コルクのメンテナンス

金管をやっていると特にトランペットの楽譜にはミュートの印が結構ついている。

他の金管も同様についていて、トロンボーンとかユーフォニアムのミュートってそれだけで迫力の巨大サイズで持ち歩くだけでも大変だなぁと横目で見ながらミュートでも結構遊べるトランペットは面白くてミュートも比較的小さいので持ち歩くのもそんなに苦では無い。

そのミュートの多くはこの様にコルクのストッパーが貼り付けてあってこれが乾いているのでカッチカチになっている。

何となくそのカチカチが気になってコルクグリスと言う物の存在を知ったので、これはミュートのコルクとウォータキーなんかに塗っておけば何となく良さそうだなぁと思って買って見た。

このコルクグリスジェルだが、本来はクラリネットとかがパーツの接続部分のコルクに塗るために存在しているグリスで、木管の人は知ってしかるべき存在なんだと思うのだが、金管しかやった事が無いとこの存在自体も知らなかった。

当然、滑りをよくするグリスなので、ミュートのコルク部分は滑り止めとしてベルから抜けない様にする為のもので、用途的にはNGなのだが、コルクが乾いてひび割れるよりも潤いを持たせてしなやかさを維持する事でしっかりベルに張り付いていつもより強めに突っ込んでも抜くのはたやすい感じになった。

ベストブラスのミュートはベルの形状に則しているのでスゴくホールドしやすくてはめ込んでも安定してくれるのだが、ニューストーンラインのこのフィルハーモニックストレートミュートはコルクの半分くらいでベルにひっかかって押し込む形なのでこれ本当にトランペット用なんだろうかと思うくらい浅くはまるのでグリグリ動いて安定させるには結構な力で押し込まないと落ちてしまう。

なんか設計ミスと言うか角度が合ってないのでトランペット用じゃないのかもしれない。

コルネット用か?

まぁAmazonで1800円で買えたので文句はないが、通常価格6千円もするミュートでその価格で買ったと思ったら信じられないくらい音はともかく物理的な角度、形状がベルにあってなくて収まりが悪い。

今回はミュートの使い勝手ではなくミュートが採用しているコルクの潤いの維持に木管用のコルクグリスを使ってみたのだが、演奏前に塗ってしまうと超抜けやすくなるのであくまでも何もかも終わった、楽器のお手入れの際に予め潤いを与える目的で使うといざ使う時にカッチカチじゃなくてコルク感が合って柔らかさを感じる様になった。

潤いって大事だと思うのだが、あくまでも油なので塗りすぎると抜けやすくなるのは間違い無いのでほどほどに塗るようにしていると潤いを維持出来る。

別に買わなくても木管の人に聞けば持っているはずなので、ちょっと指にでも1滴くらい乗せてもらうだけでも十分だ。

スライドグリスでも様が足せるようには思うのだが、「コルクに塗る」正式な製品なので正しい用途だと思う。