G-TUNEのサイドパネルに穴を開ける

前からやろうと思った事を実施した。

G-TUNEのサイドパネルに再度排気用の穴を開けてグラボの廃熱効率を上げようと思っていてようやく実施することが出来た。

穴の径は120mmでホールソーと言う穴開け用のドリルでカポッと空けるだけなんだが、目分量で適当にやったけどまぁなんとか上手く行った。

ただ空けたところにファンを設置しても不細工なので一応ファンガードを噛ませてそれなりにやってみたのだが、実は目分量がいけなくて、水冷ラジエーターの事をすっかり忘れていてラジエーターに干渉してしまい、内側にファンを設置出来ず外側にビス留めするハメになったのでちょっと外に飛び出しているがまぁ目的は達成したし、外側にファンを設置しただけなので内部のエアフローは良くなったかもしれない。

現状、フロントに12cm×2の吸気向きでラジエーターファンを設置していて、排気はリアの12cm一個と上部の電源ファンの排気でこれは0.3個分かなぁと思うが吸気の方が多いので排気を多めにする方が冷却効率は良さそうなので排気をサイドに持って行った。

場所はグラボの真横でグラボの廃熱を効率良く逃がしケースにこもらせないようにするのが狙い。

このメインPCは簡易水冷にしているのでCPUの温度は特に気にする事も無く十分過ぎるくらい冷やせるのだがグラボは別でグラボの廃熱を効率良くやらないと真下にあるM.2SSDとすぐ真上にあるM.2SSDの温度が上がってしまい対策前だとゲームをやると直ぐに50度は越えてしまい精神衛生上よく無いので、ヒートシンクの大きめの銅のやつに換えて対策はしたのだが40度程度で運用したいので更にサイド排気ファン12cm×2の追加でかなり効果を発揮することが出来た。

通常使用だと39度辺りをキープしてグラボの真下にあるM.2SSDはベンチマーク中43度程度に収まった。

グラボの通常使用中の温度は37度でホットスポットで49度辺りなので全体的に10度程度は低くなったので狙い通りの結果になった。

取りあえず理論的にはグラボの廃熱が目的だが、吸気にした場合どうなるんだろうか暇なときにでも確認しよとは思う。

ちなみに、ラジエーターは前面設置でプル向きにファンを取り付けているがラジエーターに対してプッシュ向きかプル向きかで色々と簡易水冷警察がいるみたいだが、これはどちらにしても大差は無い。

それに、天板に設置派、フロントに設置派もあるみたいだが、これも大差は無い。

天板に設置した場合、ラジエーターを冷やす空気はケース内の空気になるのでフロント設置よりは若干温度が下げられないと言う欠点があるので俺はフロントに設置していると言うかG-TUNEのケースにはフロントにしか設置出来ないのでそれで良かった。

更に、サイド排気を追加した事で、吸気のパワーが上がってより冷えてくれる様になるはずだ。

それと、昔はサイドパネルを外せば良いかと思っていたのだが、外すとエアフローが成立しなくなって、暖められた空気がケース内に漂ってしまい逆効果で外す場合はサーキュレーターか扇風機で風を送る必要があった。

この経験から空気を動かす事が重要だと気がついたので効率の良いエアフローを想定してファンを設置する様になった。

しかし、グラボの熱がとにかく上がりやすくASUSのグラボは0rpmで55度にならないとファンが回らないのが標準仕様なのだが、サイド排気を追加したことで通常運用でファンが回る事はまず無いし、温度が上がっても廃熱がしっかり出来るので直ぐに冷えてくれるのでサイド排気はお勧め。

ただ、ガラスパネルなんかになっているケースの場合サイド排気は出来ないので天板や底面がメッシュになっているケースにする必要がありそうだ。

新しく買ったCC560はサイドパネルはガラスだが、フロントと天板でかなり効率良く吸排気が出来るし、中も広いので別の方法でグラボを冷やせそうだ。

まだ取りあえず組み立てただけなんだが簡易水冷無しでリテールクーラーなのにi9 9900Kを十分冷やせていて定格運用だと空冷でも問題無さそうだな。

サイドパネルに穴を空けて排気ファンを増やしたのはグラボの廃熱効率を上げる為なので、通常運用中のコア温度が35度になっているので効果は10度以上下げる事に成功した。

GPUのホットスポットはコアよりも10度ほど高くなるのだがコア温度に比例して50度以下で運用出来ているのでこれは狙い通りになった。

この廃熱の餌食になっているのはEドライブにしているグラボの真下にあるM.2SSDでこのSSDはコア温度と比例して似たような温度になってしまうのだが37度で廃熱する前は42度程度まで何もしてないのに上がっていたので37度は良い感じだと思う。

HドライブはPCIeの拡張ボードに挿しているM.2SSDでこれは想定通り30度以下で室温28度と同等になった。

ケース内のエアフローとしては想定通りでCPUは簡易水冷で冷やしているのでグラボの廃熱には影響しないが、グラボの廃熱はマザーボードとM.2SSDの温度に影響していて熱風が直接浴びせられれば使っていなくても必然的に上昇してしまう。

なので如何にグラボの廃熱効率を上げるかなんだが、冷やすのは単にグラボにあるファンの回転数を上げれば良いのだがその分、廃熱も強くなるので背面の排気ファンだけでは熱風の通り道を作るので、その流れに影響するが、直接真横から廃熱しているので廃熱の影響をかなり削減した結果になった。

俺のG-TUNEのケースはガラスサイドパネルじゃないのでこう言う荒技が出来たがガラスパネルの場合は出来ないので方法はないな。

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