右のDayanのキューブはマグネットありのバネ式のキューブだが、バネのストロークがピカイチで長いので、コーナーカットは超広くて凄く軽く54mm、表面はUV加工はしてないがツルツルの材質でとにかく回しやすいしバネ式だけど両面にワッシャーが入っていて音も静かなキューブだ。
左はMOYUのキューブでロゴが違うタイプのMaglevでBCだ。
この2つのキューブはそこそこ安いので初心者向きと思ったら大間違いだった。
まず、MOYUは何もしなければ良いとは思うがちょっと回転が重めで軽くしたくなったのでMaglevの片方の磁石をちょっと強めの磁石に交換して作り替えたらPOP耐性が上がってしまいちょっと堅苦しい回し方を強いられるが、回転は軽くなってブレない回し方をするとすこぶる回しやすい。
Dayanのキューブはバネのストロークが長くとにかくスライムかと思う位ぐにゃぐにゃでこのままでは慣れないと回しにくくてしょうがないのでバネをちょっと強めのものに換えた。
そう、安いキューブは自分でカスタマイズすると高いキューブ以上に回し易くなってそれこそ、GAN13なんかだとなんかグチャグチャ、ニチャニチャとマグネットの音か何かがしてそれはそれは回しやすいし調整不要なのだが、これ以上にDayanは改造することでバネ式でありながら良い感じにカスタマイズ出来る。
色々カスタマイズしてきたが、Dayanのバネのストロークは良い感じの設計、寸法で54mmとちょっと小ぶりでありながら艶っぽく軽い材質で角張っているから俺の手に凄く馴染みやすいのだ。
残念なのは色味が悪く、赤と言うよりもなんか黒っぽい赤で黄色と緑が色あせている様な色味で暗がりだと非常に見ずらいがたまたま用意していた0.5mm線径の3mm、15mmのバネが他のキューブには強すぎて使えなかったのだが、Dayanのキューブはバネのストロークが長くワッシャーも噛ましているので非常に効果的でかつ強さのおかげでグニャグニャな感じは一切解消出来てまぁとにかく良いキューブに改造出来てしまった。
これまでTORNADO V3の勝手に90度に揃ってくれるお手軽さが良かったのだがDayan改の様に軽く回しやすく手への感触が角張っている感じも悪くないのがわかって凄く楽しくなってきた。
このキューブは1400円で1000円は切ってないがTORNADO V3 Pioneerの約四分の1程度の価格でありながら回しやすさはピカイチに改造出来た。
まぁ実はバネが1個100円もするのでチューブ全体の金額は2千円て所なんだがバネが品質の良いバネなのでこの性能を発揮出来たんだと思う。
このキューブは安いからとスピードキューブのデビューに買ったとすると、恐らくスピードキューブが嫌になるほどグニャグニャで軽すぎてグニャグニャ過ぎると返ってまわしずらいのだ。
また、調整機能は無いのでネジを締めるしかないのだが、最初に内蔵しているバネは10mmのそこそこ良いバネだとは思うが設計上ちょっと短いのでネジ自体は底付していて、初期状態ではグニャグニャがデフォルトになってしまいこれ以上調整出来ない非常に扱いにくいキューブになっている。
この構造上の弱点を把握して、固めのバネで15mmのストロークがあれば良いと思えるかどうかが分かれ道で、追加で一個100円のバネを買おうと思えるかが大いに関わってくる。
となると大半と言うかほぼ、俺みたいに改造するマニアは少数派だと思うのでキューブは値段で判定出来ない奥深さがマニア心をくすぐるのでハマってしまったと言うわけだ。
なので、マジで思うけど易くてエントリー的にスピードキューブ始めたいと思うならSwift Blockがお勧めで、GAN 356Mと同じ様な感じでより滑らかに回るのに1000円そこそこで手に入るので良いと思う。
コーナーカット性能も良いのでこれ買っておけば間違い無いと思う。
ただ、他で手に入らない快適な回し心地、既製品とは違う回し心地を追求したいなら改造するしかない。
結局2329円になってしまったな。
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