DELL-XPS8930改 ASUS-XPS8930

色々弄くり回して見たのだが、結局DELLのXPS8930の限界を目指し、CPUをi9 9900Kに換装した。

BIOSを1.13だったかにアップデートすることでi7 9700マシンをi9 9900Kまで対応出来る事がわかってやったついでに、実質動くのだがCPUファンも交換した方がと思って薄型のものに交換した。

しかし、このCPUファンは余りにも薄くて冷やす効果はまだ良くわかっていないが、ファンそのものも薄すぎて、物理的にウチワを水平に振っても風は来ないのはわかるわけで、静かさと風量にそこそこ実績のあるファンで丁度前に天板に12cmのファンに変える前、同じサイズの9cmファンも買っていて、余っていたのでこのファンに付け替えて見た。

これでも厚みは問題無くケースを締めても2cm程余裕があってヒートシンクが相当薄くてこのファンなら十分な風量なのでCPUもかなり冷やしてくれるはずだ。

しかし、このCPUファンはマザボの裏から止める必要があって、XPS8930全分解するしかなかった。

で分解したときに、基板の裏の背面パネルまで外してしまったのだ。

これが不味かった...

うかつに外した物だから、表側のCPUは一応外しておいたのだが、CPUを押さえつける金具がそのまま落下した際に、CPUをのせる部分の台にあるpinを曲げてしまった...最悪

昔のCPUは剣山みたいにCPU自体にPINがあってそれをマザボにはめ込んで行くと言う感じだったのだが、今のCPUの裏はフラットでよく見るとのせる側にPINが有ったのを全く知らずここが大事な部分でこのPIN曲げたらCPUのPIN曲げるのとは違ってもはや素人には修復不能だった。

で、いたしかたなくXPS8930のマザボを探したらだいたい2.5万円位で入手出来ることはわかったのだが、どうせならASUSのマザボに交換してみたくなって、mATXサイズのASUSのマザボを探すと、古いマザボだが、同じ企画のマザボを見つける事ができてASUS PRIME Z390M PLUSが合いそうだと思ってこれを探すと中古で6千円程度で見つける事が出来てDELLよりもASUSのマザボの方が色々と性能は上だし、Z370からZ390にチップセットもあげられるので折角のi9 9900Kの本領を発揮させるのとグラボもRTX3060Tiに変えたわけで、わざわざ2.5万円出すより6千円で抑えたうえでASUSのPCになるのはとてもいい感じだ。

もともとASUSファンなのだが、ビジネスユースにDELLを使う様になって、XPS8930にであったわけだが、このPCのケースのギミックに惚れてDELLで満足し始めているのだが、マザボがちょっと高いので2.5万円~3万円の追加投資をしたところでこれ以上スペックは上げれれない9世代最上位i9 9900Kにしたわけで、それがあと6千円程度で修理できれば良いし、ASUSに変わってしまうがBIOSとかもASUSの方が判り易いし何より、純正のファンが刺さってないと起動テストが走ってなかなか起動しないDELLのマザボは換装すればするほど不要なファンをつなぎ止めておく必要があってそっちの方が都合が悪いのだ。

まず、ケースファンの交換で純正のファンを外すと起動テストでケースファンが無いエラーが出てしまうし、CPUファンもつけておかないと普通の時間で起動せず、大体5分近くテストが走ってしまって実用的では無くなるということも考える必要がなくなるわけだ。

それで、ASUSのマザボとDELLのマザボの対称をチェックしてみて今まで通りの仕様で使える事も確認できたので、後はマザボの到着しだい換装開始だが、手間暇かかるので来週中くらいにゆっくり換装することにしている。

そこで、一通り対称確認したところ、2つ問題があった。

1つはUSB3.0のヘッダでDELLの3.0ヘッダは横並びであるのだが、ASUSは1つが離れた場所にあるので、ここまで線が届かないので、延長ケーブルが必要になった。

こういう延長ケーブルがあってこれで離れたUSB3.0でもつなげる事になるが、このケーブルは2種類有ってL字側のコネクタを基板に刺すとき、基板の内側に来ないとXPS8930の場合納められないので突起が外側にあるタイプで100円高い方を選んだ。

もう一つの問題はSD-CARDスロットで、PINヘッダが6pinになっている。

これは勘でUSB2.0につなぐタイプのSDカードスロットで、速度も遅かったのはその為ではあるが、USB2.0の機器を3.0に繋いだ所で早くなるわけでも無く、ここはそのままの仕様通りつなごうとおもったのだが、USB2.0の標準ヘッダは9pinのボックスタイプになっている。

ところがDELLのフロントI/Oパネル(0CDW5)を調べて見ると恐らくUSB2.0接続であるのだが、水平に6pinでは無く市販品だと5pinヘッダになっていて半分半分させる様になっている。

しかし、DELLの0CDW5は6pinで実質4pin+1pinで、これをくっ付けてしまってメーカー独自設計になっている。

マザボにUSB2.0のヘッダ自体が無いのでこのI/Oパネル用に設計しているんだろうと思う。

さすが、こういう所はメーカー品だなぁと感心するが、このままだとASUSのマザボに換装すると使えなくなってしまうので、それは俺の心が許さないのでこいつをUSB2.0の9pinのポートにつないでみようと思ったので、方法を考えた。

そんなときにいい線があって、1PIN毎につなぐ事ができるケーブルで、USB2.0の5pin側を使って6pinのヘッダに挿してしまえば良いのでは無いかと考えている。

DELLのI/Oパネルも6pinの幅はあるものの実質繋がっているのは5pinでこれでUSB2.0の変態接続に対応することにした。(そもそも逆差し防止のNCの様なので4pin正しくつなぐだけで大丈夫だろう。普通に水平の5pin並べてしまうとUSB2.0のヘッダに逆に差してしまう可能性もあるだろうし、9pinのコネクタにするのにはコストがかかるんだろうな。メーカーの配慮と言うやつだな。無駄にusb2.0のポートを作らない方がコスト面で良いんだろう)

WI-FIとBluetoothのm.2はASUSにもそのまま使えるはずなので、CPU側のM.2ポートにつなげばここはPCIe対応してないM.2なのでそう言う用途に使う前提なんだろうと思った。

これで、完全にASUSのマザボに換装して完璧な9世代PCの出来上がりとなる。

怪我の功名というわけでは無いが、久しぶりにハードウェアの仕様を確認しつつ、自作PC的に改造出来るのはかなり楽しい。

完全に自作PCで作ってしまうと思ったほど安く仕上がらず、自作PCは価格では無く拘りのPCを作成するというのが本来の目的なのでそれで良いし、俺がメーカー品にしているのは拘りの設計がされているのが気に入っていて、電源のフレームが開いてケースをコンパクトにしてってなかなか面白い。

ただ、熱対策は必須だったが、同じフレームを使ったAuroraシリーズはR9~R11まではXPS8930と同じで、マザボは流石にAuroraの方がグレードは上でPCIe16×2とPCIe4×2と言う構成でなかなか夢があるし、水冷も純正で装着出来る点でまさにゲーミングPCなわけだがラジエーターを隠すのに一回り大きなカバーを使っている

まぁ今回、DELLのXPS8930からASUSのXPS8930に改造してしまうわけだがこの筐体に惚れているので中身はASUSの方でかなり満足だし、追加費用でCPU抜きで1万円程かかってしまうがこの筐体はシンプルに見えるのに高性能さを秘めるヒツジの皮を被ったオオカミPCなのだ。

それにしてもCPUブラケット外すんじゃなかったな...

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