ここにいわゆるパッチもんROLEXと正規品SEIKOプロスペックSBDC033がある。
それは、SBDC033がシリーズ最も安価なエントリーウォッチではあるが6万円の6R15ムーブメントを搭載している機械式時計。
方や名も知れぬ何が入っているのか見当もつかない機械式時計。
これは、ワインディングマシンに入れたまま放置して2日たった状態で時間のずれを確認している。
装置にセットする前、時間を合わせ、ゼンマイもフルに巻いた状態にして同条件で設置したのは言うまでも無いが、差が10分もある状態だ。
この10分は遅れている状態で、正確な時間を提示しているのは偽ROLEXでほぼ現在時刻と同じなので補正の必要も無くそのまま外せば使用して差し支えない機能を提供してくれている。
方や正規品のSBDC033に至っては10分の遅れを調整して現在時刻に合わせる必要がある。
日差5分であって、公称のプラマイ20秒とか何処に行ったのか、これは購入当初からこのぐらいの遅れはあったので安定して遅れる時計なので、6R15にはどうにも信頼感が得られない。
こういう状況なので、パッチもんROLEXの方が断然時計としての機能は格段に上であり安定している。
もうここまで来ると、時計屋に持っていってオーバーホールを依頼するしか無いが、結局ROLEXのようにオーバーホールするのとは違い、中身の交換をすると言う事になる。
やっぱ駄目だな日本製と言うのは。
この現状をどう見るかというと、ワインディングマシンにかけているという事は常にゼンマイを巻いている状況を維持している事で、自動巻き時計は止まる事が無い。
腕に嵌めている状態と同じとは言わないが、腕に嵌めていてもSBDC033は同様に遅れるので時刻調整をしないで済む1日は全く無いのだ。
数秒遅れる程度なら大体1分くらい早めにセットするので1日たっても多少遅れたとしても許容範囲に収まるのだが、SBDC033は許容範囲を普通に超えてくるから腹立たしいし、壁に投げつけてやりたくなる。
本来の目的は、ほら見ろ、パッチもんのROLEXなんてSEIKOの正規品の前に敵では無いと言う結果を見ていただけにまったくの返り討ちで俺の中の6R15の信頼性は地に落ちた。
コメント