安物のPCケースなのに、ネットで検索してみるとDeepCoolと言うメーカーに突き当たった。
今までPCケース如きで検索しても大した情報を見ることは無かったのだがゲーミングPCと言うカテゴリーが登場したときに、PCケースも1つのパーツとしての重要度が高まり光る筐体が人気の様で、どのように光るのかや、裏側配線で今まではケースの中は配線がごった返していたものが、簡易水冷の登場でものすごくシンプルにスッキリとした中身となり光り輝く状態を透明なサイドパネルで中身を見るところ、組み込んだパーツまでがPCとしての自己満足の世界を演出するようになっている。
なので、たかが7千円を切るPCケースであるにも関わらずなかなか凝ったWEBサイトまであってちょっと驚いた。
俺は光る必要性を感じ無いしサイドパネルが透明かどうかはどうでも良いがエアフローには注目しているので、通気性の良い筐体を探していた。
これは、DELLのXPS8930を改造した時に解ったのだが、とにかくこの筐体は欠陥ケースでエアフローを作る事が容易ではないので筐体内部は高温となり、廃熱がものすごく悪く各パーツの寿命を短くしてあたらしい製品を導入せざるを得なくなる仕込みがなされている。
事実、搭載するM.2SSDにはヒートシンクすら無く、3600Mhzと言う高性能な部品を装備しているにも関われらずサーマルスロットリングを意図的に発生させる様な構成になっており、RTX2060標準装備のスペックを選択したのだが、このボードはシングルファンで最初にRTX2060ってどれ程の性能かを実際にゲームをやってみたのがPGAゴルフ2019なんだが、GPU温度はあっと言う間に90度近く上昇して熱対策しないと5分くらいしか普通に楽しめないと言う構成だった。
これは、GPUファンの操作をMSIのアフターバーナーで温度をコントロールする事が出来たがそれでも85度程度までは上がってしまう。
要するに、冷却する方法を独自に実施出来なければ、メーカーの思うつぼでゲームが重いのでGPUのサーマルスロットリングが発生するのは仕様ですとか、M.2SSDも3600Mhzあるのでサーマルスロットリングが発生しても2160Mhz程度は速度が出るので一般的なユーザには気がつかないだろう。
DELLはユーザを馬鹿にしているとしか思えない製品を販売しているのが解ってほとほと嫌気がさしてXPS8930はとても気に入っていたが乗り換えた。
乗り換えたPCはG-TUNEでMOUSEコンピュータも嫌いで折角のMSIのZ390M-S01なのにカスタマイズされたBIOSで機能を押さえ込んでしまっていて、アップデートすら勝手に出来ない様になっているので、基板を交換して、筐体だけを使う事にした。
これで、完全自作派にならざるを得ず、元々PC自体は初期の頃は自作していたので当時のPCケースからするとどれだけメンテナンスがやりやすい物なのかわかったり、今どきは誰でもPCが簡単に組めるほど標準化されていてちょっと解っていればそれは更にやりやすい事になる。
裏配線のケースがこれほど楽にPCを組めると言う事を知り調子に乗ってしまったが、CPUソケットの扱いを解っていなかったため、今はCPUソケット側にPINがあるとは知らず扱いを雑にしてしまいXPS8930を改造した際に曲げてしまい壊してしまった事が完全自作に戻るきっかけになってしまった。
こうなると好きなASUSのマザーボードを選択して組み始めたのだが、ケースはG-TUNEのケースの中身の入れ替えをやってみて余りにも換装が簡単に出来る事がわかってXPS8930の筐体がどれだけエアフローが悪い筐体だったかも解った。
そして、簡易水冷と言うパーツも今は標準化されつつ合って、高温になりがちなINTEL CPUも十分冷やしてくれるのも主流になっていて、このケースもラジエーターを装着することが前提に設計されている。
今まではフロント側にHDDベイを積み上げているタイプのケースが殆どだったが、この筐体はフロント側にもラジエーターを装備出来る設計で下部に電源やHDDベイ、裏面にSSDを貼り付ける隙間があったりととてもスッキリくみ上げる事が出来る。
これだけスッキリした空間に基板をはめ込んでも邪魔になるコードが全部裏に隠れるのでものすごくスッキリする。
グラボも370mmの長さでも挿す事ができるので、フロント側にラジエーターを入れても十分使う事ができる。
G-TUNEはこの奥行きはちょっと短めのコンパクト設計なのでフロントにしかラジエーターを設置出来ないが、グラボとの距離はDUALファンのボードでもピッタリサイズなので取り付け取り外しには、ラジエーターのファンを外して作業する必要があるがCC560ではその必要はないし、天板にも設置出来るのでラジエーターを天板に配置しても良さそうだ。
電源も底面に設置するタイプなので重さのバランスは非常に良い
G-TUNEの筐体は天板側に電源を配置する設計なので、天板側にラジエーターが設置出来ないしちょっと自由度が無く、サイドパネルには穴が空いてないので裏面の12cmファンだけで排気し無ければならないので廃熱効果は弱くエアフローは十分に方向を作る事は出来るが折角の底面もメッシュ構造ではあるが、グラボが塞いでしまうので排気ファンでの吸い込み効果は低く思ったより冷えない。
昔はPCケースのサイドパネルを付けなければ冷えると思っていたのだが、不思議な物でサイドパネルを外しても基板表面に空気を流さないと逆効果で基板に風をあてないと熱がこもってしまうのが解った。
なので、サイドパネルを外してもPCは冷えないので理想はサイドにも排気ファンを設置してマイナス負荷になる様にしてフロント吸気を強制してラジエーターを通して吸い込むと言う流れが良さそうだ。
CC560は背面と天板で十分廃熱出来るのでフロントに3枚の吸気ファンと天板、背面で排気が出来るのでサイドパネルはガラスパネルでも問題は無い。
なので、知り合いの工場に行ってボール盤を借りてG-TUNEのサイドパネルに12cmファンを設置する為の穴を開ける事にした。
ホールソーを使って12cmの穴を開けてファンガードを被せて一応あつらえた感じで作成するので完成したらまたここに写メを貼って自慢する予定にしている。
ケースが届いたので仮組みしていたASUS TUF Z390-PLUS GAMINGをケースにセットした。
グラボが無いのでCPU内蔵のGPUを使って見たけど普通に使うだけなら問題は無いな。
余っていた12cmファンを天板にセットして吸気はフロントの3枚の12cmファンで排気は背面と天板の3枚の12cmファンでバランスは良いと思うが、ケース付属のファンは3pinだったのでちと残念。
後は、光らなくても良いのだが、マザボも光るしファンも光るしなんかウザい。
ケースサイズはmid-TowerなのでG-TUNEとかXPS8930のケースよりも一回り大きいのでよりスカスカな感じだが、このケースなら3ファンのグラボも入るので4080でもサイズを気にせず入れられるのでグラボの選択枝が広がった。
G-TUNEはフロントにラジエーターとファンを挿しているので約4cm程出しゃばるので2ファンのグラボが目一杯で設置するにもラジエーターのファンを外さないとグラボを挿せないのでグラボを挿すときファンを外してグラボをはめてからラジエーターのファンを戻すのだが、ビスは3箇所止めするしかないがまぁしっかり止められるので大丈夫だろう。
それにこのケースなんか軽くてデカい割には今までのミニタワーケースより軽く素材にアルミが多用されているのかなぁ?
ガラスパネルも軽くてガラスなのかアクリルなのか軽量でとにかく何でも軽量で大きさの割には軽くて扱い易い。
一応、磁石がつくのでアルミだけでは無いと思うが鉄板が薄いが、デザインは好みでロゴが決まっている。
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