PTTR-300Sと180ML37の比較

PLAYTECHのPTTR-300Sを買ってからどうしても確認してみたかったことがあった。

それが、BACHのストラディバリウスと並べて写真を撮りたかったことなんだがやってみた。

ご覧の通り上がPLAYTECHで下がBACHで価格差30万円ほどもある。

BACHのストラディバリウスを買うときの消費税以下で買えるのがPLAYTECHだ。

PLAYTRECHにはあえてグリップを巻いたままにしているがそのコピーぶりに店の人と関心していたくらいだ。

このマウスパイプ部分の厚みなんかを確認してみたかったのだが、見た目同じだった。

同じ六角形で厚みも長さも全く同じだった。

違いを探して見たところ、ベルのカーブがスクウェアなのがBACHでPLAYTECHのベルはラウンド型で綺麗に丸くなっている。

チューニングスライドはどちらもスクウェアタイプで支柱の位置も同じだ。

よく見ると、3番スライドにウォーターキーがあるのがPLAYTECHでBACHには無い。

借り物なので両方真上から取ってみたかったが、とりあえず寝かせて何を確認したかと言うと、ベルとマウスパイプの接続位置を見てみたのだが、これも全く同じ位置だった。

この2本並べて取った雰囲気は同じトランペットを並べて取った様な感じがした。

この2本並べた感じなんかそっくりな雰囲気

BACH側がピンボケしてしまったが、スライドストッパーの雰囲気もよく似ていて、BACHは幅が狭くなっているが、PLAYUTECHはちょっと広めに溶接していた。

もっとじっくり取りたかったけど30万円もする楽器をおいそれと持つわけにも行かず、店員さんは白手袋しているし触らないようにしていたけど、店員さんも興味津々で見てくれていた。

これだけほぼ完璧なコピーで、溶接位置や支柱が同じ位置で材質もイエローブラス通しなので、同じ様な吹奏感になるのは当然と言えば当然なのかもしれない。

PLAYTECHの管の仕上がりも悪くないし、メッキも遜色なく綺麗にメッキされているし、後は耐久性がどうなのかと言うことくらいで、もうこれは間違いなくコピーしている中国人のコピー体質は今まではあまり好感持てなかったが、このトランペットに関しては褒めて良いレベルだろう。

これを、BACHのブランドで販売すると色々とコンプライアンス上問題あるが、ちゃんとPLAYTECHとして販売していて、プライドもへったくれも無い思い切りが好きだ。

当初渋かった3番スライドも自重で落下するまでするするに動くように仕上げているので何も問題にする箇所が無く、ピストンに関しては、店員さんにも確認してもらったが、かなりスムーズで全く問題ないと言うことだった。

もちろん、バルブの動きは元々スムーズだったが、さらに俺仕様に改造しているので問題が有ろうはずが無いわけだ。

店員さんも興味を持ったのか「重さは」と聞いた来たので持ってもらって20g程PLAYTECHの方が軽いのだがその差は感じなかった様だ。

吹いても良いと言ったけどサックスメインの担当だったのでトランペットは吹けないとのことで吹奏感は試してもらってないが、PLAYTECHの楽器は当然知っている訳で実物を見て驚きを隠せなかった様だ。

実際に並べて解ったのがベルの丸みだが、BACHは角張っていて比べるとなんか良いデザインとは言いがたいなぁと思うが、これはデザインと言うよりも音色とか吹奏感に関わる部分なので、俺は実際に試奏もしているが、この2本の吹奏感の差はほぼ無かった。

それほど、PLAYTECHのPTTR-300Sの出来が良いと言うかストラディバリウスの吹奏感までコピー出来ている程のスーパーコピーと言っても良いモデルだと思う。

この30万円の差って一体どう解釈すれば良いのか疑問さへ沸いてくる。

とにかく、やってみたかった事が出来てすっきりしたと言うお話。

まぁ格安楽器を買いもしないで吹きもしないで評価する連中が多いだろうし、中学生なんかの質問でPLAYTECHの楽器はと言う回答に、中国製はなんちゃらかんちゃらと適当に調べもしないで回答するのは恐らくBACH吹きでは無いかと想像しているが、これは俺の偏見。

気になったら実際に自分で確かめないと気が済まない俺はちゃんと自分で確かめて、PLAYTECHのトランペットは全く問題ないと言い切れる。

ただし、ちゃんと自分でメンテナンス出来ないと色々とお金もかかるし手がかかるとだけは言っておくが、そんなに難しい事でも無いので今はPLAYTECHで、いずれはBACHと思う中学生なんかのお年玉で買えるコピーはかなりレベルの高いスーパーコピー製品だと言える。

 

 

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