MFC-J7300CDW レビュー

まず、このプリンターは扱い易い

プリンターをWi-Fiに繋いだり、スキャンしたりする印刷前の段階の設定が余りにもスムーズで楽ちん

何もかも簡単に出来てしまって、えっ良いの?と思うほど手間いらずでコンシューマ向けの製品の鏡だな。

これが、EPOSONやCANONには無い快適さを感じたし、OKIに至ってはコンシューマ向けではないのである程度妥協したが、ソフトウェアの出来が違い過ぎてもはや笑ってしまう。

そして、このプリンター、縁なし印刷が出来るので、A4、B4、A3に目一杯画像を印刷出来るのでこれはインクジェットならではなんだろうな。

今までOKIのカラーレーザー使っていたので、印刷品質は比較すると、レーザープリンタのなんとも光沢のある出来合の紙に印刷したかの如くは行かないが、インクジェットっぽいなんだろう、紙に染みこむ感のある印刷で、まぁインクジェットとレーザーは比較するとどうしてもレーザープリンターの方が断然綺麗だという事が良く解った。

まぁ後は紙に多少光沢のあるような紙を使えばインクジェットでもそこそこ綺麗に印刷出来るんだろうが、この点レーザープリンターは単なるコピー用紙でも凄く品質の高い印刷をやっているんだなぁと改めてレーザープリンターの良さを実感できた。

とはいえ、今回からこのビジネスインクジェットにしたのでここは妥協するしかない。

しかし、スキャナーも試して見たがA3サイズまでスキャン出来るのは、購入動機の要件だったが無事目的を果たせたし、ADFも使えるし、A3の楽譜がそのまま取り込めるのはかなり扱い易くなった.

これをこのままKAWAIのスコアメーカー11で取り込むときっちりとOCRしてくれてデータ化して俺の演奏しやすい楽譜に加工しやすくなる。

このプリンターは印刷目的3割A3のスキャナー目的6割、PC-FAX1割と言う使い方を目論んだわけだが十分目的を達成出来た。

FAXは後で試そうと思うが、相手が必要なのでちょっと段取り組まないとだな。

このプリンターは買いだな。

ちなみに7300と7500と迷った際に、大容量インクが使えるかどうかなんだが、印刷枚数が俺の場合極端に少ない事が予測出来るので、大容量インクを必要としないので7300で良かったが結構な価格差なのでそんなに違うのだろうか。

それに7600にもなると今度はロール紙の取り付けができて長尺印刷も出来るようになるのだが、それこそ、長尺印刷など使うことが無いのでスーパーなんかでのPOPを印刷する場合はかなり便利かもしれんが、なんか興味ないし、色々コスト面で7300って丁度良い。

SOHO向けフリーランスにはこれで十分過ぎる。

それに、Brotherのサーバーか何かに登録しているのだが、なんとこれ便利!

印刷枚数とか残りインク残量とかWEBで確認出来るって画期的ではないか!

なんか気に入った。

後は、OKIの時はなんかうまくいかなかったがスマホからの直接印刷もアプリを入れて出来る様になった。

スマホから直接印刷するのはどうかと思って余り興味無かったのだが、メールの添付とかいちいちパソコンを開く必要がなくなって案外便利なものだな。

スキャンも出来るのだが、スマホからだと300dpiまでしか出来ない理由が分からん。

プリンタの性能の問題では無いのだろうか。


そして、このプリンタのおまけツールにPaperPort SEと言うのが付いていたので試して見た。

左は長年愛用しているDocuWorksで今はバージョン9で、右がプリンタ付属のオプションアプリPaperPort SEだ。

タダで使える文章管理ソフトなんだが、まぁ遅い、重い、PDF重視と言うツールで、俺がDocuWorksを知らなければドキュメント管理ツールとしておっ!このソフト便利じゃんなんて思ったのかもしれないが、残念ながら文章管理ツールの王者DocuWorksを使っているので、2番煎じ的だし、何れにしても重いのでちと使いにくい。

使い方としては、プリンターとして選んでやることで、Viewerでデータで保存出来ると言う物でDocuWorksを使っていると、他の文章管理ツールはどれもなんか扱い難い。

このPaperPortもDocuWorksのオマージュ的な雰囲気はあるものの、印刷する場合、PDF化するので、それで遅いのかもしれない。

DocuWorksはDocuWorks形式でサクッと保存出来るので動きは速いし、A4、B4、A3と用紙を変更してみたのだが、ちゃんとそのサイズで印刷保管出来るが、PaperPortはPDFの設定をなんかやらないとサイズ通りに上手く出来なかったので、ここは使い方で何とかなるとは思うがサクッと使うだけでは上手く行かなかった。

ただ、文章管理ツールとしてはなかなか良くできていて当然だろうがBrotherのプリンター付属なので親和性は高いが、DocuWorksも同じ様に使えるのでDocuWorksを使っていると、全く必要無いソフトだったな。

しかし、なんで重いんだろう。全く動きが悪すぎてそもそも使う気になれないし、PC-FAX受信フォルダーの設定にもなっていたが、とっととDocuWorksの管理フォルダーに入れ換えたのは言うまでも無い。

まぁアンインストールするしか無いが、DocuWorksは1万3千円ほどするのでタダで使えるPDF文章管理ツールとして使いたい人もいるかもしれないが、動きが遅いのでこんなツールで文章管理しているとストレスしか感じない。


最後にウチの設置はこんな感じだ。

部屋が狭いので机の横に設置しているが、横から紙が出てくるので、上に埃よけでタオルを掛けられるのでそれが良いのと、用紙トレイはA4かA3かの2種類でA3にすると出っ張ってしまうが、この中にはB4を入れている。

B4だけど、A3を入れるサイズにしか引き出す必要があるので、B4でもA3でもトレイの出っ張りは変わらない。

しかし、良い複合機が手に入った。

それと一番やりたかったA4のスコアをB4で印刷してみたのだが、まず、俺が使っている楽譜作成ツールはKAWAIのスコアメーカー11なんだが用紙設定をA4からB4にするだけで全体のレイアウトが自動的にB4サイズで調整してくれてかなりゆったりしたのと、まずは見やすくなった。

ファイルもB4のスコア専用のファイルを用意していたのでこれが丁度良い。

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