前からこのオパンカ製法と言う靴底がサイドにめくれ上がっている製法の靴が格好いいなぁと気になっていて、京都で取り扱い店舗を探してみたのだが、高島屋にあった様だが撤退していて、大阪の大丸にあるのが解った。
ただ、難波の大丸までなんか用事なかったら行く事無いなぁと思っていた時、丁度職場が心斎橋になっていて、ここからなら歩いていける距離なので、仕事を定時で終わらせて足を運んでみた。
目的は、このオパンカ製法の履き心地を知りたくて、一度試着してみたいと思ったのだ。
大丸の2階、奥の方に紳士靴売場があって探してみると、初めて実物を手にする事ができた。
価格的には8万円程度で余り高いイメージがしなかったのだが、なんか安っぽい革な気がした。
色々と見ていると店員に越をかけられたので、試着させてもらいたいと伝えると、狙いのホールカットのオパンカ製法の靴を出してきてくれた。
履いてみたのだが、思ったより幅広で4Eくらいのゆったり感が合って、意外だったが、なんか安っぽくて、その時履いていたのがREGALのホールカットなんだが、この方が質感も良く履き心地が良いので、なんか気持ちが萎えた。
店員曰わく、軽くて柔らかいと言うのだが、それってAmazonの格安革靴のキャッチコピーで高級紳士靴で軽くて柔らかい靴は無いので、あぁそういう扱いかと思った。
やはり、サントーニを履いている以上、このマグナーニは安っぽすぎるし、REGALの方が質感は上で、靴としての存在感はあまり感じなかった。
ただ、面白い製法なのは事実なんだが、靴はそんな製法よりも質実剛健なグッドイヤー製法のしっかりした質感が重要だし俺の好みはREGALだとつくづく思った。
それに、サントーニの靴と比較すると価格は違うのだが、バーゲンなんかだと半値で買えるのでサイズが合えば、この靴でも8万円以下で手に入れる事は可能なんだが、サントーニの靴は革質が違っていて、REGALよりも匂が良い。
結局、マグナーニ熱はすっかり冷めてしまい、やはりサントーニが良いと思った。
それに、マグナーニを8万円も出して買うならREGALを4万円で買った方が断然良い靴が買える。
普段履きにはREGALで偶にサントーニと言うパターンは完成された感じがした。
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