セルフ音響処理

色々と他力本願な音響処理を調べていて、その中にヒントがあった。

それは、マウスピースとマウスパイプの密着度に関して何ら記事が見つからなかったことだ。

古いマウスピースを見ると、大体ムラにシャンクのメッキが剥げているし、自分のマウスピースも写真の通り、ムラにメッキが剥がれている。

これが言わんとすることは、マウスパイプの中が雑で、仕上げがされてないと言う事では無いかと思うのだ。

覗いてもなかなか表面が見えないので、懐中電燈で照らして見ると、特に磨き仕上げをしているわけでもなく、案外ざらざらしている。

プラスチックの棒をマウスパイプの縁にくっつけながら突っ込むと、ざらざらしているのが感じ取れる。

プレイテックの格安トランペットだと的面、ザラついているのが解るし、QUEEN BRASSのHINOモデルもそれほどでは無いが、鏡面仕上げとは行かない状態だ。

そこで、ピカールをガーゼに取って、マウスパイプに突っ込んでグリグリと暫くまわして、余分なピーカールを拭き取ってマウスピースを挿してみると、なんだろう?底付感があって、スポッと刺さる様になった。

感触で密着度が上がったので、挿したままマウスピースをまわしても、全く回らない。

このマウスピースとマウスパイプの密着こそ全てでは無いのかと感じているくらい、振動を漏らさない感がありありなのだ。

マウスピースの音響処理云々と言うプラシーボ効果はおそらくマウスピースのシャンクを綺麗に磨いて返って来た際に感じる吹奏感では無いのかと思うくらい、敏感に反応する。

これは、分子の物理変化とかたいそうな事では無く、単にマウスピースを磨いて、マウスパイプの中も磨くだけの話で、これはスゴく効果ありでは無いかと思うぞ。

楽器の表面なんかはある程度綺麗にしていると思うのだが、マウスパイプの中自体は初めて磨いて見たのだが、なんかスゴく良い。

接続部を金属板で挟んでゴムで止める製品が1万円そこそこするのだが、これもちゃんちゃら鼻で笑ってしまうのだが、そんなもの必要無い状態にするのはマウスピースのシャンクの磨きと、マウスパイプの内面の仕上げが大事では無いかと思う。

これは、確かに弱い息でもちゃんと音になって返って来るのを感じる事ができる。

反応もマウスピースとの密着度が上がった為、当然良くなった。

そりゃ、モネみたいにマウスピースをネジ止めする位の密着があれば良く反応するんだろうなぁと思うわけで、ネジ山は掘れないが、鏡面仕上げくらいなら自分でも出来そうだ。

これは、軽く磨いただけでもスゴく感じが良くなったので、マウスパイプの内側を鏡面仕上げレベルまで磨けばもっと良くなると予想出来る。

わけのわからないクライオ処理なんかするよりよっぽど根拠もあって、わかり易いしなにより自分でやるので無料なのが良い。

これからはマウスパイプの内側も磨く事の対象にする必要がありそうだ。