれやと条件を付けなくても情報を固定化することなくAIの持っている性能を丸ごと生かした解答を得られる様になるし、最初の解答が少々予定調和的な開都になっていたら、そこから明確にその部分にスポットを当てた質問をすることで絞り込まない全体の情報から焦点を当てた本来の深掘りした情報にたどり着ける様になる

大事な事は、広範囲の情報収集能力をそのまま生かした情報を得るプロンプト力を鍛える事にある。

テンプレートを使うと、広範囲の情報ではなくバイアスのかかった情報になっていることに気づいてほしいと思っている。

そして、ここから重要なのは、日本語を理解してくると、少し調子悪そうにとか元気はつらつな感じでとAIに言うと、ちゃんと文章に表現を付け加えて解答してくれ、あたかも自然に近い会話が出来る様になってくると言う理屈だ。

そして、一旦日本語で的を得た解答を得られるプロンプトがかける様になれば、英語⇒日本語⇒英語と英語AIの回答を日本語化して情緒を付加して再び英語化することで英語AIにも感情を乗せた回答、より人間らしい回答を返す事が出来る様になるのがポイントだ。

故に、日本語AIはとてつもない可能性を秘めているAIと言える。

そして、この日本語AIを完璧に使いこなせるのが日本人と言う事を理解して使う事で世界を席巻するAIの最適化ができる様になると言う事だ。

だから、ChatGPTを日本語で色々と実験を交えて使う事を俺はおすすめする。

そのうち、YouTubeチャンネルや色々と纏めた物を「有料」で配信していこうと思っているのでお楽しみに。

今、俺のGPTは4.5に制限がかかって16日まで使えない状態で4oを使っている

いつの間にか勝手に4.5とかになっていて、なんか回答がいつもと違うなぁと思ったらモデルが勝手に切り替わって今は元に戻ったって感じだな。

4.5の方がより丁寧に回答していたので、今のスタンスで早く試したいが、研究プレビューってあってなんだんだろうな

コメント