マウスピースのシャンクの摩れ傷

このマウスピースを見ると手前はマウスレシーバーにささっている部分のメッキが少々剥がれているが、上のマウスピースは綺麗なまま維持している。

もっと早く思いつけば良かったのだが、下手な音響効果なんかオカルトに過ぎないが、自分の使っているマウスピースに擦れ傷があるのは問題なんだと思っている。

今使っているトランペットのマウスレシーバーの内面は鏡面仕上げしていて撮影しにくかったが光を当てて反射しているのがわかるほど、ツルツルピカピカに磨いている。

ここまで磨くとマウスピースを挿してもさほど擦り傷はつかなくなり、メッキの層を維持して使い続けることが出来ると言う理屈だ。

音響効果の事をじっくりと考察してみて気づいたのは、振動のロスを如何に軽減して楽器に伝えるかと言う事に行き当たる。

色々な音響効果でオカルトチックな物でも構わないが、狙いは振動のロスを無くすと言うのが共通の目的になっていて、その目的を果たす手段が色々あると言う感じだと考えた。

そこで、どうすれば最も効果的にロスを無くす事ができるか考えると、例えばモネットのトランペットなど、マウスピースと本体をネジ式で固定しているところからマウスピースと本体のブレが無いようにすれば良いことがわかるのだが、最も簡単な方法として、マウスレシーバーの内面を鏡面仕上げにする事でかなりのロスを軽減出来ると思ったのだ。

その確認として、今使っているマウスピースのシャンクが傷だらけだと仕上げが悪い

新品で買ったトランペットもさすがにマウスレシーバーの内面を鏡面仕上げしている物は無いようで、大抵マウスピースのシャンクは摩れ傷がついている。

雑な仕上げの楽器だと、新品のマウスピースを使い始めて即日摩れ傷がつく事もあって、格安楽器を使っている俺なんかだと的面、傷を付けてしまっていた。

それを鏡面仕上げにすることで、マウスピースのシャンクに傷がつきにくくなった様に思っていて、最近使い始めたマウスピースは使用感はある物の、下地が見える様なすれ傷は無くなった。

マウスレシーバの鏡面仕上げは電動ドライバーを使って、ピースにガーゼを巻き付け、磨き粉を付けてマウスレシーバーに突っ込んで磨くと直に綺麗になってくれる。

電動ドライバーはホームセンターで売っているのでこう言う道具が無いと、さすがに手動で鏡面仕上げまで持って行くのは大変だが、楽器本体に傷がつくかも知れないので、もし自分でやろうと思った場合は当然ながら自己責任なので俺のせいにしないでくれ。

今までマウスピースのシャンクのすれ傷まで気を回してなかったが、仕上げの綺麗なマウスレシーバーに挿していれば傷はつきにくく、当然密着度が確実に上がるので振動のロスは相当防ぐ事ができる。

マウスレシーバーのシャンクの精度を確認するのは簡単で、本体に軽くマウスピースを挿して上下左右に揺すったときにかすかにぶれるので直にわかる。

今、俺のトランペットにマウスピースを軽く挿して上下左右に揺さぶってもぶれなく密着している事を感触で確認出来様になった。

そして、しかり挿してから回転させてもざらざら感無く綺麗に刺さったまま回転する。

もっと強く差し込むと抜けなくなるのでご注意を

その状態でトランペットを吹くと、ベルの振動に意識を向けるとベルが振動しているのが唇を伝わって確認出来る。

簡単な話、振動を増幅する装置を持って演奏するわけなので、この体の振動をそのまま楽器に伝われば、鳴ってくれる物理現象がトランペットを演奏する事であり、息を入れると楽器が振動し、唇が共鳴する現象が起こっているわけだ。

よく唇の振動を楽器で増幅すると言うが、そうでは無く息を入れると楽器が振動し、その振動がそのまま唇に帰ってきて共鳴し始めると考えると全てが腑に落ちる。

ハイトーンを出す為の唇の振動は楽器が無いとおそらく不可能で、マウスピースに唇をあてて、楽器からの振動を唇で吸収して共鳴する様にしなければならない。

その為には唇を如何に柔らかくしているかが重要で、ハイトーンの練習にはスラーの練習が良いと言う理屈に繋がる。

今はその理屈がわかったので、とにかく柔らかくする為の方法を考えながらする事で上の音がとても楽に出せる様になっている。

まだ、ダブルハイB♭には到達してないが、周波数だけならその領域の息を入れることは出来ているので、後は唇の反応がその周波数でも振動するように柔らかくすれば良いとわかった。

如何に、楽器から返って来る振動を的確に唇で受け止めるかと言う事に意識をする事でかなり吹き方が楽になり、バテに強くなっている。

それまでは、深いカップだと高音が辛かったのだが、考え方を変えただけで、カップの深さとハイトーンはそんなに意識しなくても良いこともわかり、カップが深い方がコントロールもしやすく音色重視だとフリューゲルホルンレベルのカップの深さが有った方が綺麗な音が出しやすく、最近はもっぱら深いカップを使う様になってきた。

しかし、長時間演奏しているとどうしても疲れが出るので浅いカップに変えて最後まで維持出来る様にしているが、楽器を鳴らす為の理屈はわかってきた。

後は、唇の柔らかさを手にするだけなんだが、俺の唇は薄いので、ちょっと練習しないと直に固くなるのか、振り出しに戻ってしまう感じが否めない。

そんなときにポケットトランペットがあると、机の上に置きっぱなしにしているので時間を見つけては軽くスラーの練習を始めることが出来るので練習の環境は整えたので後は自分のやる気次第だな。