QiYiの9cmキューブのマグネット化

9cmキューブは4個持っていて2つはDIYマグネット化でDianshengの9cmはメーカーが本気で作った9cmキューブでマグネット化以外にもバネのテンションを10段階で切り替える機構が実装されていてQiYiの倍、よくわからんメーカーの9倍って書くとややこしいな。

Dianshengの9cmキューブ(マグネット版)は約2700円、QiYiの9cmキューブ(マグネット無し)は1200円、heshuの9cmキューブが300円と言う価格設定だ。

そして、今回QiYiの9cmキューブを本気でマグネット化する磁石は8mm×3mmのマグネットだ。

まぁ1個10円として、48個いるので480円の追加費用をかけてマグネット化にする。

して、マグネット化する方法は超簡単なので簡単に説明してみる。

まず、キューブを無理せずセンターキャップどれか一個を選んでネジを緩めセンターキャップ毎引っこ抜いて安全に分解する。

購入直後なので油がじんわりと塗ってあるので適当に拭くが、そんなに綺麗に拭き取る必要は無い。適当でOK

そして、パーツは大きいので56mmキューブの分解とかと違いとてもやりやすく指でつまんで引っ張れば簡単に最小単位の部品に分解出来る。

この時、エッジキューブのパーツは突起ではめ込んでいる簡単な作りなので、ピンを曲げたりおらないように真っ直ぐ引っ張り外す。

コーナーキューブは3つのパーツを上手いことはめ込んでいるので足の部分を基点に広げて行くと簡単に分離出来る。

エッジキューブは全部で12個で2つのパーツで構成されているので部品は24個

コナーキューブは8個で3つのパーツで構成されているので24個と同じ数になりそれぞれのパーツに磁石一個付けるので最低48個必要になる。

磁石は外側にひっつく側の極性を持って行ってパーツの中に一個落とせば勝手に壁に吸い付いて向きもあってくれる。

ただ、画像の青のエッジキューブの磁石設置位置はNGなので、最初の一個は組み立てた状態で磁石の位置を確認する為にコーナーキューブも用意する。

コーナーキューブも中にリブが入っているが、エッジキューブと同じ位置ではないので、コーナーキューブとエッジキューブがピッタリと合う状態にして両方に磁石を落としてまずはくっ付けて位置を確認する。

そして、どちらかに接着剤を垂らして磁石を固定して残りのパーツも全く同じ位置になる様に磁石を貼り付けていく。

俺のやり方はパーツを分解して最初にエッジキューブだけに全部の磁石を同じ位置に貼り付ける。

この時、磁石の極性も全く同じにするのが重要で適当に貼り付けるわけでは無くN極がS極かは調べる必要は無いが、いずれにしても貼り付ける極性は全く同じにする。

磁石の位置は、パーツの中の突起の根元に合わせるとピッタリと固定出来るので俺はその位置にしている。

エッジキューブの磁石の貼付が終わったら、次はコーナーキューブのパーツでエッジキューブとコーナーキューブをひっつけて真っ直ぐにした状態で最初に大体の位置にボンドを乗せておいて、後はコーナーキューブ側に磁石を落としてやれば勝手に吸い付いてくれるので磁石の力に任せれば良い。

最初にエッジキューブの極性を同じにしているので、コーナーキューブに磁石を落とせば勝手に磁石同士で良い感じになる様にひっついてくれるのでここは超楽ちん。

これを繰り返して48個の磁石を貼り付けるのだがコーナーキューブに貼り付ける磁石の位置もブレないようにする為に、合せるエッジキューブをどれか一個決めて、それにコーナーキューブを全部合わせていくと完成させたときに全部同じ位置になるのでかなり良い感じの効き目になる。

磁石を貼り付けたコーナーキューブを残りのエッジキューブに貼り付けて、エッジキューブとコーナーキューブのペアを作っておくと、接着剤の上に乗せた磁石が勝手に押さえ込み合ってしっかりと張り付いてくれて多少ラフに扱っても取れる事は無い。

ちなみに磁石を貼り付ける際は色は関係無いので組み合わせたときの位置が真っ直ぐになっているようにする事が重要で磁石を全部貼り付け終わった時に、実際の色の組み合わせでパーツを貼り付けていくが、完全に分解しているのであえて日本配色に組み直すと言う事も出来る。

9cmキューブには直径8mm×厚み3mmが丁度良い感じで、GAN356Mくらいの感じの吸着力は出た。

パーツに磁石を貼り付けているだけの時は、ちょっと強すぎたかと思ったが、最後に組み立て直したら丁度良い感じになった。

余り強すぎても本末転倒になるが、ここは色々実験してどのサイズが良いかは勅勘で合せた。

この3種類の9cmキューブの材質はそれぞれ違っていて、QiYiはちょっと固めでShengsoは丸っぽい感じでHeshuの9cmキューブが一番安っぽいてこれは見ただけで分かるし他のキューブと比較するまでも無く、チープ感満載なのに、磁石化した事で、今度は一番回しやすくなって磁石の数は同じなのに一番軽いが、回しているときに音は抜群に大きく普及サイズでいくらやかましいキューブがあってもHeshuの9cmキューブは群をぬいてやかましい。

最後に、磁石化したQiYiのキューブは相当出来が良くて、古い方はちょっと磁力が弱かったので今回の8mm×3mmに辿り付いた。

とにかくこの9cmキューブは楽しい。

あぁそれとバネチューンは必須で、左のバネが恐らく線径0.5の10mm長のバネなんだが、これを線径0.4mm×15mmのバネに変更する。

ネジはセンターキューブ内で底付きまでカッチリと締めておかないとポップしてしまう為カッチリ締める必要があって、一般的にネジを緩めて調整すると思っているだろうが、それはNG行為で、ネジをゆるめて調整しなければならないキューブは一般サイズの56mmキューブが多く、ネジの締め具合で調整する場合は、ネジ穴にボンドを少し垂らしておかないと結局Solve中にネジ自体が回転して外れてポップする事に繋がる。

ポップすること自体は致し方ないのだが、その際に、ネジやバネがどこかに飛んで行ってしまいストックがあるなら別だが、特にネジを無くしてしまうとキューブが元に戻せなくなるので後は部品取りになってしまう。

キューブのネジは独特で先の部分だけネジが切ってあってストレートの皿ネジが一般的だが、安いキューブの場合ネジの頭がフラットでは無くて丸まっている一般的なネジ頭になっている。

チューニングする場合のコツは、バネを外してネジだけを底付きまで回してキューブを組み立ててみて、どのくらいの隙間、ストロークがあるかをチェックするが、この時既にキューブが回らない場合はネジをゆるめて調整するしか無い余りおすすめ出来ない構造のキューブと言える。

ストローク、隙間が残る場合はその隙間の長さ分のバネを色々変えてみると良い。

ストロークの弾力がコーナーカットの性能に直結するので9cmキューブの場合このストロークは5mm当たり比較的しっかり取れるので10mmの固めのバネを付けておけばポップ耐性と回転の滑らかさは得られるので初期状態はその形で提供されている。

ただ、丁度良い長さ、強さなので折角磁石を付けても、ブインと言う磁石で止まる効果を感じにくくなって、ここが調整のしどころで線径0.4mmで長さ15mmの6mm径のバネが上手いこと填まった。

回転はスムーズそのものでありながらキューブをじっくりと押さえ込めて磁石でしっかり止まる理想回し心地に設定出来た。

確認はM回転が軽く出来るかどうかで、MUMUMUMUとかの回転は結構使うのでこれがまずスムーズにトリガーアクションで動作するかとついでにS回転、E回転、E回転も比較的良く使うのでこの回転も重要だ。

S回転は使ったことが無い

折角バネチューンを実施する場合は、ワッシャーも嵌めておくとよりスムーズで特にバネ無き対策になる。

今回の改造はほぼ完璧な改造で、磁石の効き、回転のスムーズさPOP耐性を重要視した改造で、コーナーキューブだけが知らない間に回転してしまうと言うピボットも発生出来ないほどカッチリ設定だ。

カッチリ設定なのでコーナーカットはオンザライン出来なくは無いが90%当たりまでならより軽く実施出来る調整で、前の磁力弱めの方は、比較的コーナーカット性能を上げていて何度かポップさせてしまいネジ部分にも少しだけボンドを垂らしていて、今の状態以上の修正は出来ないが仕上がりはまずまずの状態だが、この完璧な設定が出来たキューブを前に改造が甘かったと反省。

磁石は8mm×3mmはかなり強めなんだが組み立ててしまうと丁度良くなるので、磁石の強弱は厚みよりも直径重視が良さそうだ。

8mmは普及サイズのキューブには強すぎる感じがするので普及サイズで磁力が欲しい場合は6mmから7mmが良いかと思う。

ゼリーキューブには6mm×3mmのマグネットを追加したので磁力はそこそこ強めでメインキューブにしているがゼリーキューブのマグネット化もこの9cmキューブ同様に実施可能でかなり回しやすくなっている。

しかし、ここまで改造するとメーカーが本気で作った9cmキューブを凌駕してしまった。

Dhianshengの9cmキューブはそれはそれは良い作りではあるが、余りにもポップ耐性が弱いのだが、ネジは底付まで回してあって10段階の10の強さにしても、簡単にピボット(コーナーキューブがあらぬ方向に回ってしまう)出来るのでもう少し強めのバネに交換しようかと思っているが、このキューブのバネはまた独特で少々径の大きいバネが仕込まれているので手持ちのバネでは収まる物が見つからなかったので純正の状態のまま使っている。

ちなみにこの球キューブもマグネット化したことでようやく回せる様になって、Tパームも慣れたので結構普通に回せる様になって、時々Solveして遊べるキューブになっている。

ただ、非常に回すのにコツが必要で、面が1つも無いので球の芯を突かないと左右上下にぶれる、ビリヤード的な動きをして読めないのが難点だな。

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