DBクライアントを色々使って思った事

結論から言うと、業務に耐えるDBクライアントはNavicatしか使えないという感じだな。

QueryBookはCSVとかエクセル、アクセスなんかと連結出来るのは大変便利な機能ではあるけど、思った様には使えない。

A5は便利だけど、サーバーにあるDBを個別に登録しないと使えないので、数が多いととても面倒で、バグが多くて、使えるメニューと使えないメニューの制御が出来てなくて素人っぽくて業務には使えない。

今回、サーバーの移行でDBのコピーなど色々と面倒な作業が頻発したので、此手のツールを色々と吟味して使ってみたわけだけど、最終的にNavicatで全部やり直した。

DBのいくつかに100万行レベルのテーブルがあったり、テーブルにバイナリオブジェクトが入っていたりと言う結構ヘビーなテーブルが多く、その全てがNavicat以外のツールでは全滅

QueryBookはテーブルを選択して移行出来る様だったのでやってみたけど、移行させる際のプログレス処理が無くて100万行近くあるテーブルだとフリーズする。

A5はスキーマごっそりやるのは出来そうだったけど、今回、不具合があったテーブルだけ再度コピーしたかったのだが使えず却下

納期の残り時間も無く、ユーザの手間や利用するレベルがそこそこ無いと使いこなすのが結構不便で、余計な工数がかかってしまう。

そうなると、Navicatの場合、とにかく直感的に操作出来るし、やりたいことが全部出来るし、何よりマニュアル見なくても大抵操作出来るのは譲れない。

NavicatはMACを使っているので、MacからSQLServerの操作ができるツールが無いか探してたどり着いたツールで、当時はSQLServerのEssentialを500円くらいだったと思うけど買って使い始めてからNavicatしか知らなかったのだが、WindowsではそれぞれのDB専用のマネージャを使っていた。

今はWindowsで開発する様になって、Navicat以外のDBクライアントを知って、色々と使い始めてみて、結構便利に使えるので感動したのだが、実業務となると確実性が求められるし、うざい納期と言う事も頭に入れないとお金にならない。

なるだけNavicat以外でどこまで出来るか実際の業務で使っていたのだが、急に割り込んだ急ぎの案件対応など、今、まさに終熄させる必要がある場合など、どうしてもNavicatを使わざるを得ず、プログラマー的にはいちいちDBをダンプしてコマンドで操作すると言う事が手間でしょうがなくて、コーディングはIDEや、今はVScodeで超便利に使っているのにDBだけ、なんか時代遅れな使い方が腑に落ちないので、DBを使うIDE的な使い方を想像してクライアントに依存しているわけで、なんとか使ってみようと思って頑張ってNavicat以外を使ってみようとしたんだが、最終的にNavicatで処理、もしくはPGadmin(PostgreSQLが中心なので)3や4を使って処理せざるを得なかった事から、簡単に実施するにはNavicat以外の選択枝は無かった。

もちろん、Navicat以外を否定するつもりはさらさら無く、前に書いた記事通り便利で評価していて、俺自身がもっとツールに精通していけば良いだけの話なのだが、Navicatを知っていると、どうしても比較のベースがNavicat中心で使い始めたツールがNavicatで、 Macで使える点も優位な点で外出先に持ち出すノートPCがMacBookProしか無くて、FusionでWindows10を入れてその中でA5とかQueryBookを使うとパフォーマンスなども気になって、と、飽くまでも実務上、プロが使うツールとしての見解としては、工数をかけずにもうけの利幅を確保する事が重要で、「ツールを使いこなす為の工数」はかけられないのが本音なのだ。

と言う事でNavicatの6万円以上する価格はDB個別ならPosgreの場合6千円と10分の1で買えるので(商用じゃ無いと言う前提だけどね)まぁ手に入らない価格では無い。

もちろん、価格を無視して単にツールとして比較したわけだが、A5は無料、QueryBookは千円と言う破格なツールで利用者は多いと思う。

そういう意味でカジュアルに使いたいときには良かったので、実業務にも採用したかったのだが、ちょっと無理だった。

とりあえずは、業務ではNavicatオンリーと言う結論になったが、今後も此手のツールには注目していこうと思っている。

もし、業務でDBを頻繁に使うプロのDBエンジニアが工数削減を検討しているのであれば、価格は張るが、Navicatを買った方がストレス無く業務に集中出来ると思う。

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