バックのマウスピース 3E

久しぶりにマウスピースを買った

バックの3Eなんだが、何故か3Cとか5C、7Cが主流の様で、楽団の皆がバックの5Cとかのマウスピースを使っていて俺だけベストブラスの7Eで吹いているのだが、今回音色を合わせる意味でバックのマウスピースの購入に踏み切った。

とは言っても、3Cが丁度ベストブラスの7番台の内径と同じなので良いかと思ったがカップが深いと20曲持たないので浅めのカップとしてEを探してみた。

Amazonで約7千円、ミキ楽器で7.3千円だったのでミキ楽器で7Eと試奏させてもらい3Eにした。

この3Eというサイズが意外に無くて、他で探しても取り寄せとかで9千円していた。

ミキ楽器意外にマウスピース安かったな。

まぁ職場が心斎橋になっているので、ミキ楽器のお膝元と言う事もありミキ楽器に行ったわけだが、丁度よかった。

それにしても、3Eなかなか調子良くてベストブラスの7Eに匹敵する吹きやすさで気に入った。

管楽器はマウスピースの振動を楽器のマウスパイプで振動を受け取り音が鳴ると言う仕組みを知らない人が多すぎて嫌になるのだが、管楽器を演奏するのにちとオーバーな表現だが、息は必要無い。

早い息、遅い息、多い、少ないとかネットなんかで散見するが、全く関係無いからね。

管楽器を鳴らすのはあくまでもマウスピースの振動を楽器がマウスパイプで受け取ってその振動で楽器全体を響かせるのが物理的事実で息は全くもって関係無いのだ。

極端な話、息を吸い込んで唇を振動させることが出来れば十分に楽器は鳴る。

吸い込んで唇を振動させるなんてのは出来ない事も無いんだろうが俺には出来ないがやれるとしたら楽器は鳴る。

モネットと言う楽器メーカーのマウスピースは本体にネジ止めする程密着率を上げて振動ロスを無くす試みをしていて自分に合ったマウスピースと楽器のネジ止めの溝を切ると言う注文スタイルなわけだが、それほど重要なのがマウスピースと楽器のマウスパイプで後は楽器全体を振動させるための形状と言う事なのだ。

仏壇にある緖凜を手のひらに乗せて叩いても音は響かないが、座布団の上に乗せると響き渡るチーンと言う音だが、緖凜の材質は真鍮で管楽器の材質と同じ

楽器を振動させるのに素手でつかんでいる時点で振動ロスがあって、軽く持てというのは楽器の振動を邪魔しない様にする為なんだがガッチリ握ってガッチリマウスピースもプレスしてしまうと本末転倒で楽器の振動を妨げより音がならなくなると言う合理的な物理解釈でハイトーンもなっている。

これを、音楽をかじった連中は正しく表現出来ないのが馬鹿が多いと思うのだが俺も当初は息の入りとかが関係しているかと思って色々と試行錯誤した結果、単にマウスピースの振動をマウスパイプに伝えれば音がなる事が理解出来たわけだ。

息はあくまでも、唇を振動させるための手段で、楽器とは直接関係がなく、息の方向なんかも関係無く、要するに如何に自分の唇を自分の息で振動させられるかに専念すれば良いだけなんだな。

その物理現象を踏まえて楽器を考えて演奏すると上達が早いわけで、俺が高校の時吹奏楽部でちょっとかじった後、50の手習いで間32年ほど全く演奏し無くて始め直したわけだが、それでも一発目から音は出たが、スタミナが無くでしんどい思いをした。

当時はインターネットも無く、楽器を演奏する情報は先生、先輩に教えてもらう事が全てだったが、50の手習いで独学する環境としてインターネットや物も豊富になってマウスピースも色々選べる状況で、あえて3Cを選ぶ必要も無く3Eがベスト

毎週20曲、ファーストの楽譜を演奏し続けていると不思議な物でスタミナは付いてきて、演奏後半でもhighGのある楽曲でもなんとか演奏する事が出来る様になったが、それも浅いカップのマウスピースのおかげで、このマウスピースで唇の振動を限り無く力を入れずに発生させる事が出来る様になったので後半でも持ちこたえることが出来る様になってきた。

なのに、何故かそういう物理現象に向き合わずに、YAMAHAの11とか、3C、5Cとかのマウスピースで吹き続けようとしていると余計に筋力を鍛える事になり、とても効率が悪い。

オッサンはオッサンなりにもう鍛えなくても今ある状況で無理せず趣味を楽しめる様になれば良いので合理性を追求するわけだが、この合理性を若いうちからやっていれば今はもっと楽になっていたんだろうなぁと思ってオッサンがやっている楽な方法を公開してみた。

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