俺の愛機QBのHINOモデルヘビータイプなんだが、どうも最近調子が悪い。
調子が悪いというのは、唾抜きが上手く行かなくて、音がゴロゴロしてくるのだ。
なので、途中途中で抜差管そのものを抜いて唾抜きをしてすぐに嵌めると言う荒技で対処しているのだが、アマド式ウォーターキーと言うのは初めてだったのでどういう構造なのか分解してみたのだ。
唾抜きする際、このボタンを押し込む事で菅の抜けが出来てそこから唾抜きが出来る構造になっていて、普通のレバー式の物より使いやすいし、俺の好みで、ハンカチを被せて抜けば飛び散る事もなく、とても綺麗に処理できるのが気に入っている。
ところが、抜けない...
と言う事は穴が詰まっているのでは無いかと思って分解して抜差管の片方を指で塞いで息を入れてみたのだが、空気が抜けないのだ。
構造的にささっているシリンダーとかにそう言う弁みたいな構造になっているのだろうかと思って、3番の抜差管にもアマドウォーターキーがついているのでこれも外して抜差管の片方を指で塞いで息をいれると、ちゃんとウォーターキーから空気が抜けるではないか。
と言う事は何か詰まっていると思って外側の穴から爪楊枝を突っ込んでみたら何かを押し広げる用な感じがして、菅になにかが詰まっていたようだ。
一度、水洗いしてフレキシブルブラシも通したのだが、何かゴミが詰まってしまったのだろう。
取りあえずその処置をして元に戻すと、今度はちゃんと抜ける様になってくれた。
音が出にくい感じがしていたのだが、掃除をした後、何故か吹きやすくなってくれたので、今まで抜差管になにか詰まっていて、すぐに水分がたまってしまい演奏しにくくしていた様だ。
結構、外観とかバルブなんかは掃除していたのだが、まさか詰まっているとは思わなかった。
これで、構造が理解出来たのでもう安心だ。
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