スライドトランペット運指表

スライドトランペット(ソプラノトロンボーン)を買った良いが、運指表がない。

トロンボーンの運指表はヘ音記号でソ♭がドでとかややこしいのでこれを元にトランペットの運指表にはめ込んでみた。

B♭の楽譜でスライドトランペットのポジション通に鳴らして見たのだがちゃんと半音階になったので大丈夫だろう。

曲に当てはめてみてもちゃんとトランペットの音と合っていたのでいけそうだ。

ちなみにスライドトランペットとソプラノトロンボーンの明確な定義はないようで、マウスピースがトランペットの物ならスライドトランペットでトロンボーンのマウスピースが使えるのがもしあればそれがソプラノトロンボーンと呼べば良いのだろうと思う。

ちなみに、フリューゲルホルンのマウスピースをアダプターを付けて装着してみたが、頰っぺたにベルが当たってまっすぐ構えられず断念。

短いマウスピースだと顔がデカいと無理っぽいのでベストブラスの7Eは長いので丁度良い感じで演奏できる。

付属のノーブランド7Cでギリ構えられるけど、YAMAHAのマウスピースの方がちょっと長いのでそっちの方が構えやすい。

シャンクの違いで5mm程長く飛び出るが、ベストブラス7Eは1cmほどでるので助かる。

でも運指表作って思ったけどトランペットは8パターンの押し方があってトロンボーンは7ポジションなんだな。

トランペットの場合1、2同時押しと3だけを押すのとは同じ管の長さになるので実質7パターンだから実はどちらも7ポジションと同じだな。

まぁトロンボーンは理論上76ポジションあるみたいだけどね。

トロンボーンの運指をトランペットの運指表に当てはめているときわかったのだが、トロンボーンの刻みは0.5刻みで、トランペットは1番は1.0、2番は0.5、3番は1.5ずつ管が伸びるのだが、これを足してみると、7パターンになるわけだ。

それをトロンボーンのポジションと並べて見ると、トロンボーンのポジションが手に取るように理解出来たし、替え指を考えるとそこそこポジションも自在に取れる事がわかった。

なので、トランペットの運指がわかればトロンボーンのポジションは簡単だった。

トロンボーンはやった事が無かったので調べもしなかったが、スライドトランペットを買ったおかげで、今まで謎だったスライドの使い方が超理解出来てしまった。

これで、半音とかでてもトランペットの運指を足し算してしまえばスライドのポジションはわかるので、後はその音をイメージして吹けば演奏できると言う事だ。

これで金管はすべて把握出来た。

と言う事は、管の長さが変わる楽器が金管で、管の長さが変わらない楽器が木管と言う括りで、今までサックスとフルートが何で木管のグループなのか謎だったが、どちらも管の長さが変わらないからなんだな。

さながら、IT的に言うと、可変長楽器と固定長楽器と言う訳だ。

リードが分類の根拠だとも思ったけど、フルートはリードは無いし曖昧な見解だったが、可変長、固定長で括れば完璧に分類出来る。

ただ、悩ましいのは「突撃ラッパ!」やホラ貝は可変長じゃないんだなぁ...

突撃ラッパもホラ貝もマウスピースを使って唇の振動を管に伝えるところまでは一緒

ただ、可変長にならずに、金管の一部の管の長さを切り取って固定でならすと思えばいいか。

倍音楽器とでもいうのだろうか。

木管にはこんな倍音と言うか1つの押さえ方で1つの音しか出ないと思っているのだがどうなんだろう。

昔リコーダー習ったとき順番に指を離して親指の穴を開けるか隠すかで音数を増やしていたように思うし、指で押せる音以外は後は、楽器自体では無くリードとかの使い方で変化を付けるしか無い様に思うのだがどうなんだろう。

そうなると、ホラ貝も突撃ラッパも金管の特性である倍音を使って音に変化を付けることが出来ると言う意味で例外ではあるが金管でいいだろう。

まぁ楽器始めた頃、こんな理論的な説明聞いたこと無くて、精神論的な話ばかりだったなぁ。

あーなんだかスッキリした。

ちょっと気になってネットで金管と木管の違いを検索してみたのだが、ほぼ発音の違いでフルートは曖昧な感じでまとめられていた。

発音の違いに加え、可変長楽器か固定長楽器と言う概念を明確にすればフルートは明らかに木管になるのになぁ(まぁ発音の違いに可変長楽器と固定長楽器の理屈があるのだが)

ちなみに、無理矢理フルートやクラリネットなんかに金管のマウスピースをつなげば倍音で色々な音が出せるだろうからあながち発音の違いも分類項目の要因ではあるが、最初に可変長楽器か固定長楽器かで分類すると、ややこしいのはホラ貝と突撃ラッパしか残らない。

これは唇の振動で演奏するので例外的に金管とすればかなりスッキリすると思うぞ。

これは、想像だが、木管のリードを超柔らかくして唇のように可変で振動出来る様にすれば、金管の様に色々とアレンジした音が出せる様に思うし、フルートだって息の入れ方を荒くしたり色々とやれば色んな音が出せそうだし、吹き口に唇つけてマウスピースみたいに振動させても音が出ると思うので本来の演奏方法では無いだろうが発音の仕方で分類するのはスッキリしない。

データベースでデータを収集する理屈は、一番数が少なくなる条件から絞り込んで行くと言うのが鉄則なのだが、分類というのはそう言う物で、一番数が少なくなる分類条件は固定長楽器か可変長楽器かでその中から次の条件として発音方法を当てると良い。

ホルンとかトランペットもそうだけど昔は固定長で材質も角で出来ていた時代を経て、固定長だと穴を開けないと音の数が足りなくなって、木管の様に進化したのか、金管の様に可変長になって進化したのかと言う歴史だと思うのだ。

となると現代解釈としてフルートやサックスを明確に木管たらしめるのは固定長楽器だからと言えば、かなりスッキリするはずだ。

 

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