電子車検証の運用が開始された

国土交通省が1月4日から電子車検証制度を開始した。

従来の紙の車検証を廃止してICチップを埋め込んだ車検証の運用を開始したのだが、これが結構厄介と言うか、ある意味システム屋としてはとても有り難いと言うべきなんだろうな。

俺の開発したシステムでは、この車検証記載の情報をまるっとシステムに手動で入力しているのだが、手動を辞めてOCRで全部読み取る方法に切替てしばらくになる。

が、電子車検証に変わる事はわかっていたのでOCRシステムを購入せずにサブスクで対応していたわけで、購入していると140万円程の投資にはなったのだが、サブスクにする事で二割ぐらいの支払いで済みそうだ。

新車登録時の車検証が全部電子車検証に切り替わるので、OCR自体が使えないし不要になってしまい、有りがたく電子化の恩恵にあずかることにするだけだ。

大手のベンダーが色々あれこれ先行で対策云々やっていたようだが、俺の読みは違って、実際に運用開始したとしてもしばらくは紙も併用すると思っていたが3年は紙も出力する事になっている。

それに、自動車業界はIT化の進捗が遅く、それは、基本的に整備技術者が主なので、パソコンに関してはからっきしと言う業界で実はIT化は非常に進化、入り込みが難しい業界でもある。

そんな業界にいきなりICチップ埋め込み式の車検証って言われてもお抱えのSI屋でもいれば別だが、そう言うお抱えのSI屋にまるまる開発費と称してあれやこれやと持って行かれて終わりだ。

ところが、俺は逆にそんなものに費用をかけるのは無駄なので動向を見て必要最低限の対応をすれば良いと思っていたのがドンピシャで、まぁ、それでもICカードリーダーを1台導入せざるを得なかったので数千円でICカードリーダーを用意して当面は以前の様に手入力で対応する事で話はついた。

とはいえ、車検証情報は全部電子化された事もあり、今度はCSVやPDFで出力出来るのでOCRの出番がなく、PDFからの文字の抽出はちょっとやった事が無いが、CSVで取得出来るのであればなんの問題も無いわけだ。

CSVデータを取り込んでDBに自動で登録するのなら日常茶飯事にやって来たことなので造作ない。

これで、車検証のデータ取込は安泰なわけだが、車検証の情報は整備する上で非常に重要な情報で、自走車販売系の業者はあまり備考まで必要としてない様だが、整備業者はある意味備考を見て作業に入るくらい重要で、部品の発注時に型式をみる位で、走行距離などは備考の情報を参照しているわけだ。

そんな情報も電子化されて、登録もこの備考を打ち込む作業が手間でOCR化したわけだが、もうその必要も無く向こうから活字でやってくるのだから大助かりと言う訳だ。

まぁ俺が取引している先も俺のシステムを入れ替えるべく色々と営業をかけたみたいなのだが、基本的にそんな柔な付き合い方をしているユーザは俺にはいないので、どんな営業をかけられても動じることは無かったが、まぁ予想通り予定調和の中にある。

まぁ強いて言えば今までFAXなどで車検証をやりとりしていた所は困るわなぁ

それは、スマホで情報を取り込むことも出来るので、そのデータを送ってもらう事になるのだが、そう言う所へのサポートをする事になるかも知れないなぁとは思っている。

何れにしても、それは実際にそのIC化された車検証が手元にない事には確認しようがないし、サンプルが配布されないため、実際の電子車検証で確認するしかないと言うのが難点だが、まぁそれは造作ない。

こう言う電子化、ペーパーレス化は俺がフリーランスになる前から言っていた話で、20年前からそもそもFAXをそのままPDFで受信すると言うDocuWorksとの連携はお手の物だが、DocuWorksも今はバージョン9でこれもサブスクかしたりと面倒になったし、XEROXが買収されたかしたで、販売形態が変わって同じバージョンでもFujiXEROX版と今の富士フイルム版で扱いが変わったのがウザくなった。

DocuWorksはバージョン5から使い始めてこのツールは文書管理の為に使い続けているがものすごく完成度も高くお気に入りの一角を占めている。

基本的に紙ベースでの管理は昔から自分では辞めたので、契約書等も全部電子化して管理しているし、プライベートでも楽譜から色々な書類もDocuWorks任せなので20年経ってようやく、自動車業界も一歩前進した事ではあるが、今度は、電気自動車ときたもんだ。

当然、昔からのエンジン付のトラックや乗用車の整備と完全な電気自動車ともなるとこれが全く同じかと言うと自動車の構造から何から何まで違いが出てくるのは当然で、バッテリーやらモーターやらにかわって行くわけだが大型トラックともなると電気トラックに置き換わるのは乗用車よりはまだ時間がかかりそうだ。

世の中、乗用車が台頭しているが、結局荷物を運ぶ合理的な乗り物はトラックやバスに淘汰されていくはずで、乗用車はこの世の中から無くなるのではと思っている。

素人が下手な運転で町中を渋滞化させている非合理社会からプロの運転手が乗るタクシー、バス、トラックだけになれば、交通事故が無くなるだろう。

職業運転手以外には運転免許も取得出来ない的な法律が成立すればそれはそれは交通事故が限り無く皆無にもなるだろうし、駐車違反も無くなるのは喜ばしい事だ。

まぁこの電子車検証を機にどんどん一般車両が街から減ってくれれば良いのになぁとつくづく思う。

ただ、警察が馬鹿過ぎてどうしようもないのだが、それは昔、Winnyと言うツールがはびこった時期があってこの開発車が著作権侵害幇助で逮捕された馬鹿げた裁判が行われた。

結果、無実で終わったのだが、そもそも当然で、当時、どういう滑稽な裁判が行われたかというと、Winnyを使うのは著作権侵害の動画などをやりとりする目的で開発されたので、それを作った開発者は罪を負うと言うものだ。

これ、よく考えて欲しいのだが、例えは包丁を作っているメーカーの社長は世の中で包丁を使った極悪な事件が起こっても逮捕されないし、交通事故で人が死んでも自動車メーカーの社長は逮捕されない。

Winnyが実刑にでもなれば、そう言う物を作った開発者は皆、逮捕される事になる。

そう、全て事件を幇助したと言う警察のこじつけに従うという事になるわけで、なんで最初からそう言うふうに思えなかったのか馬鹿が権力を振りかざすとそう言う事なると言う事だ。

今の日本の総理大臣の岸田も同じで、馬鹿に権力を与えた為、日本が崩壊に向かって進んでしまったわけだ。

まぁ国がやることは何でも遅すぎて話にならず、忘れた頃に始まるからたちが悪い。

まぁ今回の電子車検証制度の開始は俺には時代が来たかなぁと思ったが、岸田のせいで日本がそもそも終わるのが早いかもしれんな。

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