鉄キューブでSolve

この実に興味深いネーミングのキューブが気になっていたのでゲットしてみた。

ゴールドは何故かロゴ入りのステッカーが最初から貼っていたので、黒を自分で貼ってSolve用に使えないか実験してみた。

まず、このキューブは金属ではなく基本的にはプラスチックで磁石にはくっつかない材質

とはいえ、プラスチックとも程遠くとにかく金属のような表面加工が施されているプラスチックキューブなんだが、300gもある重量でくっそ重い。

回した感じもプラスチックではなく完全に鉄でキューブを作ったらこうなるんだろうなぁと思われる金属感で確かに金属キューブと言って渡されても信じてしまう程の完成度で、質感もとても良くて綺麗さで言うと、赤が一番輝いていて、俺が昔乗っていたYZF-R1の赤に似ていて実に素敵な発色をしている。

このキューブをばらしてみたのだが、パーツ自体をばらす方法が見つからず内部に強力なマグネットを入れて見たかったのだが、分解出来ないのでバネチューンをするだけにした。

このキューブはコーナーカット性能が悪いので分解してみるとこの重量を支えられる強靱なバネではなくて普通のちょっと固めのバネで、公式ルービックキューブ程度の強さしか無いバネだった。

なので、これを線径0.5mmのかなり堅いバネに換えて長さは10mmの物が丁度あったのでそれに交換してコーナーカット性能を出せる様に改造した。

ネジは9cmキューブで使われている様なかなり太めのネジでガッチリ締め付けてあったがバネが弱すぎてグニャグニャなのに、ネジの締め付けが底付きまで絞めてあるのでコーナーカット性能が悪くマグネット無しでこの回し心地だとノーマルの公式ルービックキューブみたいな引っかかりがあってちょっと回しにくい。

バネを交換して、コーナーカット性能を出しつつしっかりネジを締め付けないと壊れそうなのでしっかりしめたが、それでもSolveすると不安なので、ネジ止め剤を付けてネジを締め込んだ。

ネジの締め具合でしか調整出来ないキューブ用にこのネジ止め剤は重要で、基本的な調整はネジは最後まで締め付けないと必ず緩んでくるのでそのまま回し続けると確実にポップしてしまうのでこのネジ止め剤はその手のキューブには重要だ。

今回は、底付きまで回してはいる物の、キューブが重いので確実にネジが抜けないようにと言う意味合いでつけている。

その状態でバネ長が10mmと元々のバネより短いけど強いネジに換えたことでパーツを押さえ込むテンションをしっかりかけつつコーナーカット時にバネが圧縮されるストロークを確保して大分回しやすさは改善出来た。

しかし、磁石を内蔵してないので公式ルービックキューブV3の如く、回しやすいけどひっかかるので自力で整えながら回す必要があるが、これが、重量が重いので実際丁寧に回さないと雑に回せないので加減を覚えてくるとかなり高速で回せる様になった。

しかし、なんでこんなに重いキューブを作ったんだろうな。

まぁ俺の使い方としては、このキューブでSolveをすると相当な鍛錬になって、指先はもとより手首、腕自体の筋トレレベルに相当するほど鍛えられる。

実際、しばらくこの金属キューブを回した後、普通の軽いキューブやRubik’s Cubeを回すとなんと軽快に回せる様になるのが効き目があると感じた瞬間だ。

ただ、こんなクッソ重いキューブは俺みたいなコレクターやマニア狙いなんだろう。

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