ポケットトランペットを侮るなかれ

練習再開でようやく趣味にトランペットも合奏で吹けるようになって、8ヶ月かかって届いたZORROⅡもようやく合奏で試す事が出来て、宣伝文句通りの鳴りの良さにちょっと感動。

他にもこれはこないだ入手したばっかりの島村楽器のショーケースにずーっと放置されて誰も触らなかった変色していたポケットトランペット

新品なのに、実に可哀想で普通よりも安くなっていたので思わず買ってしまった、ポケットトランペットだ。

ペットショップにいって、可愛い子犬や子猫を思わず衝動買いしてしまうのと同じ様な感覚なんだが、銀メッキは放置すると最初は黄ばんできて、もっと放置すると紫色とかとにかく変な色に変色してしまうのだが、それに近いレベルだった。

勿論、シルバーポリッシュで磨くとピカピカに元通りになるのだが、銀メッキは日頃の手入れは重要だ。

それに、ポケットトランペットの利点は机の上にオブジェのように置いておくことが出来て小さいのでさほど邪魔にもならずいつでも鳴らす事ができるので置いている。

このポケットトランペットだが、前にAmazonで余りにも安物をかってしまい、管が暖まってくると直ぐに1番ピストンが戻らなくなったり、ピストンを真横から見ると真っ直ぐに揃って無くて段違いになっていた。

こうなると、楽器の精度が悪すぎてピッチも合わないし流石に合奏では使えず完全にオブジェになってしまったが、この島村楽器ブランドのポケットトランペットは精度も良く、ピストンのコンディションも良いので普通に合奏でも使う事ができた。

練習では曲を決めて中島みゆきの時代が楽団のレパートリーにあるのだが、トランペットのソロ部分も多く、この曲で使う様にしている。

何故「時代」にしたかと言うとかなりブレス無しでロングトーンなフレーズをレガートで演奏するのでZORROやHINOモデルではちょっと息が入りすぎて持たなくなって変な所でブレスしたくなってしまう。

そこで、ポケットトランペットの適度な抵抗を活用して息継ぎを極力せずにレガートでソロパートを吹ききる事ができるので便利に活用している。

それに、音色が良い。

勿論、ベストブラスのマウスピースとの相性にも問題無くスゴくゆるくならしても楽器が鳴ってくれるのでこのポケットトランペットは当たりだった。

今活用しているのがラッカーモデルだけになってしまったので銀メッキの楽器の響きをポケットとラペットで取り戻している。

今まで銀メッキ、ラッカーと塗装なんか全く気にしてなかったのだが、コロナ禍で練習再開までの5ヶ月間、十分唇を休めたせいか、柔らかさも維持出来ていて、前よりもかなり楽にならせる様になっていた。

途中、プラクティスミュートを使って曲を忘れない様にチョイチョイ鳴らしてはいたのだが、プラクティスミュート無しでも夜中に極小音で演奏出来るのでいい練習になったと思っている。

トランペットの練習で大事なのはもっとも小さい音で演奏する事だと思っていて、この極小音で演奏するには唇の柔軟性が重要になってくる。

唇が柔軟だと小さい息でも振動が始まり楽器に伝わり小さい音を鳴らすことが出来る。

大きい音はいつでも出せる訳で、大きい音ばかり鳴らしていると唇が硬くなる。

なので、この練習の出来ない時期、防音室も無いし、カラオケボックスも閉まっていたのでどうする事も出来ず、極小音の練習を自宅でやっていた事が良い方向になったのではないかと考えている。

唇がやらかいのはハイトーンでも効果があるし、バテにも影響がある。

なので、ミュート無しでマンションなどの集合住宅で夜中に演奏してクレームが入らない様に出来ればかなり上達しているのでは無いかと思う。

それにこのポケットトランペットが余りにも普通過ぎて、合奏でも十分活用出来る事がわかってがぜん、お気に入りになってしまった。

ただ、一つも代なのはとにかく持ちにくくて手が痛くなるのでずーっと使う事が難しいのがデメリットだな。