ここに、BACHのトランペット用の真鍮製バルブガイドが「一個」1815円で販売されている。
一個1815円だよ
これ、メルカリとかヤフオクなんかでも時々探してみると3個セット4千円とかで売っている場合がある。
参考までに、YAMAHAの真鍮製バルブガイドは「一個」320円。
これなら解る。
だから、3個で1580円なら解る。
これは、BACH用なので輸入した際の関税、送料などあるだろからYAMAHAより高くても致し方ないが、それでも一個単価で527円程度となる。
なので、こういう細かい部品はサウンドハウスでしか買う事は無いのだが、お店で売っている新品が一個1850円と3個セット1580円で何が違う?
3個セット同士の差なら、これも理解出来る。
それと、合理的に考えてもこんな小さな部品で材料が真鍮製で一個千円超える価格になろうはずが...
と言う事でトラペットステーションとサウンドハウスを比較して価格の相場という物をチェックするのだが、まぁ楽器のパーツでサウンドハウスより安く売っているところは見かけたことが無いので、最終的にサウンドハウスにたどり着いてしまうわけだが、この余りにもの差がある部品があってスゴく気になる。
(ZORROのバルブガイドをメタル製にする場合はBACHのメタルガイドがそのまま流用出来た。)
真鍮製のバルブガイドは俺にとってはトランペットの必須アイテムで、YAMAHAとBACHの物しか知らないが大抵削ればどのメーカーのトランペットにも嵌めることが出来るので重宝している。
今回のZORROにもBACHのバルブガイドがそのまま使えたが、2番ピストンだけ調整が必要で、ヤスリで削る必要は有ったが、少し削って使える様にした。
この真鍮製のバルブガイドはZORROを買ったジョイブラスでも5千円する。
HINOモデルは最初から真鍮製のバルブガイドが装備されていて、プラスチックのバルブガイドも付属していた。
色々と楽器のパーツを買ってきたが、この真鍮製のバルブガイドだけは注意が必要で、この価格差を不思議に思わず平気で販売しているショップにも相当問題があると思うし、買ってしまうユーザがいるのも問題だろう。
どんな物でも適正価格と言う事を考えてから手を出すべきで、特に楽器系のパーツは他で代用がきく物が多数あるので、いきなり買うのでは無く一呼吸置く必要がある。
とりわけ、楽器の収納バックなどは「カバン」と言う観点で物を見ると、とても買う気にはなれない。
代用する場合は、カメラのキャリーケース、リュックなどがお勧めで、カバンという概念で見ても品質が良く機能的で楽器用より断然安い。
しかも、カメラのレンズなど軒並み楽器よりも高額の商品を収納するカバンなので、精密性は楽器よりも遙かに高い為、パーティションが結構大量にはいっていて、色々な仕切りを自由に組み立てることが出来るものが多い。
俺がトランペットの移動で使っているキャリーケースなんか、ヨドバシカメラでポイントもあった関係で1万7千円で買っている。
このキャリーケースなんか、キャスターがしっかりしているし、パーティションは殆ど使わないので外したが、トランペットなら3本、フリューゲルホルンとトランペットとか、俺の場合、トランペット2本とミュート3種類に他の備品などを真ん中に収納して移動していて、譜面台はカメラの三脚をいれるサイドポケットがあるので、そこに突っ込めば完璧な楽器収納キュリーケースになる。
これを楽器専用のケースとして探すと、トリプルのキャリーケースで4万から5万位だろうか。
それも三流のキャリーケースの仕様で外見だけでも安っぽく見えてしまう。
それと極めつけはこの譜面台スタンド。
こんな物が1400円もする。
当時探していたときは3千円くらいしていてビックリして他の代用品を探した。
こちらは、探していた当時は500円で買えたのだが今は700円と値上がりしているが、まだこちらの方が使い勝手が良くて安い。
見て解るとおり、譜面台のポールの部分に挟み込むタイプで使い勝手は良く、譜面台の下の方に装着すると外での演奏時でも譜面台を安定させる低重心な譜面台になって、多少の風が吹いても倒れない環境を構築出来る。
ミュートやマウスピース、チューナーにペットボトルを置いている。
まぁとにかく「楽器」用と言うのはぼったくりで買うのがアホらしい物ばかりで、マウスピースポーチなんか買うのが馬鹿らしいし、トランペットを収納する布袋なんか確か2千円もする。
BACHのトランペットで最初から付いている収納用の巾着袋だが、俺は100円ショップでマイクロファイバー製のタオルを買ってきてミシンで縫って自作した。
楽器周りの小物はとにかく一般製品で代用が出来る物の方が多いので自作するか、代用するかでパーツには最低限の費用をかけて楽器本体にお金をかける方がよっぽど健全ではないかと思っている。
いくら俺が器用だといっても楽器そのものは格安楽器の2万円のトランペットと言えども作る事は不可能だ。
なので、おれがPlayTechの格安楽器をこよなく愛しているのも楽器本体は自作出来ないのでアッセンブリーとしての認識で入手している。
それから、ピストンの調整とか楽器自体の調整を自分でやって仕上げて生かしてみると、メーカー物の高級品と同等以上の性能を発揮することが出来るのだ。
マウスピースなんかは自作出来ないのでしょうがないが、旋盤自体は使ったこともあるし、旋盤のプログラムなんかもFANACだが書いた事がある。
当時は、FANACといっても大型バスのバンパーとか、エンジンの部品ばかりで当時は楽器なんかやってなかったのでマウスピースを作るなんて思いもよらなかったが、あの当時も楽器続けていれば自作マウスピースを作ったかも知れない。
まぁ機会があれば旋盤を使って仕事をしている知人は多いので話のネタに試作してみたいなぁなんて思った事はある。
まぁ何れにしても自作や代用費で賄えない物は仕方が無いが、代用出来そうな物は想像力を働かせて色々と環境を整えるのも楽器演奏に関連してモチベーションも上がって楽しいものだ。
ミュートの自作なんかは比較的やりやすいと思うなぁ。
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