仕事で使っているトラックボールのレビュー

このナカバヤシのトラックボール、実は仕事では使えないダメダメトラックボールなのだ。

動きとかそういうトラックボールとしての機能は問題無いがな点が2つあって、これがとても使いにくいのでエレコムのトラックボールと交換した。

トラックボールは角度があった方が使いやすいのはトレンドの様でナカバヤシのトラックボールもサンワサプライのトラックボールもその点は満足出来ている。

しかし問題なのは「操作音」

ナカバヤシのトラックボールはとにかくやかましい。

クリック音はカチカチと響くし特に問題はホイールで回す度にガラガラガラガラとけたたましく事務所に鳴り響く。

これはかなりうるさくてLogiのELGOはほぼ無音で、サンワサプライのMA-BTTB179BKも無音だ。

更に、ELGOはクリック音はカチカチうるさいが、MA-BTTB179BKはクリック音も無い静音設計だ。

仕事で使えないと言うのは、Excelで書かれた詳細設計を見ながらプログラムを書いているのだが、シートを上下にスクロールさせて何度も繰り返し、設計無いようを繋ぐために上から下へと説明で紐付いている行が離れているので上へ下へととにかくスクロールが頻発するのだがナカバヤシのDigio2はホイールがガラガラとやかましいので事務所内に響き渡ってしまう。

当然、静音じゃないマウスを使っている人も多いのでガラガラと聞こえていてプログラムを書く際に集中力を邪魔していてかなり気になる。

はっきり言って過剰に気にしすぎだと自分でも解っているが、妥協出来ないやかましい操作になっているわけで、とにかくこのホイールをガラガラ回す音は俺は嫌いだ。

設計書も静かに見たいのでなんとも我慢の限界でこれは静音設計に換える決断に至った。

ホイールの音がしない事がこんなに使い勝手の良さに繋がるとは思ってもいなかったし銅でも良かったのだが、今回の様にExcelのシートをとにかく上へ下へとスクロールさせる必要がある作業が入った場合とにかく気になってしまう。

最初はとなりからガラガラと言う音が常に響いているので何の音かと思ったらホイールを回す音と解ってやかましいなぁと思っていたら、自分で見る設計書で最初はさほどスクロールを必要としない設計書だったが段々と大きめの設計書を渡されるようになってかなりそれが長く書かれているので自分でもそのホイールの音をけたたましく出す事になり、そーっと回してもカチカチとスイッチ音は無くならないのでいい加減ストレスになってしまう。

このサンワダイレクトのNOVAも静音設計では無いがホイールの音は案外静かで他の手持ちのマウスはほぼホイールの音がしないものばかりで、知らないうちにそういうマウスを使っていたのは本能だったのかもしれないと思った。

ただ、それまで仕事で使っていたトラックボールは人差し指操作タイプで使いにくさを感じていた。

このエレコムのM-DT1DRBKだが慣れの問題ではあるが人差し指操作のトラックボールは普通のマウスと比較しても操作感が独特で慣れはした物の結構鬱陶しい操作を余儀なくされる。

しかし、このM-DT1DRBKはボタンも多く、色々と機能を割り振れる高機能マウスでホイールも静音設計では無いが案外気にならないほど静かに回る。

とにかく手持ちのマウスでトラックボールも全部確認したらこのナカバヤシのDigio2だけダントツでやかましいのが解ったので違和感の原因になった。

ホイールは静かな方が良いし、出来れば無音、静音設計が仕事で使うのは小気味いいと解った。

そして、もう一つの問題は戻るボタン、進むボダンの位置で、操作する場合は手を離してボタンだけを操作しないとエルゴノミクスとは角度だけしか対応していなくて、操作中のボタン操作は無視と言う中途半端な設計でエルゴノミクスと書きたいだけのトラックボールで残念。

エルゴノミクスはボタン操作まで入ってナンボのものでは無いかと思うが、仮に操作中に戻るボタンなどを押そうと思うと親指を思いっ切り内側に曲げないと押せないので手を離す操作にならざるを得ないのが耐えがたい操作性能不備に感じる。

当然、手を離して操作しなければならない戻るボタンを装備したマウスは今までで初めてでこれは俺には合わないのだ。

基本的にマウス、トラックボールは買う前に実際に手に持ってその操作感、ボタン配置などをチェックするが、戻るボタン自体あまり重要視していなかったので、トラックボールは角度があった方が使いやすいと言うのは解っていたので角度を優先させたのが敗因だった様だ。

そういう意味ではこのELGOは完璧で全ての操作、ボタン配置なども含めて価格の理由にもなっている。

角度も可変でこのELGOが角度稼動式のトラックボールの初めてだが買って正解なトラックボールだったのが他のトラックボールを使って実感できた。

そして、今回新たにMA-BTTB179BKを追加したのだがこのマウスはケンジントンのマウスのオマージュ的なトラックボールになっている。

其の昔トラックボールと言えばケンジントンでトラックボールの種類も豊富で優秀だ。

このトラックボールと形状を合わせた感じなのがサンワサプライのトラックボールだが唯一の難点はホイールが人差し指側に付いている事と、戻るボタンの位置には慣れが必要だった。

トラックボール本体の角度も60度固定と言う潔さで角度は変えないのでそれでも良いのだが、ボタンの位置が本体を持つ位置にあって位置をずらす際につい押してしまうのでここは持ち方を注意して慣れるしかない。

それと人差し指操作のホイールも慣れが必要でエレコムのトラックボールは親指操作のホイールだが、これは意外に直ぐになれたが、人差し指操作のホイールはなんか違和感が強くて慣れると実はかなり操作性は良いのだが手持ちのマウス、トラックボールではこれだけなので戸惑いは否めない。

しかし、ボタンも静音だしホイールも静音で人差し指でかなり細かい操作が出来るので慣れると使い勝手は悪く無い。

実は元々サブPC用に使っていたサンワダイレクトの極一般的なトラックボールの差替ではあったのだが、角度が付けられない平置きタイプでトラックボールの角度を変えるだけの台の上に置いて操作していたが、案外トラックボールは体の位置、椅子の坐り方で位置を細かく動かす事になる。

机の上で固定ではあるが、その時その時で背もたれに体を預けたり前にのめり込んだりする際に腕の位置が変わるのでその時無意識に使いやすい位置に移動させる使い方になる。

これが、台にのせた状態だと台毎動かす必要があってこれが実に面倒だと気がついた。

やはり、本体自体に角度がないとトラックボールは使いにくいのだ。

そういう視点だとナカバヤシのトラックボールはここだけは優秀で台自体を外す事ができるギミックがあって台を外せば平置きにもなるし台に置けば角度が付いて良い角度で操作出来る

しかし、音がうるさいので職場で使っているがこのサンワサプライのと入れ替えて自宅ではやかましくても戻るボタンの操作性が悪くても良いので仕事は音優先にした。

そしてトラックボール使いのもう一つの拘りはボールの色だ。

ELGOもグレーの色からベリックスの赤玉に換装したくらい赤玉の操作性は伊達ではない。

色の違いを自社製品調べで実験したメーカーはエレコムだがエレコム製のトラックボールは全部赤玉をつかっているのはそういう理由からだと思っている。

半信半疑ではあったが実際に赤玉に交換したらかなりポイントの追従性が良くなりこれは体感出来るほどの変化でちょっとだけ動かしたい場合に効果を実感することが出来る。

ELGOもボールのすぐ脇に詳細動作ボタンがあるので細かい操作が必要な時はそれを押せば良いのだが、押さなくても微妙な数ドットの移動がやりやすくなったと感じた。

グレーの場合は数ドット動かしたいだけなのに微妙にずれて押し間違いや縦に並んだリンク文字列を間違えて上下どちらかのリンクを辿るなどしょっちゅう操作ミスをやっていたのがそれが改善された。

要するに微妙な移動がグレーの玉を使っていた時は移動出来ていない状態でボタンを押すのでリンク行を間違えて選択してしまうが、赤玉に変えた場合、このわずか数ドットの移動に失敗せずに追従してくれるので押し間違えが減ったと言う事になるわけだ。

リンク文字列を洗濯する際、大雑把にまずはその位置にポインタを移動させて行を選択する微妙な境界線辺りで細かい操作になるがこのわずかなズレを修正する操作に赤玉は追従するがグレーの場合は追従してくれず失敗しているのが自分自身の実験でも確認出来たので赤玉の操作性が良いのは体感した。

勿論、使っているセンサーにもよるのだろうが、手持ちのトラックボールは全部赤玉に変えて改善したので赤玉に対する反応の良いセンサーが主流なんだと思う。

で結局、自分にあうトラックボールは玉の色、戻るボタンなどの拡張ボタンの操作性、ホイール回転時の音、操作する際の角度の4つのポイントが決めてになっている。

ELGOの場合はボールの色が灰色なのでこれは簡単に交換する事が出来るので交換すればいいが、ボタンやホイールの音などは簡単には対応出来ないので優先度は操作音、操作角度、拡張ボタンの位置、そしてボールの色になる。

使って解るトラックボールのお勧めは赤玉に変えたELGOだが、一般普及品の4千円前後の価格帯では、サンワサプライの静音設計MA-BTTB179BKはかなりお勧めだが、ホイールの位置と拡張ボタンの位置は慣れが必要だ。

ELGOは静音設計ではないので思いっ切りホイールを回せばそれなりの音はするが気になるほどではないし、通常操作ならほぼ無音だし、設定でスムーズスクロール機能などをオンにすると快適操作にもなる。

いわゆるヌルヌルスクロール操作をマウスの設定ソフトで実現してくれている。

しかし、ナカバヤシのトラックボールも音さへなんとかなればなぁと持って帰って改造出来ないか試して見たいがボタンの位置は変えられないのでちと残念。

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