キューブコレクターが辿り付いたキューブは

なんか闇雲に集めてみたのだが、一応同じ物は買わないが同じ種類のグレード違いは興味があるのはいくつかバリエーションとして揃えるというプレイングコレクターで回せるキューブをテーマに集めていたが、結局公式ルービックキューブと公式ルービックスピードキューブエントリーに回帰した。

揃える速度を競う「大会」を目指したり世界の頂点、ギネス記録などを目指すのなら別の話だが一般的にマジックキューブに興味があって多少なりとも3x3x3においては早く効率良く揃えると言う、揃う、揃えられる事が前提なので方に嵌めた回し方を如何にその場で思い出して回せるかの記憶ゲームになってしまっている。

速度だけを目指してしまうとパズルと言う本質から外れてしまい俺的にはちょっと違和感が生まれた。

簡単に言うと、こう言うキューブを正しく揃える事は出来ないと言う事になる。

実は、柄キューブはものすごく難しくて、基本的にコーナーキューブ、エッジキューブは面が合っていれば正しい向きに収まるのだが、その際にセンターキューブは回転してしまい、センターキューブも含めて完全6面を揃えるのは至難の業になる。

これは理由としては全体キューブの回転を意識したパターンが公開されてないだけの話で、スピードを目指すのにセンターキューブの回転は必要ないので発展しないのだ。

どの向きにあろうが、揃えられる結果になるのでそこまで配慮する必要は無いと言う事だが、柄キューブにおいては、そこも大事な要素になっていて、これがめちゃめちゃ難しい。

実は、あるOLLやパームを駆使することでセンターキューブの位置を90度回転とか180度回転とか出来て他のキューブに影響しないと言う事をチマチマ6面に対してやることになるが手っ取り早くキャップを外して回してはめ直すのが殆どだと思う。

こう言う遊び心をパズル、特にマジックキューブには抱いているので、単にスピードを求める人たちとは隔たりを置いている。

しかし、ルービックキューブ第1世代の俺にとっては40数年ほど経った今再びルービックキューブを手にしたとき、当時14歳の時に発売され大変なブームになったわけだが発売当初の初代ルービックキューブはとにかく回しにくくて如何に回しやすくするかと言うのは最初からテーマにはなっていた。

それが、磁石で色々な事を解決出来ていて、この進化に衝撃的な開発意欲というか発展してきた経緯を知りたいという欲求が俺の琴線をふれてしまい、コレクターになってしまった。

最初に公式ルービックキューブがVersion3.0であってステッカーレスになっていた事に感激した。

ステッカーレスと言うと今は全体が同色のプラスチックで成形されているキューブを思い浮かべるだろうが、ステッカータイプのパネルを貼り付けている点で公式ルービックキューブにデザインの拘りを感じた。

ステッカータイプのパネルを貼り付けているステッカーレスはDayanのキューブで1つあったので後でコレクションに加えようと思う。

これだけ集めてみるとGANキューブのトップブランドたる所以が理解出来て、確かに他のキューブより高い訳だなぁと言うのはその作りにあって安売りキューブとは製法が全く違っている。

GANキューブの原点的にGAN356RSを買っていて、GANキューブの磁石が一切入ってないタイプのキューブで、DIYで磁石化するのもちと面倒で分解するのに爪が合って他のキューブと違いGANキューブはパーツ自体の作りも違うのでそうそう改造したいとは思えないくらい完成されている。

そのGANキューブの磁石無しは実は以外に回しやすくて磁石がないので整った回し方が出来ないので早く回すと思わぬ所が回ってしまうのでスピードキューブには向いてないがパズルとして楽しむ分には品質はGANキューブなのでかなり良いキューブである事は間違い無い。

そのトップブランドであるGANキューブも今の旗艦はGAN14MaglevだがこれはAliExpressで8千円以内で買える中々の高額キューブなんだが回しやすさと言う点ではこれに勝るキューブは無いと言える。

俺の様にCF法でしか出来ない1分を切るか切らないかレベルでも回しやすさの点ではピカイチだと思う。

1分程度の俺の場合、実はどのキューブでもタイムはさほど変わらないが回しやすい分、考える時間が長くなるのでじっくり考えて綺麗に揃える余裕が出てくる感じで、それなもっと早く手を動かせと言う事になるのだが、そんなせせこましい回し方はやらないが、気が変わってたまにクッソ早回しをやっても何ら問題無く対応出来る点で、良いキューブはとことん良いキューブだと思う。

ただ、GANキューブもかなりバリエーションが増えたが、大きく2種類若しくは製法が変わったのか、GANキューブの製品ネーミングとしては330とか354等の数字は最初に1桁は3x3x3とか4x4x4とかのキューブの分割数で2x2は最初の1桁目は2になると言う構成で次の2桁はサイズを表していて、330となると3cmキューブでキーホルダーとして提供されているサイズで主は356の56mmキューブで356Mはかなり回しやすく2000円程度で入手出来るので初めてのGANキューブなら356Mが良いだろう。

俺は、356シリーズでも356Xがお気に入りでこれが俺には好みの回しやすさで、その上のランクXSよりも実はX V2の方が好みだ。

この後はGAN11と番号が付く形式になっていて、ここで製法が変わってくる。

大きくは356等のサイズ表記のキューブと11,12,13,14と番号表記のキューブでこの違いは大きく回し心地も違う。

今11~14まで旗艦キューブとしてVersionが上がっていて最新が14なんだが、14よりも俺は12が好きで、この番号タイプは微妙に回し心地が違うのは回していると分かるのだが、設定をいじるとひょっとすると全部同じ回し心地に出来るかもしれないが、大きくは磁力の効きを調整して好みの回し心地に出来ると言うことになりサイズは全部同じ56mmタイプになっていると思う。

異色はとしてはGAN354MとGAN minと言うシリーズがあって、354Mはサイズ表記の回し心地でGAN minは連番タイプ、GAN11からの派性だと思うが回し心地的にはGAN12を回している感じがする。

サイズが54mmとGAN miniは53mmと更に小ぶりで、この辺りのサイズはとても扱い易くて回しやすい。

月並みな表現で、手の小さい人や女性にも丁度良いなどと言われているが、そんな表現は当てはまらず、単に53mmのサイズのキューブであって56mmとかバリエーションがあるしサイズ感と手の大きさは関係は無い

流石に俺がこよなく愛する9cmキューブともなると扱いが難しくて重たいので手の力は必要だが、手の小さい子供向け玩具として売られている以上どのサイズでも子供向けである事が事実なのでどれでも子供に回してもらうと言う時点で手の大きさは製造段階で子供の手の大きさをベースにしているはずなのでそもそも子供向きなのが本質でそこに大人が割って入っていると思った方が良い。

なので扱い易いと言う点ではGAN mini M Pro UVが一番俺が手に取っているGANキューブだ。

そして、GAN354M、GAN356Xって感じのランキングになっていて、スマホに連動する場合はGAN12Uiを主に使っている。

スマホに連動するキューブにもGAN miniがあるのだが、これが1万7千円と言う高額で買う気が失せている。

GAN12Uiが俺が買ったキューブで一番高額で8千円超え確でセールで割引があったので買った。

なんやかんやで800円くらい割引があったので9千円切る価格なので買えたが今普通にかうと1万2千円はするだろうなぁと思ってちょっとお得に買えてしかもこの箱の中にPOWER Podが入っていた。

なのでGANキューブが良いのならサイズ表記の356Mとか356Xが良いかな。

それよりもGAN11、12がもっと良いし、それ以上は特に微妙な違いなので今買わなくてももっと安くなってきそうな気配はある。

マニア、コレクター、スピードキューバーでもない限り精々5千円が良いところだろうと思う。

そして、MOYUも外せないがなんかパッとしなくて、MOYUの場合はWRM V9かGTS3Mの2択だな。

WRM V9はGANの11とか12とかの感じでオマージュ的な回し心地だし、GTS3Mは縁取りがあって、とにかく滑かで他のキューブには全く無い回し心地で結構気に入っている。

後はQiYiでXMD TORNADO V3 Pioneerでこれは3つのバリエーションがあって、PioneerとFlagshipにPioneerのUVと3個持っているが、Pioneer UVが一番回しやすい。

バネで良いならもう一つStandardもあるが、それならフラッグシップって感じだったのと重さの違いはあるけど10g程度のさで余り違いは分からない。

Pioneerシリーズはどちらかと言うとGANの連番シリーズの様な感じだがGANキューブみたいな回した時のノイズが無くて凄くスムーズに回せて磁力サポートもしっかり効いて最速キューバー御用達のキューブみたいでこれ買っておけば間違い無いと言われるようなキューブで確かに回しやすさは良い。

GANキューブは回すとなんかヌチャヌチャと言う感触があってTORNADOはそれが無い感じだ。

ヌチャヌチャと言う表現はネガティブな意味では無くてGAN特有のと言う意味で悪いわけでは無いが、その手に感じる微眇な振動、表面のすれ具合の表現が異なっていてTORNADOはその点かなり良い磁力サポートが入って弾いて止まる感じの回し心地で早く回すのならキューブ自体が回ろうとする感じも必要になってくるがTORNADOはその点良くわかっている様な回し心地で凄く良い印象だ。

GANキューブはそこでキューブが主役になろうとする感じがあってその雰囲気の差でTORDANOの方が好みではある。

他にも色々メーカーはあってきりがないので最後にSengsoのキューブがdark horse的に俺は好きだ。

Sengosのキューブの初めてはメタリックキューブで磁石あり版を買ってメタリックキューブが綺麗で飾れるなぁと思って買った所、余りにも回しやすくて飾りではないなぁと思った程良い感じで回せた。

後は俺にはZと言うロゴに見えるSengosoのキューブでWEB表記だとSengshoとかになっているが箱にはSengsoと書いてあるので同じメーカーだとは思う。

これは相当回しやすいキューブで回していてもやかましいがロゴが好き。

まぁ他にもDayanとかとにかく良いキューブしかない。

今まで買って来て磁石有りのキューブで外れは無くて磁石無しの100円とかのキューブに時々とても変あパーツで空洞のキューブがあったが概ね磁石ありならどれを買っても回しやすい。

多少の調整は必要かもしれないが、基本的にバネ調整のキューブでネジをゆるめる仕様は駄目キューブだと思った方が良い。

ネジなどアナログな締め具合で調整する事は基本的に不可能で回している際にネジも一緒に回る事もある緩んだり締まったりと安定しないのでネジは底付まで締めてゆるめないと調整出来ないキューブはお勧めしないが、バネを交換して調整すると言う方法があって、バネを色々そろえているなら調整のバリエーションになって使えるキューブになる。

Youtubeとかでネジの回転で調整してお勧めなんて言っているキューバーは浅知恵しかないと思うのでよい子は真似しないようにして、しかもネジの回転だと分からないのでキューブ側を回してなんてのが良いと思って居るかなぁ,,,ビックリ。

とはいえ、ネジは絶対に緩まない様に締めた状態でしっかり回せるキューブが普通に使えるキューブで安いキューブの殆どはこのネジ止めなので基本的に調整出来ないので買った時の状態がそのキューブの性能で、中には騙しで初期状態で多少ゆるめてあって回しやすいなんて錯覚させるものもあり、これがいわゆる中国品質だ。

なので、俺は色々なバネを用意していて、最近はSOLER CUBEでマカロンカラー可愛いキューブを好きで回しているが、これは調整機構がなくて色々試行錯誤して20mmの線径0.3mm、5mmΦのバネに換えてかなり良くなったと言う改造がある。

基本的にバネ式のキューブはコーナーカット性能は高めで良いのだが、バネの伸び縮みするストロークがどのくらいとってあるかで能力差が出てくる。

底付まで回してしまうとキューブが回らなくなると言う精度のものもあって、これは問題だが大抵3mm~5mm程度はバネの伸縮のストロークがあって、このわずかなストロークでキューブの性質が大きく変わる。

0.5mmのワッシャーを挟むだけでコーナーカットの性能が著しく無くなる場合などもあって結構微妙なストロークなのだ。

ここで色々あったバネを探すのが改造マニアにとっては楽しみの1つで格安キューブがものすごく回しやすくなるなんて時はかなりテンションが上がってしまう。

Soler CUBEのマカロンかラーはとても良いのだが磁石の効き目があまり感じなかったので少しかるくしてやる必要があって、試行錯誤して20mmの弱いバネとの相性が良かったので交換した。

そんな感じで色々なキューブを手に取っては回して調整してなんて事をやっているウチに、公式ルービックキューブもものすごく良い感じに調整する事が出来る様になって、今はこれで良いじゃんとなった。

俺の持っている公式ルービックキューブとルービックスピードキューブエントリーは改造しているのだが、最初の時にやった改造はダメダメで結局Maglevもやめた。

最終的にスピードキューブエントリーには元々円錐形の比較的強いバネが入っていてこれは重くていただけない回し心地だったので、もっと小さめの、ThunderClapに使われているバネと同じにした。

ただ、それだけだとグニャグニャで普通に回すだけでポップしてしまうので上下にワッシャーを挟んでちょっとだけストロークを狭める事で最高に回しやすいキューブに仕上がった。

それでもスピードキューブエントリーはポップしやすくなってしまうので雑な回し方の耐性は低いのでルービックキューブV3の方がその点は有利でそもそも雑な回し方が出来ない作りになっている。

但し、改造は面倒で一個目は弱めの磁石を付けて最初にやったマグネット化でいまいち綺麗に出来なかったが、まぁなんとかなりはしたがこの時点ではまだ駄目で公式ルービックキューブの改造は出来ないのかなぁと言うのと分解でセンターキャップが簡単に外せないので試行錯誤が実に面倒だった。

結局、中のセンターのネジを嵌めるクロスの部品が破損してしまったが、実は超激安のキューブと中身の互換性があって事なきを得たのだが公式ルービックキューブV3は他に新品が2個あって、とっておいたわけだが、そういう意味で最初の改造プロトタイプはいまいちで他に他のキューブを買いあさって改造などをいくつか経験していった。

次に、第2弾の改造でマグネット化にも慣れたのでちょっと強めの磁石で7mm×3mmの磁石を装着してみたら、これが強すぎてブインブインと言う感じでバネ無しでも回せるほど強すぎた。

ここで1個目の改造が使えて、コーナーキューブとエッジキューブを入れ替えて、片方はコーナーキューブが磁力強めでエッジキューブは檄弱磁石、もう一つは逆でエッジキューブの磁石強めでコーナーキューブは激弱に入れ替えて見た。

これで、実際エッジキューブの磁力強めの方が良い感じに回せる様になって公式ルービックキューブV3改のRel1,2と仕上がってエッジキューブが強い方をRel1,コーナーキューブの磁力が強いのをRel2とした。

これ2個ともマジでよく回せるキューブでGANキューブと比較すると話にならんと言われるが、公式ルービックキューブV3の良いところをそのまま生かして磁力版に変えてスピードキューブ界に参戦出来るレベルになったと自負している。

そして、残る新品の公式ルービックキューブV3には7mm×2mmの磁石は強すぎたので6mm×3mmの磁石にしてみたが、まだ強すぎた。

まぁなんとか無難に回せてスピードキューブエントリーよりも滑らかにコーナーカット性能もあり得ない位スムーズで意外にポップ耐性もあったりと上出来の仕上がりだが、ちょっと磁石が強すぎたので、後6mm×2mmか7mm×1mmの2バーリエーションで実験したいが、もう公式ルービックキューブはないので買い足しはしばらく良いので一旦はここで完了

なので、磁石をもう少し弱めの7mm×1mmに磁石版にすると頂点に上れる気がしたので磁石を後で用意して届いてから考える事にした。

1個は6mm×2mmの強めの磁石のコーナーエッジ入替用ともう一個は7mm×1mmの磁石セット版にしようと思っているが磁石が届くのに時間がかかるので来月の楽しみではある。

得てしてついに公式ルービックキューブV3改のレシピが完成して、今、メインキューブとして貼れて公式ルービックキューブを回す様になれた事に第1世代の俺は感無量なのだ。

それにしてもキューブの進化をざっと見て、なかなか奥が深く、まだ色々やりたいとこがあるほど探究心はつきないし、早くCF法で楽に1分切れる方法を見つけたいと思っている。

但し、公式ルービックキューブV3をメインで使うのは改造前提なのでDIYが得意なら良いと思うがそういう細かい改造出来ないと言う人は普通にGANキューブでもGAN11とか買った方が良いでしょう。

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